これはUEC Advent Calendar 2015 14日目の記事です。明日以降の執筆者を随時募集中です。
本日は、電通大生は英語を勉強すべきというテーマで電通大の英語教育がゴミであるということを述べつつ、どのように勉強すればよいかなどをお話します。最終日は綺麗な形で終えたいので、ここで毒を出しておこうという気持ちです。
ということで、英語に自信のある方は読まなくて良いです。
もくじ
英語ができるということについて
まず、ここで述べる「英語ができる」ということはどういうことかについて定義しておくべきと思う。
本文章で「英語ができる」とは、英語で書かれた文章を誤読なく読み解けること、とする。無論、英会話なども重要ではあろう。しかし本記事ではそこに主眼を置かない。あくまで文章を誤読なく読む力こそ重要であると力説する。
ではなぜ読解力が重要なのか。それは、誤読すると困る場面が多々存在するからである。
研究をするにあたって高価な機材を扱う際、英語マニュアルを正しく読めず誤った使い方をして機材を壊すかもしれない。他人の論文を誤読して引用したら、果たしてその論文に説得力はあるだろうか。
巨額の取引を行うメールが英語の場合、誤読して大きな損害を出したら果たしてその会社に残ることはできるだろうか。
極端な例をあげたが、英語を誤読して困る場面は枚挙に暇がない。よって、会話ができれば良いなどという馬鹿げた考えは早々に捨てるべきなのである。
電気通信大学の英語教育はゴミである
本学で英語の講義は少なくとも
- Academic Spoken English
- Academic Written English
の2種類を通年で2年間履修することになる。
しかしその実態は、パワーポイント等で雑にスライドを作成して滅茶苦茶な英語で発表すれば単位がもらえるという大変お粗末なものである。もちろん一部異なる講義もあるが、多くの生徒は2年間前述のようなお粗末な講義を履修し続けることになる。
一部の良心的な講義すら、内容を雑な講義に切り替えるよう求められているとも聞く。電気通信大学が英語教育を全くもって重く見ていないことが明白である。
このような授業では英語を読む力など微塵も身に付かない。ただ単位を取らせるための講義と化している。
電通大生が英語を学ぶには
前項で電通大の英語教育では英語を学ぶことができないということを述べた。つまり、電通大生は独力で英語を勉強する必要がある。
勉強方法について
では、独力で勉強するにはどうすればよいか。
これは至って簡単で
- 単語を覚える (類推力をつける)
- 文法を学ぶ
- 文章を精読する
の3つを行うのみである。
単語を覚える際ただ闇雲にスペリングと意味の対応をつけるだけという作業をすべきではない。接頭語、接尾語などから類推する力を養うべきである。
文法を学ぶには文法書を読むか、文法問題を解けば良い。大学受験関連の書籍など多く出版されているので問題集に困ることはない。文法問題が難しければ、高校受験の書籍まで立ち返る勇気も必要である。高校受験英語の基礎知識なしに大学受験英語を学ぶのはナンセンスといえる。電通大生は特に文法力が弱い傾向にあるので、ここをしっかりと学ぶ必要がある。
文章を精読する際、行うべきは品詞の分類(S, V, O, C, adj., adv.など)と修飾非修飾関係の明示である。本文に直接書き込むと良い。書籍などを汚したくない場合はコピーをとって記号をつけると良い。
精読する文章について、論文は避けるべきである。特に自分の専門範囲の論文は特有の単語を拾うだけでおおまかに読めてしまい、精読がおろそかになる可能性がある。
かといって、全く興味のない文章を選ぶのもオススメしない。言語は文化と強く根付くため、ある程度のバックグラウンドを知っていないと正確に読めない場合がある。慣れないうちは全く興味のない文章は避けるべきである。
勉強に役立つツール
単語帳
なんでも良い。Duo 3.0などは例文で単語を覚えるので一見すると良い。しかし例文を読みたいのであれば辞書の例文を読めば良く、英単語を覚える過程で詰め込むものではない。
一冊を丁寧にマスターすることができるならば種類は問わない。ただし収録語数が少ないものは避けるべきである。
英文法
英語を学ぶにあたって一番重要なのは英文法である。
文法を学ぶには書籍を一冊購入して読み込む必要がある。高校などで配られるForestを持っている場合はとりあえずそれを勉強するのもアリではある。
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もし捨ててしまったのならば、本記事ではロイヤル英文法を強くオススメする。
- 作者: 綿貫陽,須貝猛敏,宮川幸久,高松尚弘
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英文法だけでなく、付録の句読法が充実している。句読法とは、ピリオドやカンマ、コロン、セミコロンなどの使用法のことである。
辞書
辞書は単なる単語帳ではない。例文を読むために存在している。例えば1つの前置詞に複数の意味がある場合、大方そのすべてに例文がついている。これらを読んで使い方を学ぶことができるため、辞書は必須と言える。
よく紙の辞書を使えという人がいるが、電子辞書でも良い。むしろ内蔵辞書の種類に注意を払うべきである。物によって誤用が存在したり情報が少なかったりする。
古い電子辞書を持っていてジーニアス英和辞典G3が入っている場合は即刻買い換えるべきである。G4はいくらか改善されている。G5については確認していない。
もしどうしてもジーニアスシリーズが良いのであればジーニアス英和大辞典の入っている辞書を買うと良い。ランダムハウス英和大辞典なども良い。これら大辞典の入っている辞書は若干高くつくが、英語を真剣に勉強したいのであれば一つは持っておくべきである。
カシオ 電子辞書 エクスワード 実践英語モデル XD-K9800BK ブラック
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電子辞書を購入するのであれば、これくらいのものは必要であると思う。リーダーズ英和辞典/プラス、オックスフォード現代英英辞典も入っており、かつ3万円を切っていて割安である。
以前はセイコーインスツルが同様の辞書を開発していたが、既に電子辞書事業から撤退しており購入が困難になっている。キーボードが打ちやすかっただけに残念である。
まとめ
大口を叩きつつ、筆者も以前に学んだ英語を忘れつつある。ゼミや輪講で英語を読解する機会は必ずやってくるし、社会人になってもそのような機会に出くわすこともあろうから、また勉強しなおしたい。
電通大生は英語ができない、などと冗談めかして言っている暇があったら勉強すべきである。