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FRB公開市場委員会始まる 利上げ判断へ12月16日 4時30分
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アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は15日、2日間の日程で金融政策を決める会合を開始しました。市場では、FRBがこの会合でリーマンショックのあと7年間にわたって続けてきた異例のゼロ金利政策を解除して利上げを始め、日本やヨーロッパに先んじて大きな政策転換に踏み出すという見方が強まっています。
FRBは15日から、ワシントンで金融政策を決める公開市場委員会を2日間の日程で開始しました。
会合では、FRBがリーマンショック後深刻な不況に陥ったアメリカ経済を支える異例の措置として、7年間にわたって続けてきたゼロ金利政策を解除して利上げを始めることを協議しています。
アメリカ経済は一時10%まで悪化した失業率が5%ちょうどまで改善し、FRBが目指す水準にほぼ達し、就業者も堅調に増加しています。また、イエレン議長も講演で、「アメリカ経済はFRBの見通しどおりに改善している」と、景気の先行きに自信を示しています。このため、金融市場ではFRBが今回の会合で2006年6月以来、9年半ぶりとなる利上げに踏み切る公算が極めて大きくなっているとみています。
FRBの利上げは、日本やヨーロッパが大規模な金融緩和頼みの状況から抜け出せないなか、アメリカ経済が、いち早く立ち直ったことを象徴する決定となります。注目の利上げの判断は日本時間の17日早朝に発表され、FRBのイエレン議長が記者会見して決定内容を説明する予定です。
会合では、FRBがリーマンショック後深刻な不況に陥ったアメリカ経済を支える異例の措置として、7年間にわたって続けてきたゼロ金利政策を解除して利上げを始めることを協議しています。
アメリカ経済は一時10%まで悪化した失業率が5%ちょうどまで改善し、FRBが目指す水準にほぼ達し、就業者も堅調に増加しています。また、イエレン議長も講演で、「アメリカ経済はFRBの見通しどおりに改善している」と、景気の先行きに自信を示しています。このため、金融市場ではFRBが今回の会合で2006年6月以来、9年半ぶりとなる利上げに踏み切る公算が極めて大きくなっているとみています。
FRBの利上げは、日本やヨーロッパが大規模な金融緩和頼みの状況から抜け出せないなか、アメリカ経済が、いち早く立ち直ったことを象徴する決定となります。注目の利上げの判断は日本時間の17日早朝に発表され、FRBのイエレン議長が記者会見して決定内容を説明する予定です。