日曜ビッグ「客のいない店2〜客いないのに潰れない…気になる店をのぞいて見た」 2015.12.06


港町横浜。
みなとみらい地区の玄関口JR桜木町駅から西に向かって10分ほどのところに客がいない店があるという。
ずいぶんと年季の入った外観。
キリンのオブジェの後ろには昭和50年代から60年代にかけて一世を風靡したところ狭しと並んでいる。
スマホやPCで溢れる現代ワープロを買う人なんているのか?お店の前で観察開始。
やはり3時間経ってもすると午後3時店主らしき人が。
シャッターを閉めた。
見ればこのワープロのお店大丈夫なの?気になる店を丸裸にしようとやってきたのはこの男。
まずは近所の方に聞き込み。
ない!隣のそば屋さんは…。
ご近所さんもお客がいないと太鼓判。
早速あっホントですか。
快く迎えてくれたのは聞けば早速昭和53年第1号が発売されたワープロは文章を打つだけでなくこれ1台で印刷ができそして持ち運びができる当時としては画期的な代物。
保存用の印刷用のワープロの必需品でしたね。
大手電機メーカーがこぞって製造したワープロ。
平成元年には年間出荷台数271万台とピークを迎えます。
しかしパソコンの普及とともに急激に需要が減少。
あっ69,000円。
20年経った中古品ですがまだ69,000円。
それでは失礼ながら実はあの…。
いないですか?横浜で見つけた客が月に2〜3人のお店。
果たしてワープロを買いにくる客は現れるのか!?開店して1時間弱。
ショーウインドーをのぞく人はいますが…。
一方ご主人は…。
ん?あぁなんかスプレーを持ってますね。
どうやら髪のお手入れをしている様子。
すると…。
1台のバイクが停車。
ショーウインドーを見て興味津々。
これはお客か?どうぞご覧ください。
メガネをかけてじっくり品定め。
ご主人すかさず売り込み。
しかし…。
そのまま出て行ってしまいました。
この日の来店はこの1人。
実はこの店賃貸。
最後にお客が来てから8日経つというのにどうなるのか。
午前中立ち止まる人はいません。
するとご主人に動きが。
なにやらワープロを分解し始めましたよ。
それにしても83歳の田中さんにとって実はこの店もともとはテレビの修理専門店として昭和28年に開業したもの。
工学系の専門学校を卒業した田中さんは修理業だけで2人の息子を立派に育てあげました。
しかし時代は流れテレビはほとんど買い替える時代に。
すると田中さん世間から見放されたワープロにはきっと需要があると考え5年前ワープロ専門店に鞍替えしたのです。
無事に液晶が映り整備完了。
ワープロを愛する田中さんお店の前にはそれを表す看板が。
ですがこのワープロ売れる日は来るのでしょうか?ある事件が!はい。
はい。
お客か?2分後。
お客からの電話ならよかったのにね。
そしてお昼過ぎ。
ん?お客か?いらっしゃいませ。
どうも。
これは修理の依頼か?部品がないため今は修理できない様子。
買いかえるのか?それともあきらめるのか?ついに…。
7万9,000円です。
実に10日ぶりのお買い上げ。
購入したのはボランティアでガイドをしているという本多さん。
いったいなぜワープロを?そう日本で開発されたワープロは旅のしおりを作るため本多さんはパソコンよりも慣れたワープロを愛用しているんです。
ワープロはたまにしか売れなくても修理の依頼は月に数件はあるそう。
田中さんこれからも頑張って!あなたの街にも絶対あるはず!言わずと知れた大人気観光スポット。
ここにそれがスカイツリーのお膝元にあるこちらのお店。
店の外にはなにやら見ればそれともただの飾り?そしてやたらと目立つかんてんの文字。
もしかして寒天屋?話を聞いてみたいのですが中にそこでしばらく張り込んでみることに。
すると店内をチラッと見る人が。
その後もチラ見する人はいるがこちらの店気になる木という店名らしい。
まさにこの番組にピッタリ!ですが気になっても店に入る人は現れず…。
