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加古川の20歳女性遺体 頭に繰り返し殴られたような痕12月14日 20時40分
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12日、兵庫県加古川市を流れる川の中州付近で、大阪・吹田市の20歳の女性が遺体で見つかり、女性の頭に、鈍器で繰り返し殴られたような痕があったことが警察への取材で分かりました。警察は、女性が何者かに殺害されたあと遺棄されたとみて、殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。
12日午前10時40分ごろ、兵庫県加古川市を流れる加古川の中州付近で、若い女性がうつ伏せに浮いているのが見つかりました。警察が調べたところ、すでに死亡していて、大阪・吹田市のアルバイト店員、大山真白さん(20)と確認されました。警察が遺体を詳しく調べた結果、頭に鈍器でおよそ10回にわたって殴られたような痕があったことが、警察への取材で分かりました。死亡したのは、遺体が見つかる2日前の今月10日ごろとみられるということです。
警察によりますと、遺体で見つかったとき、大山さんはセーターに短パン姿で、近くから女性用の靴が見つかりましたが、これまでに所持品などは確認されていないということです。大山さんの両親は遺体が見つかる前日の今月11日、警察に、「1人暮らしの娘と2、3日前から連絡がとれない」と行方不明の届けを出していました。警察は、大山さんが何者かに殺害されたあと遺棄されたとみて捜査本部を設置し、殺人と死体遺棄の疑いで捜査を進めています。
警察によりますと、遺体で見つかったとき、大山さんはセーターに短パン姿で、近くから女性用の靴が見つかりましたが、これまでに所持品などは確認されていないということです。大山さんの両親は遺体が見つかる前日の今月11日、警察に、「1人暮らしの娘と2、3日前から連絡がとれない」と行方不明の届けを出していました。警察は、大山さんが何者かに殺害されたあと遺棄されたとみて捜査本部を設置し、殺人と死体遺棄の疑いで捜査を進めています。
遺体が見つかった現場は
遺体が見つかった現場は、JR加古川駅から西に2キロほど離れた加古川の中州付近です。河口から3キロほど上流で、川幅がおよそ300メートルあり、遺体が見つかった中州の数十メートル下流には播州大橋があります。警察によりますと、遺体が見つかったとき、川の水は大人の膝くらいの深さでしたが、前日は雨が降った影響で水かさが増えていたということです。
大山さん 声優やタレント目指しレッスン
捜査関係者などによりますと、遺体で見つかった大山真白さん(20)は岡山県出身で、地元の高校を卒業したあと、神戸市にある声優やタレントを養成する専門学校に通っていました。大山さんは、ことしの春に専門学校を卒業したあと、大阪・吹田市で1人暮らしを始め、飲食店でアルバイトをしながら、声優やタレントを目指して大阪の芸能プロダクションで週に1度、発声練習などのレッスンを受けていたということです。専門学校のころからの友人の男性によりますと、大山さんは明るい性格で、学校ではムードメーカーのような存在だったということです。男性は「将来はテレビ番組の司会者になりたいと言っていました。将来の夢に向かって熱心に頑張っていました。10月ごろ数人の友人と食事をしたときに大山さんも来ていて、元気そうにしていました。亡くなったと聞いてとても驚いています」と話していました。