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「顧客の創造」がマーケティングの目的である

生活情報のプロによる「1次情報」発信が
強力な消費者データを呼び込む

ライオン|オウンドメディア

河合起季
2015年12月16日
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日用品メーカーの大手、ライオンが昨年10月からオウンドメディア「Lidea」(リディア)の運営を始めた。「暮らしのマイスター」と呼ばれる生活研究のプロが発信する"お悩み解決情報"が直接、商品の売上増加につながるのが、このサイトの強みだ。得られた消費者データは、いまやプロモーションにも不可欠な情報となっている。

5人の専門家が
生活者の悩みを解決

ライオン 宣伝部 デジタルコミュニケーション推進室 中村大亮氏

 「“野外フェス”で汗まみれになったTシャツのニオイは落とせる?」「子どもが公園で遊んだ泥汚れの落とし方は」――こんな暮らしの中で生じる悩みを解決してくれるのが、ライオンの生活情報メディア「Lidea」(リディア)だ。「暮らしのマイスター」と呼ばれる5人の専門家が生活者の疑問や悩みに答えたり、日々の暮らしの彩りになるようなコンテンツを展開している。

 オウンドメディア開設の背景として、ライオン宣伝部デジタルコミュニケーション推進室の中村大亮氏は「消費者の間で、疑問を解決したい時にPCやスマホで検索するのが習慣化していること」に加え、次の点を挙げる。

 「もともと、健康で快適な暮らしに役立つ生活情報を研究する『ライオン快適生活研究所』を2011年に設立し、オーラルケアなど4つの情報サイトでLideaと同じような情報を発信してきました。ただ、ユーザーがどんな情報を見て、どの商品を購入したかといったさまざまなデータも制作ソースも分散していたため、それらを一本化して集結させることにしたわけです」

 Lidea開設と同時に、社内データを一元化して分析するDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)を導入し、マーケティングや広告戦略に活用している。たとえば、LideaではDMPを活用したユーザーレコメンド機能を搭載し、ユーザー一人ひとりに合ったお勧め記事がトップ画面や記事ページに表示される。生活情報からブランドサイトへの導線も整えた。

情報のクオリティと
信頼の高さが強み

 Lideaに登場する「暮らしのマイスター」は、オーラルケア、ヘルスケア、洗濯、リビングケアの4分野について、研究キャリアと専門知識を持つプロフェッショナルだ。

 言うまでもなく、ネットで検索した情報が必ずしも信頼できるとは限らない。しかし、プロのマイスターが発信している情報であれば、信頼度はグンと上がる。実際、Lideaのコンテンツはグーグル検索でも上位に表示されることが多い。この情報のクオリティと信頼の高さは、ライオンの事業にも直結する重要なファクターとなっている。

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顧客の創造とは、自社の顧客基盤を拡大することである。そのためにはマーケティングとイノベーションが不可欠である。顧客第一主義や顧客のセグメンテーションへの盲信から抜け出し、イノベーションを軸に顧客との新たな関係性の構築をすすめる企業と、マーケターの考え方を探る。

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