クリスマスブーツは滋賀発祥! 草津市でPR活動広がる
お菓子を詰めたクリスマス用の贈り物「クリスマスブーツ」が、国内では滋賀県草津市が発祥とされることをPRしようと、地元で取り組みが広がっている。草津駅西口商店街で2日から子どもたちの手作りブーツの展示が始まり、6日には製造会社などを巡るツアーもある。主催者らは「日本独特の文化を、まちづくりに生かしたい」と意気込む。
同商店街にある包装容器製造卸「近商物産」はクリスマスブーツを50年以上前から生産している。河田健司社長(65)は「正確に最初かは不明だが、うちが菓子メーカーに出荷し全国に広まるきっかけになった」と話す。今年も約100種類、約200万個作った。
同商店街では2年前から、「クリスマスブーツギャラリー」を開催しており、今年も8店舗で始まった。子どもたちが組み立て式ブーツを購入し、星飾りやサンタクロースを華やかに描くなど、自由に装飾した作品約300点が並ぶ。
企画した同商店街副会長の大西幸治さん(62)は「まちがにぎやかになる」と喜ぶ。同商店街は12月中旬に、市の友好交流都市・福島県伊達市にも、お菓子入りのブーツ約300点を贈る予定。
観光ツアーは、市観光物産協会が「草津で誕生したことを市民にも知ってほしい」と初めて開催する。「クリスマスブーツ発祥の地を訪ねて」と題し、近商物産などを巡るハイキングを実施する。参加費500円。申し込みは3日まで。問い合わせは同協会TEL077(566)3219。
【 2014年12月03日 08時32分 】