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【スポーツ】[駅伝]東洋大・服部兄弟ラスト箱根へ V奪回へ1、2区先手必勝あるぞ2015年12月13日 紙面から
来年1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝で2年ぶりの優勝を狙う東洋大が12日、埼玉県川越市の同大グラウンドで練習を公開。今回がそろって出場できる最後の箱根となる服部勇馬(ゆうま、4年・仙台育英)、弾馬(はずま、3年・豊川)の兄弟は「その1秒を削り出せ」のチームスローガンを胸に、青学大の2連覇阻止に挑む。また、この日は明大と日体大も練習を公開した。 過去2大会連続で実現してきた服部兄弟の箱根駅伝出場も今回が最後。兄で主将の勇馬は「兄弟2人ともに世界(五輪)という次のステップを見ているので、最後ということはあまり意識していない」とクールだが、弟の弾馬は「これが兄弟で臨む最後の箱根だし、楽しみながら1位で締めくくりたい」とV奪回で有終の美を飾る覚悟だ。 11月の全日本大学駅伝では1区の勇馬、2区の弾馬による連続区間賞で流れに乗り、初優勝で青学大の大学駅伝3冠を阻止。酒井俊幸監督は「箱根でも服部兄弟が他大学より上にいかないと勝負にならない。ライバルと並走では勝率が下がる」と話し、タイム的に大きな貯金をつくる走りを2人に期待している。問題はこの2本の大砲をどの区間で起用するかだ。 兄の勇馬は過去2大会連続で走っている“花の2区”を希望。「全日本の後も順調に練習をこなせているので67分20秒台まではいける。できれば日本人で3人しか記録していない66分台を目指したい」と、昨年区間賞を獲得した自己ベストタイム(1時間7分32秒)の大幅更新が目標だ。一方の弾馬は「昨年区間賞を取れなかった7区でリベンジしたい気持ちもあるが、監督に与えられた区間をしっかり走るだけ」とこだわりは持っていない。 だが、山上りの5区までに最低30秒のリードをつけたい酒井監督は「1、2区で服部兄弟を起用するプランもある」と、兄弟たすきリレーでの先手必勝策も披露。いずれにしろ2人の走りがチーム浮沈の鍵を握る。 (千葉亨) PR情報
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