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バンコクの鉄道に初の日本製車両 現地で試運転
12月14日 17時48分

バンコクの鉄道に初の日本製車両 現地で試運転
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タイの首都バンコクの鉄道に初めて導入される日本製の車両の試運転が、来年の高架鉄道の開業に向けて現地で行われました。
交通渋滞に悩まされてきたバンコクでは鉄道の整備が進められていて、このうち近郊の県と結んで来年8月に開業する予定の高架鉄道「パープルライン」には日本政府からの円借款、およそ790億円が建設費に活用されています。この路線にバンコクの鉄道では初めて日本製の車両が導入されることになり、日本から到着した車両の試運転が14日、行われました。バンコク近郊の車両基地で開かれた記念式典にはタイのプラユット暫定首相も出席し、テープカットを行ったあと車両に乗り込んで、時速30キロ程度のスピードの試運転を体験しました。
日本のJR山手線の車両をモデルに作られたこの車両には、パープルラインの名称にちなんで紫のラインが描かれていて、熱帯のタイの気候に合わせて強力な空調設備が取り入れられています。試運転は今後、3か月間にわたって繰り返し行われ、安全性などが確認されるということです。
車両を受注した日本の企業連合の鈴木雅雄社長は「きょうの試運転が無事に終わってほっとしている。開業に向けて全力を尽くしていきたい」と話していました。

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