とそのとき結局1人の客もなくこの日は閉店。
日を改めて店に突撃することに。
お店の調査を引き受けてくれたのはまさかのなんとミキティ今回人生初のレポート。
ガチの取材交渉いったいどうなる!?浅草にあるミキティがこんにちは。
すみません。
あの…。
ダンディーなこちらの男性がシダ?シダ類。
なんと外に雑に置かれている店内にもところ狭しと置かれています。
どれですか?ザー…。
えっこれになるの!?えっこれが?すごい。
店で扱っている植物はどれもご主人のこだわりで珍しいものが多いのだそう。
なかには40万円するものも。
ではえ〜!なんと…。
こちらがその寒天。
わざわざ職人のもとへ3時間かけて取りにいく逸品。
ここにいますよ。
なんとこのカエルも買える!1匹5,000円。
開店して10年。
ご主人のこだわりのものを集めていたらなんだか統一感のないお店に。
自分でも収拾がつかなくなったというお店。
ではミキティ番組名をお伝えして。
そうですよね。
この店に足を踏み入れる客は現れるんでしょうか?ちょっと遅めの開店。
まず始めたのは植物の水やり。
それを終えると奥のスペースでひたすら客を待ちます。
ウン万円の家賃も払わないといけません。
店が気になるのかチラチラ。
しかし不思議な店に興味を惹かれる人はいるがちなみにもっとだよね。
しかしご主人どこ吹く風。
堂々と昼寝。
その後も客は現れず時間だけが過ぎていきます。
お客さんは?本日の売り上げもちろん…。
今日は土曜日。
週末とあって期待できそう。
ちなみに40万円の木は外に野ざらし。
でも隣が交番なので安心なんだとか。
入り口近くに陣取り今日こそはと気合いを入れるご主人。
しかしこの日は店をのぞく人すらいません。
それもそのはず外は雨。
いつもより人通りがまばらです。
実はご主人10年前まで年商1億円を超える会社の社長でした。
それが一転今では客がいない店の店主に。
いったいなぜ?そんな思いとは裏腹に客はまったくやってきません。
ご主人はその辛さを紛らわすかのようにまたまた夢の中。
この日も1人の客も来ず閉店。
こんな毎日で大丈夫?客が来る日はやってくるのか?早速気合いを入れてドアの建てつけの確認。
店の前に立ち止まる人が。
とっても気になっている様子。
入るのか?入らないのか?これはまさか…。
入った!ご主人ここぞとばかりにバオバブを薦める。
ところでなぜこの店に?やった〜!ご主人本当によかったですね。
それでもなぜやっていけるのか?ご主人が奥から持ってきたのは洋服。
実はご主人かつて…。
青山で路面店も構えていたんです。
自慢の服をミキティ試着。
まあいろいろ…。
素材で変わるから。
5万は大きいですよだって。
そんなに高い服買う人いるんですか?こちらの常連さん素材とデザインに惚れ込み季節ごとに洋服をオーダーしてくれるんだそう。
ちなみに一世を風靡した踊る刑事ドラマに出ていたこうした穴蔵さんのファンが生活を支えているみたいです。
頑張って!
(拍手)さあということで前回大好評だった番組の第2弾です。
すみません。
若林さんひょっとしたらご存じないかもしれませんが前回の放送で実は最も好評でした客がいない名店寿司長さんでございます。
寿司屋?はい。
そうなんですよ。
このへんだけは寿司屋っぽいですね桶だけは。
こちらのお店は寿司屋さんをやっていて今は自転車のパンク修理を専門にやられているお店でございます。
本当だ!全然目に入らなかった。
どうも。
倍ですけどね。
いやさすがですよ。
さすが。
1,000円2,000円の話を今からずっとやりたいと思います。
東京世田谷にいつもシャッターが閉まっている不思議な店があるという。
それがここらしい。
噂どおり本当に営業しているのか?外で観察してみた。
お昼過ぎシャッターがオープン。
ようやく開店?中には商品と思われるミシンが。
しかし…。
なんとわずか2時間半で閉店。
この店本当にやっているのか?
