12月11日 15時43分
東京・杉並区で自転車で人身事故などを起こして2回検挙された会社員に対し、警視庁はことし6月に施行された改正道路交通法に基づいて、都内で初めての安全講習を開きました。
都内で初めての講習を受けたのは、中野区に住む23歳の会社員の男性です。
警視庁によりますと、会社員は、杉並区で、ことし9月と10月、自転車で信号無視をしたほか、歩道にいた30代の女性に自転車でぶつかってけがをさせたとして、道路交通法違反の疑いで2回検挙され、都の公安委員会が改正道路交通法に基づいて安全講習の受講を命じていました。
講習は11日、警視庁の鮫洲運転免許試験場で開かれ、自転車事故の被害者の体験談などを学んだということです。
警視庁によりますと、会社員は「これまで歩行者に近い感覚で自転車に乗っていたが、車両だと認識して交通ルールをおろそかにしないようにしていきたい」と感想を述べたということです。
警視庁によりますと、都内では、ほかにも目黒区でブレーキがついていない「ピスト自転車」を運転したとして、20代の男性会社員がことし8月と先月の2回検挙されていて、今後、受講が命じられる見通しです。
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