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 体外受精させた受精卵の全ての染色体を調べて異常がないものを子宮に戻す「着床前スクリーニング」について、日本産科婦人科学会は12日、2017年までに先行して100組に実施する臨床研究計画を発表した。その後、この受精卵検査の有効性を本格的に調べる研究に入るという。

 先行する研究は、流産を2回以上した夫婦50組と、体外受精で3回以上妊娠しなかった夫婦50組が対象。いずれも35~42歳に限定する。妊娠率や流産率について、同時期に体外受精した人たちと比較する。この結果を参考に、その後の研究の症例数を決めるという。

 研究に参加する医療機関はそれぞれの倫理委員会で研究が認められた後、学会が指定するという。(合田禄)