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中国の工業生産 やや改善も去年の水準下回る12月13日 0時08分
中国の先月の工業生産は、政府の販売刺激策で自動車の生産が増えたことなどから、前の年の同じ月に比べて6.2%の増加となり、伸び率はやや改善したものの、依然去年の水準を下回っています。
中国の国家統計局によりますと、先月の工業生産は、前の年の同じ月より6.2%増加し、伸び率は前の月から0.6ポイント上昇しました。これは、減税など政府の販売刺激策で、自動車の生産が大幅に伸びたためです。ただ、不動産向けの投資は振るわず、粗鋼やセメントの生産量も前年割れが続くなどしており、おおむね7%以上だった去年までの水準は依然下回っています。
一方、先月の小売業の売上高は、自動車の販売やインターネット通販が好調だったことなどから、前の年の同じ月と比べて11.2%の増加と、前の月より0.2ポイント伸び率が上昇しました。
ただ、中国経済の専門家は「製造業を中心に企業の業績が伸び悩むなか、将来への不安から、消費者が買い物にやや慎重になっている面もある」と話しており、中国経済の先行きへの不透明感が続いています。
一方、先月の小売業の売上高は、自動車の販売やインターネット通販が好調だったことなどから、前の年の同じ月と比べて11.2%の増加と、前の月より0.2ポイント伸び率が上昇しました。
ただ、中国経済の専門家は「製造業を中心に企業の業績が伸び悩むなか、将来への不安から、消費者が買い物にやや慎重になっている面もある」と話しており、中国経済の先行きへの不透明感が続いています。