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ワタミ子会社社員自殺 会社側が謝罪し和解
12月8日 18時13分

ワタミ子会社社員自殺 会社側が謝罪し和解
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居酒屋チェーン大手「ワタミ」の子会社で、7年前、正社員として働いていた当時26歳の女性が過労で自殺したとして遺族が損害賠償を求めていた裁判で、会社側が謝罪をし、およそ1億3000万円を支払うことなどで和解が成立しました。
「ワタミ」の子会社だった会社で働いていた神奈川県の森美菜さん(当時26)は、平成20年、正社員として入社して僅か2か月後に自殺しました。
遺族は、月に100時間を超える残業などによる過労死だったとして、おととし、会社側に損害賠償を求めて提訴していました。
そして8日、東京地方裁判所で和解が成立したとして遺族や弁護士が記者会見を開き、会社側が、自殺は過労が原因だと認めて遺族に謝罪するとともに、1億3300万円余りの損害賠償を支払うことになったことを明らかにしました。
さらに、会社側が、平成20年以降に入社した社員に未払いの賃金の分などとして一律2万円余りを支払い、残業時間の削減に努めるなど再発防止策を講じることを条件に和解したということです。
父親の森豪さんは、「会社側に法的責任を認めさせる思いで闘ってきて、判決以上の結果が得られたと考えている。会社には再発防止に取り組んでもらい、娘の死が、苦しんで働いている多くの人たちの力になってほしい」と話していました。
一方、「ワタミ」は、ホームページ上で「原告側にご心労を与えたことを心からおわびします。現在、労働環境の改善に鋭意取り組んでおり、同様の事案の再発防止に努めています」とコメントしています。

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