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2015年12月15日 19時00分

RSウイルス流行本格化、今年最多の患者数- 調査開始後で3番目の多さ


 乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症が今年最多の患者報告数となっていることが15日、国立感染症研究所が公表した11月30日から12月6日までの週の患者報告で分かった。調査を開始した2003年以降で3番目に多い報告数となっており、患者が増加傾向の自治体では手洗いやマスクの着用といった予防策の徹底を求めている。【新井哉】


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 国立感染症研究所や各都道府県がまとめた11月30日から12月6日までの週の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所)によると、全国の定点当たりの報告数は前週比10%増の2.32人となった。

 都道府県別では、香川が7.79人で最多。以下は鳥取(7.21人)、福井(5.23人)、愛媛(4.68人)、奈良(4.62人)、福島(4.3人)、大阪(4.05人)、長野(3.94人)、石川(3.72人)、富山(3.48人)、三重(3.31人)、栃木(3.29人)などの順だった。

 前週に比べて約1.4倍の報告数があった香川県は「全ての地区で増加している」と指摘。同県内では中讃(9.89人)と高松市(7.7人)の保健所管内で多かった。県内全域で流行中の鳥取県も「報告数は過去5年で最も多く、さらに流行が拡大する恐れがあるので注意が必要」としている。

 RSウイルスは、呼吸器感染症の1つで、感染から2−8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。患者のほとんどは軽症で済むが、小児を中心に重症化するケースもある。


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