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介護担う子ども 遅刻や欠席など学校生活に影響
12月12日 20時22分

介護担う子ども 遅刻や欠席など学校生活に影響
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未成年の頃から家族の介護を担う「ヤングケアラー」の実態について調べた調査結果の報告会が都内で開かれ、小学生のうちから家族のケアに関わる子どもがいて、遅刻や欠席など学校生活に影響が出ている実態が報告されました。
この調査は介護をしている人たちを支援する団体が行ったもので、報告会には福祉や教育の関係者など、およそ30人が参加しました。
調査は新潟県南魚沼市の公立の小中学校の全教職員を対象に行われ、271人が回答を寄せました。それによりますと、4分の1の教職員が「家族のケアをしていると感じた子どもがいる」と答えということです。
子どもが行っているケアの内容を複数回答で尋ねたところ料理などの「家事」が54%、「きょうだいの世話」が48%、着替えなど「身の回りの世話」が17%、入浴やトイレといった「身体介助」が6%などとなっています。
調査した団体によりますと、こうした子どもたちの中には欠席や遅刻、それに宿題をしてこないケースが多く見られるということです。
日本ケアラー連盟の渡辺道代理事は「子どもが自分で声を上げることは難しく、周りの大人が気付いて適切な支援につなげていく必要がある」と話しています。

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