元世界2階級王者のWBC世界フェザー級9位長谷川穂積(34=真正)が、WBO世界スーパーフェザー級5位カルロス・ルイス(メキシコ)に3-0で判定勝ちした。
左目がふさがった状態で「今日は圧倒的な内容で勝つと思っていたけど、自分自身で自分の期待を裏切ってしまった」と試合を振り返った長谷川。「それでも進化しているのでは」と問いかけられても「劣化しているんじゃないですかねえ…」と悔しさをにじませた。次戦に関しては「しばらくゆっくり休んで(この)試合を振り返りたい」と話した。
試合は、序盤に優勢に進めるも、3回終了間際に顔面に強烈なストレートも食らいダウンを奪われた。5回にも再び顔面に強烈な右ストレートを受け倒された。それでも相手の強打をかいくぐり、効果的なパンチを積み重ね、勝利を手繰り寄せた。
再び世界へ挑むため、負ければ引退の覚悟で今年1月に現役復帰。5月の再起戦で大差判定勝ちして迎えた一戦だった。