聞き手・佐々木隆広
2015年12月13日17時18分
■平松愛理さん(51)
♪お願いがあるのよ あなたの苗字(みょうじ)になる私……
1992年の大ヒット曲「部屋とYシャツと私」を歌ったシンガー・ソングライターの平松愛理さん(51)はその後、結婚、出産、離婚を経験した。いま、夫婦別姓の問題をどう考えるのか。最高裁が16日に出す判決を前に聞いた。
――印象的なタイトルでした。
結婚したら変わるものを並べました。「部屋」は住む場所、「Yシャツ」は妻が毎日アイロンを当てる。「私」は名字。曲の主人公は、名字が変わることに喜びを感じているわけです。
――自分の思いを詞に反映させたのですか。
主人公は私自身ではありません。だけど、結婚にあこがれ、自分もこんなかわいらしい女性でありたいと思って作ったので。文化人から「男女共同の時代に逆行する」とたたかれましたが(笑)。
――個人的には名字は同じほうがいいですか。
曲を書いた責任を少し感じながら言いますが、親に育ててもらって、親しんだ名字とお別れすることは切ない。違和感もある。ただ、結婚には覚悟がいる。名字が変わることは、新たな家庭をスタートするに当たっての「けじめ」みたいな部分があると思います。
■結婚で夫の姓に
――平松さんの結婚は94年。名字は?
変えました。習慣というか、当たり前だと思っていましたし。仕事は旧姓の「平松」なので、むしろプライバシーの領域を得られた、くらいに思いました。
――不都合は?
通帳やパスポートの名義変更とか手続きが面倒くさいですよね。でも、離婚のほうが面倒かな。
――離婚して名字は?
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朝日新聞社会部
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