東京都内の靖国神社のトイレで爆発音がした事件で、韓国警察が日本の警察からの捜査協力要請を受け入れることにしました。
この事件は先月23日、靖国神社のトイレで爆発音がして、時限式発火装置とみられる不審物が見つかったもので、警視庁公安部は今月9日、韓国人の男を建造物侵入の疑いで逮捕しています。
韓国警察庁の関係者は15日、「14日午後に日本から捜査協力の要請があり、法規などの手順に従い、その内容を検討している。原則的に国際捜査共助に関する法律にもとづき、協力できることは協力していく方針だ」と述べました。
15日、日本メディアは、公安部が、逮捕された韓国人の男に対する捜査協力を、国際刑事警察機構を通じて韓国に要請したと伝えました。
一部メディアは、公安部が、早ければ年内に韓国に捜査員を派遣する方向で検討していると報道しましたが、韓国警察庁は、「事実ではない」と否定しています。
警察庁の関係者は、「韓国人の男について、韓国側が確認した内容を、原則とこれまでの慣例に従い、書類で提供する方法になる。日本の捜査員が韓国に来て直接捜査することはできない」と述べました。
日本側が韓国の警察に確認を要請したのは、男の出入国記録や登録されている居住地などの人的事項、現場で発見されたタイマーなど不審物に関連した内容だということです。