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かんそうブログ

感想と悪口を書くかんそうブログ。

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美容室が嫌すぎる

美容室というか「髪を切る」という強制定期イベントが昔から死ぬほど嫌で自分の中ではもう「髪を切る」=「神を斬る」くらいの大イベントで、毎回ゴッドイーターになった気分を味わってます。それで毎度毎度、黄金の爪手に入れた後みたいに一歩一歩ストレスをエンカウントしながら向かうはプロペラが回りボサノバ調のJ-POPカバー曲のかかる小洒落た美容室。

なんかアイツら話通じてないのか、俺の伝え方が悪いのか満足の行くような仕上がりにしてもらったことが一度もない。そもそも「美容室」なのか「美容院」なのかを美容師同士を毒ガスで眠らせて無人島に送り込んで首輪に爆弾付けてバトル・ロワイヤルではっきりして欲しいというのもあるし、俺がいっつも「2センチ切って下さい」って伝えて落ちた髪の毛を眺めていつも思うのが「お前らの2センチ長くねえか」ってことなんですけど。なんか俺の世界の2センチと美容師の世界の2センチ違う。

いや、俺だって「髪を梳く」という言葉を知らないわけじゃないです。俺が「2センチ切って下さい」って言ったら聞こえるか聞こえないかの声量で「はいー、軽く全体的に梳いていきますねー」なんて毎回軽口を叩いてるのには気付いてるんで。もしかしたら俺の勘違いで「神を好く」っていう宗教的な言葉かも知れませんけど。

とにかく、その「すく」という行為のお陰でいつも家に帰って鏡を覗くと「頭ちっちゃ、髪少な!」と散髪したことを2秒で後悔する。

もうそんなんだったら、わかりました、こっちにも考えあるんで。じゃあとりあえずカットの時は俺の眼球と美容師さんの眼球を取り替えてくださいよ。そしたら美容師さんから覗いて俺指示しますんで。それなら後から美容師さんのせいにすることもないし、Win-Winじゃないですか。切り終わった後に鏡を開いて襟足見せられる謎の時間もない。自分の後頭部見せられてどうすりゃいいだよ。「切りすぎなんで戻して下さい」つったら戻してくれんのか。

多分、俺の伝え方が悪いのと自分の髪質のせいっていうのは重々承知しているわけで、生まれつきの髪量の多さゆえに「セットとか大変だろうなー」っていう親切心で「多めに梳いておきますね」って言ってくれていて、こっちもこっちで正確にヘアスタイルを伝えられる技術が皆無なんで美容師が言う「多め」っていうフワッとした裁量に身を委ねるしか無いから「あ、ハイ」なんて空返事するしかない。でもね、別にヘアモデルみたいにドライヤー&ワックスでグワングワン髪遊ばせたいわけじゃないんですよ。つーか「遊ばせる」ってなんだお前。こっちは遊びじゃねえんだ。無難にしろ無難に。ジャルジャル後藤とか西島秀俊みたいな髪型でいいんだ。間違ってもオダギリさんちのジョーくんみたいな髪型だけはやめてくださいすいませんごめんなさい。

そもそも、上手に自分の希望を伝えられないんだったら、カッコイイと思った髪型の芸能人の写真やヘアカタログを見せたりすればいいとお前らは言うが、そんな嬢にスマホでエックスビデオ見せて「こんな感じでやっちゃって下さい」みたいな行為できるか。

(この記事は髪のセットする時間が短縮された15分を使って書かれた)