その議員さんはぼくにこう言った。
「悪口で手に入れた信用は、必ずなくなってしまう」
悪口って言ってもいいんじゃないの?
open produce (purple) / jlodder
「悪口は良くない」っていう言葉は
小さい頃からずっと聞いてきた言葉。
けど、じゃあどうして?と子どもに聞かれたならば、
「うーん、うーんまあ、それよりさぁ」とかっていうふうに
「どうやったら子どもができるの?」「まあコウノトリの所業だよね」レベルでごまかしがちな話題。
こういう記事を読みまして。
withoutdisorder.hateblo.jp
悪口は言わないほうがいいんです!わかっちゃいました!
人を傷つけるとか、後で嫌な気持ちになるとか、全く関係ありませんでした。強いて言うなら「自分に帰ってくるから」が近いかもしれません。
書き手さんの職場でも
今は女性陣共通の敵が存在しているので、話題には事欠きません。
リンクは貼りませんが以前のエントリーでネタにしたセクハラパワハラ新婚野郎のことです。
3日に一回くらいはそいつの話題がのぼるので、ある意味好かれてます。
けど、それはノータイムブーメランでじぶんたちそのまんまにディスりが返ってきたんだと言います。
その子は「あいつ社長の痰壺!」って言い捨てました。
うまい!
じゃなくて。それ、言ったほうの品性が疑われる悪口ですがな(´Д`)
肉○器とかと同レベルだよ、お嬢さん。
気持ち自体はすご~くよくわかるので、痰壺という単語だけスルーして同意してました。
でも、ふと思ったんです。
「あ、今うちら痰壺やん」って\(^o^)/
そのとき、ぼくが以前議員さんから聞いた、とある言葉を思い出しました。
悪口で得た信用は長くは続かない
Purple on green / blondinrikard
なんの話の流れだったか忘れてしまったけれども、
ぼくはその議員の方と話していたときに
「議員が議員をネガティブに言うことで票を取ることをたまに見ますけど、なんかやっぱり気持ちのいいもんではないです」
と言って。
そのときぼくは、他党だけれど、その方の党が推してる個人名をあげて言いました。
だから、予想していたその方の反応としては
「まあ、そうだよね」って言ったあとに、
「けど」って言って
「やっぱりそういうことも言わざるをえないんだよね」
とか煙に巻かれるんだと思ってました。
仮にも応援してるわけだし。
「議員だしな、結局は」って疑って見てたんで。
あとちょっと、わざと言ってみたところもある。性格わる。
そうしたら、その人の反応。それが意外で。
「私は『人を否定して得た信用は、長くは続かない』って教えをすごく大事にしてるんです。
だから、〇〇さん(話題に出した議員の名前)のやり方もあまり好ましくなくて、
本人にはちょっと抑えてとすら言いました。おっしゃる通りだと思う」
意外でした。
むしろ心配すらして。
いいんすか。ちょっとは相手を悪く言わないとのし上がれませんよ。と。
それから、その議員はこうも言っていました。
悪口で最初につながったということは、悪口で崩壊する可能性もある。
だって、もともと悪口を良しとするような仲から始まっているから。
支持者も、党の仲間も、そういう人ばかり寄ってきて、今度は少しでもじぶんが悪口の対象になったなら、そういう人たちは離れていくんですよ。
と。
「ずっと付き合う人」にしか否定的なことは言いたくない
Cabbage / allispossible.org.uk
ぼくはブログを書くときでも、話すときでも気をつけているのは、
「単なる個人否定」は面白くなりそうでもやめるということ。
ぼくの話を聞いてくれる人や、記事を読んでくれる人が、意図しないところで誰かを攻撃したり、ぼくを攻撃したりしだすから。
ええ、ボクハマダシニタクナイ。
否定的な内容を含んでるとしても、できるだけ「ずっと、そして深く付き合っていきたい」と決めている人にしかしない。
そう、
「悪口一緒に言えるから」という「敵の敵はナカーマ」という理由ではなくて
「あなただから」「なんとなく」という、ちょっぴり弱さすら感じる理由で信用をつくっていければと願ってる。
気をつけないと、以前書いたみたいに老害化しますからね。
***
敵意から生まれた好意でつくった信用ではなく
好意から生まれた好意でつくった信用を、
ゆっくりだけど着実な信用をつくっていけたらと。
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