日インド首脳会談、新幹線方式採用で合意

　安倍総理大臣はインドのモディ首相と会談しインド西部の高速鉄道計画に日本の新幹線方式を採用することなどで合意しました。

　「きょうここから日印新時代が始まります。歴史的な首脳会談となったと考えています」（安倍首相）

　会談で両者はムンバイ・アーメダバード間の高速鉄道計画に新幹線方式を採用することで合意。日本側が１兆８千億円の総事業費の最大８１％で資金協力することを検討します。

　また、両首脳は日本からの原発輸出につながる原子力協定の締結でも大筋合意しました。インドには、ＮＰＴ＝核拡散防止条約に加盟しないまま核実験を繰り返してきた過去がありますが、平和的利用に限定する項目を設けることで折り合ったということです。

　また、中国の海洋進出を踏まえ、日本からインドへの武器輸出に道を開く協定への署名も行われ、防衛分野での協力も新たな段階に入りました。（12日20:41）