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大村さん 薬の候補を今後も見つけ出したい12月12日 4時32分
ことしのノーベル医学・生理学賞を受賞した、北里大学特別栄誉教授の大村智さん(80)が、NHKのインタビューに答え、受賞理由となった熱帯病の特効薬に続く、新たな薬の候補を今後も見つけ出したいと、研究への意欲を語りました。
北里大学特別栄誉教授の大村智さんは、スウェーデンの首都ストックホルムで行われたノーベル賞の授賞式と晩さん会から一夜明けた、日本時間の11日、NHKのインタビューに応じました。
この中で大村さんは、授賞式の舞台の中央でファンファーレの響くなか、グスタフ国王からメダルを受け取った時の気持ちについて、「とにかく自分の席に戻るまで間違いがないようにという気持ちでした。ほかの人がメダルをもらっているうちに、いろんなことが思い出されてきました」と栄誉の瞬間を語りました。
そして、授賞式の直後、大勢の人に囲まれていた大村さんに、娘の育代さんが人垣をかき分けるようにして駆け寄って来た時の様子を語り、「あの子は本当に控えめで、積極的にやる子じゃないのに。その子が来たときはびっくりして。お父さんおめでとうと言ってくれたときは、いちばん感動しました」と話していました。
そして今後の抱負について尋ねると、ノーベル賞の受賞理由となった熱帯病の特効薬に続く、新たな薬の候補を見つけるために、研究所の仲間と一緒にチャレンジしていきたいと、研究への意欲を語っていました。
また、若い人たちに対して伝えたい事を尋ねると、「とにかく一生懸命やりなさいということ。それもなるべく、挑戦する。そうすると、必ず失敗しますが、その失敗が自分自身の宝になります。もう一つは、一つ一つの縁を大事にすることです。そうすると、応援してくれる人も出てくるし、引っ張ってくれる人も出てきます」と話していました。
大村さんは、日本時間の13日夕方帰国し、羽田空港で記者会見を開く予定です。
この中で大村さんは、授賞式の舞台の中央でファンファーレの響くなか、グスタフ国王からメダルを受け取った時の気持ちについて、「とにかく自分の席に戻るまで間違いがないようにという気持ちでした。ほかの人がメダルをもらっているうちに、いろんなことが思い出されてきました」と栄誉の瞬間を語りました。
そして、授賞式の直後、大勢の人に囲まれていた大村さんに、娘の育代さんが人垣をかき分けるようにして駆け寄って来た時の様子を語り、「あの子は本当に控えめで、積極的にやる子じゃないのに。その子が来たときはびっくりして。お父さんおめでとうと言ってくれたときは、いちばん感動しました」と話していました。
そして今後の抱負について尋ねると、ノーベル賞の受賞理由となった熱帯病の特効薬に続く、新たな薬の候補を見つけるために、研究所の仲間と一緒にチャレンジしていきたいと、研究への意欲を語っていました。
また、若い人たちに対して伝えたい事を尋ねると、「とにかく一生懸命やりなさいということ。それもなるべく、挑戦する。そうすると、必ず失敗しますが、その失敗が自分自身の宝になります。もう一つは、一つ一つの縁を大事にすることです。そうすると、応援してくれる人も出てくるし、引っ張ってくれる人も出てきます」と話していました。
大村さんは、日本時間の13日夕方帰国し、羽田空港で記者会見を開く予定です。