ファッション業界は、企業のコンセプトや創業者の考え方に共感をしてもらい、洋服の消費を作り出せる社会にすることはできるのでしょうか?(引用元:The FLAG)
答えは、グレーに近いYESであり、NOと言えるのかと思います。
WEBサイト上で、企業理念について大々的に訴求しているのはCoca-Colaが代表的なサイトかと思います。
コンテンツマーケティングとうキーワードが最近ではバズワードとなっていますが、本質的な意味でコンテンツマーケティングを実施し、成功しているのはコカコーラと言えるのかなと。
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ファッションブランドではどうか。
ファッションの分野ではなかなか企業理念をしっかりと打ち出して、理念に共感をしてもらえているブランドは少ないです。
その中でも「Patagonia(パタゴニア)」はそこに対してとても重要視していると感じます。
Patagoniaは製品作りを通して環境保護を消費者に伝えており、それをブランドのミッション・ステートメントとして掲げています。
その取り組みが他ブランドと一線を画しているのは、現在のWEBサイトを見れば明らかです。
現在サイト上では、ほぼ全面にダグラス・トンプキンス氏を追悼するバナーが貼られています。
彼は登山家であり、その生涯を環境問題活動にすべてを捧げた人物なのですが、ザ・ノース・フェイス社の創業者でもあったという経歴も持っています。
それを踏まえた上で、ザ・ノース・フェイスのWEBサイトを見てもらうと、その出来事に対する受け止め方が全く異なることがよく分かります。
「売り<企業理念」が何をもたらすのか
恐らく、しっかりと企業が売りたいものや消費者に届けたい商品をWEBサイトで訴求することのほうがSALESに繋がるでしょう。
もちろん企業が生き残る上で、儲かることがプライオリティが最も高いことです。
しかし、それによって逃してしまうものがあるのは事実で、反対に企業理念をしっかりと訴求しているブランドがそれを得られる可能性が高いと思っております。
それは本質的な目を持ったアンバサダーの獲得です。
売りばかりを追いかける企業・ブランドには決して得ることが出来ないことではないかと思います。
なにを最優先に捉えるか
理想は企業理念に共感してもらえるアンバサダーを結果的に多く獲得し、自然とブランドの認知を広がる仕組みが作れれば、各アンバサダーについているファンにもPR効果は抜群に発揮するはずです。
しかし、それは積み重ねた歴史やブレのない軸を持ち、時には目先のSALESに目を向けない覚悟・姿勢が不可欠です。
そうなってくるとなかなか取り組めるブランドはいないのではないかと思います。
冒頭で記載した、「グレーに近いYESであり、NO」というのはそういった意味があります。
消費を創りだすのは、企業理念に大きく共感した層ではないですが、そのきっかけを与えるのは、しっかりとブランドの理念に共感したアンバサダーが影響を与えているということです。
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