2016年1月8日に、傷物語劇場版が公開されます。
いよいよです!!
アニプレックス公式から新たな予告動画も公開されています。
予告動画は、四肢を失ったキスショットの場面から始まります。その映像美にはただただ舌を巻いてしまいますね。キスショットは真紅なドレスをまとっていて、その造形は圧倒されるほど美しい。忍も好きだけど、大人バージョンも中々どうしていいものです。ああぁ美しい。なれるなら阿良々木君の立場になりたいものよ。
傷物語は何年も前から劇場公開すると言われ続け、さんざん待たされました。ファンの間では、映画化の話はお蔵入りしたんじゃないだろうかと囁かれるほど音沙汰がなかった。そして今年ようやく全国公開が決まりファンとしては一安心。
傷物語は物語シリーズを全く知らない人でも全然楽しめる作品
物語シリーズは今まで14シリーズ刊行されています。
1.傷物語
2.猫物語
3.化物語
4.偽物語
5,傾物語
6.鬼物語
7.猫物語白
8,終物語
9.囮物語
10.恋物語
11.憑物語
12.暦物語
13.花物語
14.愚物語
傷物語は物語シリーズの一番最初の話に位置します。つまり、別段物語シリーズを見たことがない人でも、傷物語はなんの問題もなく楽しめます。
だから傷物語劇場版を是非観て欲しい。
さて、傷物語がどういうお話かを簡単に説明。
直江津高校に通う阿良々木暦。ある日彼は、夜道に金髪の美しい吸血鬼にいき遭います。吸血鬼は四肢をもがれた状態で見るからに瀕死の有様。力ない声で吸血鬼は言います。
「儂を助けさせてやる」
「だから、うぬの血をよこせ」
こうして主人公阿良々木暦は、彼女を救うために血を提供し、そして自分も吸血鬼となってしまいました。
ざっとこんな感じ。至って平凡な高校生だった阿良々木暦は、美しい吸血鬼キスショットに出会ってから、その人生はガラッと大きく変わります。
今まで見てきたラノベ中で傷物語は別格の面白さ
僕が今まで読んできたラノベの中で、傷物語は、面白いラノベベスト2位に君臨する作品。かれこれ5回は読み返しています。
基本物語シリーズは、ストーリーとは関係ない無駄話が多く、それが進行の妨げになってることも結構あったりします。まあ、それが面白いといえばそうなのだけど、たまにうざくなる。
そこへいくと、傷物語はそれが一切ない。いや、厳密にはあるんだけど、ストーリーと無駄話のバランス配分がちょうどよく、スラスラ読める。
阿良々木君はキスショットと出会うことにより、吸血鬼として生まれ変わる羽目になるんだけど、自分が化物になってしまったことに、苦しむ阿良々木君の辛さが、物語終盤でひしひし伝わってきます。
奪われたキスショットの手足を取り戻すために、今までケンカ一つしたことがない阿良々木君が、吸血鬼ハンターたちに立ち向かう様もかなり見もの。
そして、どこか切ない阿良々木君とキスショットの関係性が、なんとも言えない読後感をもたらしてくれます。
もう、とりあえず映画見ましょう。絶対絶対おもしろいから!!
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傷物語劇場版を見るまで僕はまだ死ねない
僕が本を読む理由は現実逃避したいからです。生きるって良いことばかりではなく、辛いこともあるからね。だから辛い現実から逃げたくなった時は、本に逃げこむようにしてるんです。
空想の世界って楽しいですから。嫌な現実をひとときでも忘れさせてくれる力がありますから。そんな辛い辛い現実を忘れさせてくれた名作傷物語。それが映画化とくりゃあ、観ないわけにはいかない。僕は観るまでまだ死ねない。
ただ、映画は3部作らしく、実はそれがちょっと気になるんですよね。話のボリューム的に3部に分ける必要はないので、無理に3部制するとストーリーがだれそうな気がしなくもない。
なんでシャフトさんは3部に分けたんだろうか・・・?というか3部に分けたから、劇場公開がここまで遅れたんじゃなかろうか。
そんな一抹の不安を感じながらも、劇場公開をまだかまだかと待ち望んでいるしんまでした。