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日本のVRゲームにくぎ付け!韓国オンラインゲーム展示会「GSTAR」開催、

2015/12/16
趙 章恩=ITジャーナリスト (筆者執筆記事一覧
出典:PC Online 2015年11月20日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 2015年11月12日から15日まで、釜山のBEXCO展示場で韓国インターネットデジタルエンターテインメント協会が主催する、韓国最大規模のオンラインゲーム展示会「G-STAR(Game Show and Trade All Round)」が開催された。GSTARは今年で11年目を迎える。2015年のGSTARは、35カ国633社、展示ブースの数は2636、訪問者数21万人と歴代最高記録を更新した。

 11月12日は、韓国の大学受験日であった。遅刻しそうになった受験生を、警察がパトカーや白バイに乗せて試験会場まで走る、日本でもお馴染みのあの場面が、全国で繰り広げられる日でもある。受験が終わった開放感からか、受験のためにできなかったゲームの世界が気になってか、GSTARは受験を終えた高校生らが遊びに行く場としても非常に人気がある。

 とにかく人気の展示会だっただけに、どのブースも入口は長蛇の列。2時間待ちは基本、ゲームは5分ぐらいしか体験できないという状況が続いた。

 2015年の目玉は、モバイルゲームが充実していたNEXON、イベントで当選した人しか入れなかった秘密基地のような4:33(モバイルゲーム流通会社)、美少女VRで韓国のゲーマーを興奮させたソニー・コンピュータエンタテインメントコリア(SCEK)、セクシーな受付嬢がいたTwitch.tvだった。NEXONは300ブース規模でオンライン・モバイルゲームを展示し、ひと際目立っていた。Twitch.tvはAmazon.com が提供するゲーム専門ライブ配信サイトで、G-STAR会場の様子をライブ配信した。

 参加者の間でもプレスの間でも人気だったのは、なんといってもSCEKが展示した美少女VR(仮想現実)ゲーム「サマーレッスン」だった。体験するためには4時間待ち。先着で配ったQパス(ファストパス)は、5分で配布完了するほど大盛況だった。プレーステーションVRは、他のVRデバイスより軽くて着用感もよく、長く被っていても問題なさそうだった。

写真●G-STARのLG電子ブース
11月12日~15日、韓国のオンラインゲーム展示会「G-STAR」でLG電子は34型モニターやゲーマー向けノートパソコンを展示、韓国でも正式サービスが始まったファイナルファンタジーXIVを実演した(出所:LG電子)。
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 プレスに対しては、特別に開場前に体験できるようブースを公開してくれたが、ここでも記者達が「サマーレッスンをするためだけにソウルから釜山まで来た!」と大騒ぎしながら並んで待っていた。他のブースの社員らも並んで待つほど「サマーレッスン」の威力はすごかった。体験した人は、みんな「リアルすぎてドキドキ」と赤ら顔で満足そうだった。SCEKによると、プレーステーションVRは2016年に正式発売されるという。

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