2015年12月12日22時57分
スキーシーズン到来のはずが、東日本各地で雪が不足している。気象庁によると、この冬は6年ぶりの暖冬になる見込みで、来月上旬までのここ1カ月は全国的に平年より気温が高くなりそうだ。
山梨県鳴沢村の富士山麓(さんろく)の「ふじてんスノーリゾート」は予定より5日遅れの10日にオープンした。だが、わずか1日で営業中止に。11日に季節外れの大雨と気温上昇で雪が溶けたためだ。シーズン途中で営業を中止したのは1986年の開業以来初めてという。毎年、クリスマスと年末年始がスキー客のピークで、日原万博(かずひろ)副支配人は「冷え込みに合わせて雪作りを再開し、何とか間に合わせたい」と話す。
長野県でもスキー場のオープンが遅れている。県の調査などによると、85カ所のうち20カ所が10日までにオープンするはずが、実際は13カ所。予定より6日遅れで11日にオープンした菅平高原スノーリゾート(上田市)は毎年20センチほどの積雪が今年は3センチほどで、人工降雪機で雪を積もらせて営業開始にこぎ着けた。12日にオープンした新潟県湯沢町の苗場スキー場も人工造雪機でゲレンデを造った。
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