宮野拓也
2015年12月16日03時53分
サッカーJ2・ギラヴァンツ北九州の横手敏夫社長(70)が辞任の意向を固めたことが15日、分かった。「殴り倒せ」という意味を含む方言「ぶちくらせ」を巡り、応援で使い続けたサポーター14人を無制限入場禁止にするなど混乱の責任を取ったと見られる。クラブは16日に記者会見を開き、新体制を発表する。
横手社長は今月上旬、「ぶちくらせ」は不適切だと判断したクラブが球場での使用を禁じた後も、一部サポーターが使い続けた問題を巡り、クラブが開いた説明会で、自身の責任を問われて「今回の問題で混乱を起こしたことや入場者数が減っていることについて、必ずけじめはつけます」と言及していた。
J2参戦後も集客数が伸び悩んだことや、17年春の新スタジアム完成でJ1昇格挑戦が可能になることもあり、新体制への移行が必要と判断したと見られる。
横手社長は08年、当時JFLだった前身のニューウェーブ北九州の社長に就任。チームは10年からJ2に参戦し、14年には過去最高の5位に浮上。今季は7位で、1試合平均入場者数は約3500人と、J2の22チームで最少だった。(宮野拓也)
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