2015年12月13日（日）
電子版/新聞
【ワシントン＝吉野直也】米有力紙ニューヨーク・タイムズとＣＢＳテレビは10日、来年11月の大統領選に関する世論調査の結果を発表した。共和党の候補指名争いでは不動産王ドナルド・トランプ氏（69）が35％で首位になり、10月の前回調査から13ポイント上昇した。
２位は16％のテッド・クルーズ上院議員（44）が浮上した。トランプ氏とトップを争っていた元神経外科医のベン・カーソン氏（64）は13％で３位に転落した。調査は12月４～８日に実施。トランプ氏が７日にイスラム教徒の米入国禁止案を発表する前に得た回答がほとんどだった。
ほかの各種世論調査でも同様の傾向がみられており、トランプ氏は来年２月に始まる予備選を前に勢いづいている。民主党はヒラリー・クリントン前国務長官（68）が52％でトップ、32％のバーニー・サンダース上院議員（74）が次いだ。
ドナルド・トランプ、ニューヨーク・タイムズ、テッド・クルーズ、ヒラリー・クリントン、バーニー・サンダース
