民放全国キー局MBCは9日、「いくつかの(日本の)右翼メディアが新たな事実もないのに内容を膨らませて特集のような放送をしたりしている。新たな嫌韓ムードが広まるのではとの憂慮が提起される」などと韓国人ジャーナリストの見解を伝えた。
CBS系ニュースサイトのノーカットニュースは10日、「(日本のメディアが事件を)ネットと紙で逐一報道しているので、関心がなかった人(=日本人)も注目するようになっている。しきりに韓国を悪く言い続けて、韓国に悪印象がなかった人まで印象を改めるように誘導している」という現地ジャーナリストの見方を載せた。
民放全国キー局のSBSも10日、「日本のテレビ、容疑者インタビューを終日反復放送 在日同胞に不安」と題し、「些細なことまで終始繰り返して報道しており、在日同胞に不安が広がっている」などと報じた。
現地事情に詳しいメディア関係者は「事件の重大性は分かっているのだろうが、『日本の報道機関がこの事件を韓国憎しにつなげようとしている』という、うがった見方も確かにある。嫌韓ムードがこれ以上、広がってほしくないという裏返しなのはわかるが…」と話している。