ダルビッシュ翔被告ら21人書類送検
プロ野球と米大リーグの今季公式戦計約380試合を対象に野球賭博を開いたなどとして、大阪府警は11日、人材派遣業のダルビッシュ翔被告(26)=大阪府羽曳野市羽曳が丘5=ら男女21人を賭博開張図利や常習賭博などの疑いで大阪地検に書類送検した。翔容疑者は大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手の弟。府警は全員の認否を明らかにしていない。
他は、翔容疑者とともに胴元とされる無職で在日韓国籍の谷川尚哉被告(29)=大阪市生野区巽中3=と客だった男女19人。いずれも翔容疑者の知人や翔容疑者が経営する会社の従業員という。
翔容疑者の送検容疑は3〜10月、プロ野球約250試合と大リーグ約130試合の勝敗を予想する賭博を開催して19人に1口1万円で計約1億1300万円を賭けさせたり、谷川容疑者が開いた約470試合の賭博に参加して計約2億1800万円を賭けたりしたとされる。
府警捜査4課によると、翔容疑者は胴元になった試合で賭け金の1割を手数料として徴収していたという。
翔容疑者は10月下旬、5月の公式戦44試合を対象に野球賭博を開いたなどとして賭博開張図利などの容疑で逮捕され、起訴された。