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国連安保理 南スーダンのPKO延長を決議12月16日 6時32分
国連の安全保障理事会は陸上自衛隊が参加しているアフリカ、南スーダンのPKO=平和維持活動について、武力衝突が続くなかで引き続き、市民の保護などに当たる必要があるとして、来年7月末まで任期を延長する決議を賛成多数で採択しました。
南スーダンではキール大統領が率いる政府軍と、前の副大統領を支持する反政府武装勢力との間で、ことし8月に停戦合意が交わされたものの、その後も衝突が繰り返されており、今もなお、およそ18万人の市民が国連のPKOの施設で避難生活を送っています。
国連の安全保障理事会は南スーダンのPKOの任期が切れる15日、「引き続き、市民の保護などに当たる必要がある」として、来年7月末まで任期を延長する決議を賛成多数で採択しました。
ただ、政府軍と反政府武装勢力を問わず、平和や安全を脅かす勢力に制裁を科す可能性が決議に盛り込まれたことについて、安保理理事国のうち、ロシアとベネズエラは、「PKOの任期とは関係なく、南スーダン政府に不要な圧力をかけるものだ」などとして、棄権しました。
南スーダンのPKOには日本の陸上自衛隊も参加し、首都ジュバを拠点に道路の整備などに当たっており、来年3月に施行される安全保障関連法に基づいて、いわゆる「駆けつけ警護」などの任務が追加されるかどうか注目されていますが、中谷防衛大臣は先月、来年5月まで派遣される部隊に関しては新たな任務を追加しない考えを示しています。
国連の安全保障理事会は南スーダンのPKOの任期が切れる15日、「引き続き、市民の保護などに当たる必要がある」として、来年7月末まで任期を延長する決議を賛成多数で採択しました。
ただ、政府軍と反政府武装勢力を問わず、平和や安全を脅かす勢力に制裁を科す可能性が決議に盛り込まれたことについて、安保理理事国のうち、ロシアとベネズエラは、「PKOの任期とは関係なく、南スーダン政府に不要な圧力をかけるものだ」などとして、棄権しました。
南スーダンのPKOには日本の陸上自衛隊も参加し、首都ジュバを拠点に道路の整備などに当たっており、来年3月に施行される安全保障関連法に基づいて、いわゆる「駆けつけ警護」などの任務が追加されるかどうか注目されていますが、中谷防衛大臣は先月、来年5月まで派遣される部隊に関しては新たな任務を追加しない考えを示しています。