さくら学院が12月5、6日に神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場にて、デビュー5周年ライブ「さくら学院 5th Anniversary LIVE ~ for you ~」を開催した。
2010年12月8日に「夢に向かって」でメジャーデビューを果たしたさくら学院。5周年記念日を目前に行われたこの公演には、彼女たちを祝福するべく大勢の父兄(ファン)が駆けつけた。なおこのイベントは会場の隣にある神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオおよび全国の映画館にライブビューイング中継され、全国各地の父兄に見守られる中で実施された。
5日の公演は「チャイム」で幕開け。曲中で岡田愛がダンスを大胆に間違えてしまう場面もあったが、曲の終わりまでなんとか踊りきり12人は一度ステージから捌けた。その直後に岡田と同学年の山出愛子との友情が描かれた寸劇が行われ、岡田の振り間違えがフェイクであったことが判明。寸劇からの流れで「FRIENDS」に突入し、岡田と山出は仲良く手をつないでパフォーマンスをした。なおこの寸劇は2011年度の「さくら学院祭」での寸劇のオマージュであったことが後のMCで明かされた。
5周年ライブの見どころの1つとなった「Let's Dance」では椅子を使いながら、難易度の高いダンスを披露。メンバーが一度退場し、さくら学院の5年間を振り返る映像の上映が終わると、再び登場した12人が2014年度から披露されていなかった人気曲「WONDERFUL JOURNEY」を含むスペシャルメドレーで会場を盛り上げた。彼女たちはMCを経て、数々のさくら学院の名曲を生み出してきたcAnON.が手がけた新曲「キラメキの雫」を初披露。本編最後の「君に届け」まで駆け抜けた。本編が終わると、2013年度の卒業生である堀内まり菜、飯田來麗、杉崎寧々、佐藤日向からのビデオメッセージが上映され、客席からは大歓声が。その後、12人は購買部の「ピース de Check!」、「マシュマロ色の君と」、「School days」の3曲を届け、初日公演の幕を下ろした。
6日公演のオープニングを飾ったのは自己紹介ソング「目指せ!スーパーレディー」。12人で初めて披露したナンバーでもある「負けるな!青春ヒザコゾウ」や今年度初披露となる「スリープワンダー」などで父兄を盛り上げていく。初日と同じくダンス曲である「Let's Dance」、6曲を詰め込んだメドレー「5th Anniversary Medoley」、新曲の「キラメキの雫」を届けたあと、12人は「未完成シルエット」をパフォーマンス。その後、大賀咲希が「5周年を迎えることができて私たちは本当に幸せ者です。父兄さんが優しく見守ってくれて、支えてくれるおかげです。父兄さんに最高に感謝の気持ちを届けられるよう歌います!」と挨拶し、生徒たちはラストナンバーの「君に届け」を歌う。父兄は彼女たちの思いのこもった歌声にじっくりと耳を傾けた。
アンコール1曲目を飾った「message」では、2011年度卒業生の三吉彩花と松井愛莉がサプライズで登場。総勢14名による「message」が届けられると、父兄は拍手喝采を送った。自らを「中等部7年生です」と紹介した三吉と松井はその後、さくら学院に在籍していた頃に組んでいたユニット・新聞部 SCOOPERSのナンバー「Brand New Day」を歌うことに。一度捌けた在校生たちは曲の終盤にSCOOPERSの目印である黒ぶちメガネをかけて再び登場し、2人のパフォーマンスをさらに盛り上げた。三吉と松井がステージを去ったあと、12人は磯野莉音の曲振りでさくら学院のデビュー曲である「夢に向かって」を披露。間奏では白井沙樹が「さくら学院を5年間応援ありがとうございます! これからもよろしくお願いします! さくら学院は永遠に不滅です!」と叫び、父兄からの喝采を浴びる。すべての演目を歌い終えた12人はさくら色のフラッグで満たされる会場をあとにした。
さくら学院は1月16、17日に神奈川・はまぎんホール ヴィアマーレにて公開授業イベントを開催。詳細はオフィシャルサイトにて確認を。