ニュース詳細
赤字国債発行5年延長の法案 通常国会提出で調整12月16日 1時56分
財務省が特別の法律が必要な赤字国債について、来年度から5年間にわたって発行できるようにする法案を来年の通常国会に提出する方向で調整を進めていることが明らかになりました。
歳入不足を穴埋めするため発行される赤字国債は、いわば国の借金であるため、財政規律を維持する観点から財政法で禁止され、発行するには特別の法律が必要です。
平成24年に成立した現在の特例法は今年度で期限を迎えますが、財務省は国の歳出が税収を大幅に上回る厳しい財政事情が続くなか、国家財政を持続させるには引き続き赤字国債の発行が欠かせないとして、特例法を事実上、延長させる方針です。
具体的には来年度、平成28年度から平成32年度まで5年間にわたって赤字国債を発行できるようにする方向で検討しています。
しかし、国の借金が1000兆円を超えても膨らみ続けるなか、赤字国債の発行をさらに5年にわたって法律で担保すれば財政規律が緩みかねないという懸念も根強いだけに、財務省では今後、与党などと詰めの調整を行ったうえで法案を固め、来年の通常国会に提出したいとしています。
平成24年に成立した現在の特例法は今年度で期限を迎えますが、財務省は国の歳出が税収を大幅に上回る厳しい財政事情が続くなか、国家財政を持続させるには引き続き赤字国債の発行が欠かせないとして、特例法を事実上、延長させる方針です。
具体的には来年度、平成28年度から平成32年度まで5年間にわたって赤字国債を発行できるようにする方向で検討しています。
しかし、国の借金が1000兆円を超えても膨らみ続けるなか、赤字国債の発行をさらに5年にわたって法律で担保すれば財政規律が緩みかねないという懸念も根強いだけに、財務省では今後、与党などと詰めの調整を行ったうえで法案を固め、来年の通常国会に提出したいとしています。