医療介護ニュース > 医療・看護
RSウイルス流行本格化、今年最多の患者数- 調査開始後で3番目の多さ
乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症が今年最多の患者報告数となっていることが15日、国立感染症研究所が公表した11月30日から12月6日までの週の患者報告で分かった。調査を開始した2003年以降で3番目に多い報告数となっており、患者が増加傾向の自治体では手洗いやマスクの着用といった予防策の徹底を求めている。【新井哉】
【関連記事】
院内感染による損失を考える(2015/08/07)
インフル集団発生、病院や施設でどう対処?(2015/01/13)
認知症患者が結核排菌、院内徘徊で集団感染(2014/06/11)
セレウス菌感染症を防げ! 国がんに学ぶ(2014/05/14)
起因菌同定前に抗MRSA剤投与義務を認定(2014/02/26)
国立感染症研究所や各都道府県がまとめた11月30日から12月6日までの週の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所)によると、全国の定点当たりの報告数は前週比10%増の2.32人となった。
都道府県別では、香川が7.79人で最多。以下は鳥取(7.21人)、福井(5.23人)、愛媛(4.68人)、奈良(4.62人)、福島(4.3人)、大阪(4.05人)、長野(3.94人)、石川(3.72人)、富山(3.48人)、三重(3.31人)、栃木(3.29人)などの順だった。
前週に比べて約1.4倍の報告数があった香川県は「全ての地区で増加している」と指摘。同県内では中讃(9.89人)と高松市(7.7人)の保健所管内で多かった。県内全域で流行中の鳥取県も「報告数は過去5年で最も多く、さらに流行が拡大する恐れがあるので注意が必要」としている。
RSウイルスは、呼吸器感染症の1つで、感染から2−8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。患者のほとんどは軽症で済むが、小児を中心に重症化するケースもある。
医療経営CBnewsマネジメントはこちら
医療業界従事者必須!CBニュースの会員様限定サービスのご案内
医療業界の「最前線」を知る
専属の記者が医療介護業界の発展に役立つ記事を配信
無駄のない、情報収集を
メルマガ配信サービス
情報を整理し、活用する
キーワードアラート機能、スクラップブック機能
上記のサービスは会員登録していただけると無料でご利用いただけます。
CBニュースからのお知らせ
年末年始休暇のお知らせ
株式会社CBnewsは、12月29日(火)から新年1月3日(日)まで、
通常業務をお休みさせていただきます。
お問合せへの対応は、4日(月)からとなりますのでご了承ください。
CBnews会員ログイン
アクセスランキング
※みんなが読んでる!最新の日別アクセスランキング
医療・看護カテゴリランキング
タイアップ記事
この記事にはまだコメントがありません、コメントを投稿しませんか?
既に会員登録をされている方
ログインしてコメントを書く
会員登録がお済みでない方
完全無料 CBニュース会員登録