ツクール界隈の人が集まってクリスマスまで毎日かわるがわる記事を書く企画、
「RPGツクールMV Advent Calendar 2015（プログラマー用）」。
今日12/8の記事は「ツクラーさんのための作りやすいプラグインコマンド集を作る！」というもの。
qiita.com
記事の中で「ここで作っていこう！」と言う場所が明示されていなかったので・・・
作っちゃいました！！
github.com
ここにみんなが作ったプラグインコマンドを追加していってくれたら嬉しいです！
そしてツクールMVいち盛況なコマンド集になったら・・・なんて夢想したり。
ダウンロード
https://raw.githubusercontent.com/AlecYawata/TkoolMV_PluginCommandBook/master/TkoolMV_PluginCommandBook.js
↑右クリックでパソコンに保存して下さい
利用規約
公式準拠のMITライセンスです。
今のところは、商用利用、年齢制限ありゲームへの利用、改変が可能です。
クレジットは不要としていますが、今後変更するかもしれません。
利用方法
1. ダウンロードしたプラグインファイルをRPGツクールMVのプロジェクトの「js/plugins」のフォルダの中に入れて下さい。
（普通だと「ドキュメント/Games/（ゲーム名）/js/plugins」ですね。
2. その後で、RPGツクールMVでF10を押して、空行をダブルクリックし、ダイアログで「TkoolMV_PluginCommandBook」を選んで、OKです。
3. イベントエディターのコマンドの3ページ目右下にある「プラグインコマンド...」を選び、プラグインコマンドを入力して使います。
例：「レベルの変更 1 50 表示」
さっそく追加したプラグインコマンドについて
さて、プラグインコマンド集ということで、立ち上げた本人が何もプラグインコマンドを作ってなかったら誰も追加しないだろうということで、
幾つかのプラグインコマンドを最初から入れてあります。
その説明をしましょう！
レベルの変更
コマンド例「レベルの変更 1 50 非表示」
| コマンド名 | レベルの変更 |
|---|---|
| パラメータ1 | アクターID（0だったら全員） |
| パラメータ2 | レベル |
| パラメータ3 | レベルアップのメッセージを表示するか（表示／非表示） |
アクターのレベルの変更って、増減しかできなく無いですか？
特定のレベルに持って行きたいことってありますよね。
特に戦闘のテストプレイをしていると、初期レベルの違う仲間全員を同じレベルに揃えたくなったりします。
そんな時には、指定のレベルまでレベルアップ、あるいはレベルダウンできるこのプラグインコマンドを使いましょう！
名前の変更
コマンド例「名前の変更 1 ライアン」
| コマンド名 | 変更の変更 |
|---|---|
| パラメータ1 | アクターID（0だったら全員） |
| パラメータ2 | 名前 |
アクターの名前って、元々ある「名前の変更...」で変えられますが、
変数の中身とかにはできないんですよね。
コモンイベント呼び出しをしたアイテム・スキルのIDを取得して変数に入れる
コマンド例「呼び出し元スキル取得 1」
| コマンド名 | 呼び出し元スキル取得 |
|---|---|
| パラメータ1 | 変数ID |
コマンド例「呼び出し元アイテム取得 1」
| コマンド名 | 呼び出し元アイテム取得 |
|---|---|
| パラメータ1 | 変数ID |
特殊な動作を行うアイテムやスキルを作るときはコモンイベントを呼びますよね。
でも、コモンイベントの中ではどのアイテムやスキルを使ったのかってわからないんですよね！
ってことはアイテムやスキルの数だけコモンイベントを作らないきゃいけない・・・。
もしコモンイベントの中で使ったスキルのIDがわかれば、処理を分岐できるのに！
そんな時に使います。
このプラグインコマンドをコモンイベントの中で使うと、指定した変数に使ったスキルやアイテムのIDが入ります。
制御文字の拡張
このプラグインでは、プラグインコマンドの他に、メッセージなどで使える制御文字を増やしています。
例えば、
「\In[1]」と書くとアイテム0001の名前が表示されます。
「\Ip[1]」と書くとアイテム0001の価格が表示されます。
「\Sn[1]」と書くとスキル0001の名前が表示されます。
その他にも、全角数字も使えるようになります。
「\V[３]」こんな感じ。
今後の展望
僕はMVより前のツクールに明るくないのですが、以前あったコマンドがなくなって困っている人がいるそうです。
そういうコマンドや、みんなが欲しいなと思ってる便利なコマンドを、空いた時間で作っては更新していければなぁと思ってます。