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難航する交渉前進を COP21で日中が一致
12月6日 23時16分

難航する交渉前進を COP21で日中が一致
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フランスで開かれている地球温暖化対策の国連の会議COP21で6日、日本政府交渉団の代表を務める丸川環境大臣が中国政府の代表と会談し、難航する交渉を前進させることで一致しました。
パリで開かれているCOP21では5日、実務者レベルの作業部会が終了しましたが、温室効果ガスの削減目標達成の義務化や資金支援の在り方を巡って先進国と発展途上国の対立が続いています。
合意に向けた最後の交渉を行う閣僚級会合を前に丸川環境大臣が6日、中国の解振華特別代表と会談しました。この中で丸川大臣は「各国の状況や交渉上の立場はさまざまだが、対話を通じて着地点を見出すことが重要だ」と述べ、歩み寄りを促しました。政府関係者によりますと、解特別代表は温暖化の被害や資金不足など途上国の現実に目を向けるべきだとした一方「今回の会議で必ず合意したい」とも述べたということで、交渉を前進させることで一致しました。
また、丸川大臣は国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長とも会談し、日本に対して各国の橋渡し役を期待する発言があったということです。
閣僚級会合では、資金支援や先進国と途上国の役割の違いなど、対立する4つの争点ごとに分科会を設けて交渉を進める予定ですが、6日には、先に非公式の会合を始めて打開を図る動きも出ています。
丸川大臣は「最後まで譲れない点を今後の交渉で解きほぐしていけるよう、建設的な議論を行いたい」と話していました。

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