安倍首相警護のインド警察官死亡 訪問時、ひき逃げされる お悔やみのメッセージ伝える
【ニューデリー=岩田智雄】安倍晋三首相のインド訪問時に警備に当たろうとしていた男性警官がニューデリー市内で車にひき逃げされて死亡する事件があり、現地の日本大使館員が15日、警官が所属していたパラム警察署を訪ね、安倍首相のお悔やみのメッセージを伝えた。
同警察署と日本大使館によれば、この警官は、ビレンドラ・シンさん(30)。今月、安倍首相が日本へ帰国する際、首相車が通る空港までの道路の警備に向かう途中、車にはねられ死亡した。車はそのまま逃走した。事情を知った首相がシンさんの家族に宛てたメッセージを大使館員を通じて警察署に届け、間もなくシンさんの故郷である西部ラジャスタン州に戻った妻、1歳と2歳の2人の子供の元へ伝えられた。警察署長は大使館員に謝意を伝えたという。