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スイングバイ成功確認 南極点付近パチリ撮影

地球スイングバイを終えた後の12月4日午後1時9分に「はやぶさ2」が撮影した地球。右下に南極大陸が見えている=JAXA提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、小惑星探査機「はやぶさ2」が3日に実施した「地球スイングバイ」について、成功を確認したと発表した。また、はやぶさ2が地球スイングバイ後の4日に撮影した地球のカラー画像を公開した。

 地球スイングバイは、地球をかすめ飛ぶことによって地球の引力を利用して加速、目的地の小惑星「リュウグウ」へ向けて探査機の軌道を変更する航行技術。はやぶさ2は3日夜に地上から約3100キロまで接近してスイングバイを実施した。

 JAXAがはやぶさ2の現在の軌道を分析、計測した結果、計画していた軌道上を順調に航行していることが確認できたという。

 公開された画像は4日午後1時過ぎ、地球からの距離約34万キロから撮影され、オーストラリア大陸や南極大陸といった南半球が写っている。JAXAによると、探査機から南極点付近を撮影した写真は珍しいという。

 津田雄一プロジェクトマネジャーは「メンバー全員力を合わせ、挑戦の航行を続けます。はやぶさ2はこれより地球を離れます。それでは地球の皆さん、いってまいります」とするコメントを発表した。はやぶさ2のリュウグウ到着は2018年6〜7月の予定。【斎藤広子】

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