(スタッフ)やってますか?翌日再び訪ねると運よくシャッターが開いてました。
ご主人とおぼしき男性が玄関前に腰を下ろしなにやら作業中。
ちょっと堅物そう。
そこで…。
誰でも心を開いてくれそうなねば〜る君に取材交渉してもらいましょう。
意外とすんなり…。
まさかのねば〜る君訪問にはにかんだ笑顔を浮かべるどうやらこのお店1万円台のものから10万円もするレトロな手回し式ミシンまでさまざま。
更に看板が物語るとおり中古ピアノも販売。
でもこんな古いもの誰が買うの?ねば〜る君しっかり聞いてね。
世田谷で見つけたちょっと入りづらいミシン屋さん。
果たしてこのお店に客は来るんでしょうか?シャッターを開けいつもと同じ玄関前のスペースで作業開始。
なんでも電気代がもったいないということで日の当たるこの場所を仕事場にしているんだそう。
すると自転車にミシンを載せた女性が。
もしかしてお客さん?なんと無料でアドバイスして帰しちゃいました。
結局売上ゼロのままこの日の営業は終了。
相変わらず作業に没頭していると…。
そんな会話が耳に飛び込んできたそのとき…。
すると電話を切るやいなやあとをついていくと…。
事情を説明して中へ入らせてもらうと…。
そこには古いミシンが。
実はご主人出張修理にきていたんです。
不定期にシャッターが閉まっていたのは出張していたからなんですね。
古いミシンの出張修理をしているお店は都内でも数えるほど。
これからも頑張って!続いては画廊。
絵なんかめったに買わないしいったいどうしてやっていけるのか?スタッフが都内の画廊を調査したところ取材オッケーの店を発見。
その店はオシャレな街代官山にあります。
住所を頼りに行くと…。
更に建物の中を進んでいくとそこはこれが画廊?中に入って確認すると…。
すみませんごめんください。
はい。
はい。
こちらが今回協力してくれる画廊の店主早速案内してもらうと…。
(スタッフ)お〜っ!8畳の部屋にオススメがこちら。
つまようじで顔をかたどったこの作品。
タコ紐で作ったこちらの作品。
なんと…。
なかなかのお値段ですね。
怪しい作品満載!オシャレタウン代官山にある画廊。
早速定点カメラをセッティング。
開店から1時間経過。
今のところよく見てみるとマンションの入り口にお店の看板が無い。
それくらい調べましょうよ!代官山だと家賃もお高いでしょうに…。
そんな話を聞いていると…。
おっお客さん?ついに来た!あらら!見ただけ?が見ただけで帰っちゃいました。
どうして画廊に来たんですか?どうやらこの画廊ホームページを見た若い美大生が時折来店。
しかしほぼ全員見るだけ。
その後2日張り込むも絵をすると…。
うん?いったいどこに行くんですか?あとをついていくと高そうなマンション。
fmの佐々木です。
どうも。
部屋に入るなり絵をかけ始める佐々木さん。
実はfmでは個人や会社向けに美術品のレンタルを行っているのです。
こちらのお客さんはデザイナーでfmの作品がお気に入りなんだとか。
ちなみにでも家賃は20数万円。
従業員も2人いてレンタルだけだと厳しいのでは?と思ったそのとき…。
どう見ても美大生には見えない雰囲気ある紳士がご来店。
佐々木さんも我喜屋ファンとしては新作も持っとかないとね。
ついに売れるか!?嘘!?なんと3点一気に280,000円のお買い上げ!でもなんで一気に3点も買ったんでしょう?やはりこうした羽振りのいい客が画廊を支えていました。
28万の売り上げのおよそ5割は我喜屋さんに渡しますが佐々木さんも大満足。
開店して1年。
軌道にのるよう頑張ってください。
お次はオシャレな港町神戸。
JR神戸駅から1.5km。
市街地のど真ん中に時が止まったような店があるという。
早速スギちゃんが聞き込みへ。
入りにくい?ボロい?ひさしなどいたるところが確かにのれんが…。
どうやらそれではスギちゃん突撃!ホントですか!ありがとうございます。
嬉しい。
お父さんありがとうございます。
中に入ると狭いながらも味のある店内。
こちらが家だったんですか?更にうどんの値段もそのまま。
50年前書いたやつ!?では例の質問いっちゃいましょう。
どういう番組かっていうと…。
みたいなタイトルなんですよ。
今にも崩れ落ちそう。
それにしてもこんな見た目のお店にお客は来るのか!?定点カメラを設置して…。
今日も1日が始まる。
ご主人の両親が始めた伊勢屋。
当時は出前の手も足りなくなるほど人気のお店でした。
しかし3年前母親が他界。
出前もできず渡邉さんひとりで店を切り盛り。
のれんを掲げて1時間。
店には誰も入らない。
するとご主人に動きが。
外へ。
近所の人と世間話。
すると…。
客は来ないが猫が来た。
またしても猫。
すると…。
入った!うどんを食べに来たお客さんか?なんとカボチャを持ち込み。
更に昼からサワー。
この人はいったい!?神戸にあるすると自ら持ち込んだカボチャを食べ始める。
この人は客なのか?すると…。
またしてもご来店!と言って持ってきたものをテーブルに広げましたよ。
丼を受け取ると…。
ご飯を入れ始めました。
ご婦人全然注文しません。
するとご主人も横に座って…。
一緒にご飯を食べ始めた!どういうこと!?そうですよ。
こちらのご婦人3軒隣にある鰻屋山源商店の女将さん。
持ち込んだお昼ご飯を堂々と食べ…。
注文はせずそのまま常連の男性が飲んだサワー代500円をいただき…。
ランチタイム終了!その後も客が来ないまま刻々と時が進む。
その頃店内ではご主人拭き掃除。
テーブルの上はもちろん脚までも。
調味料入れまで!細かいですね。
それでも…。
たとえ客が来なくても一生懸命掃除。
だからこのテーブルも使い続けてこれたんですね。
日がとっぷりと暮れ時刻は午後6時。
すると…。
やってきたのはお客か!?中へ入ると早速ビールを注文。
すると…。
あれ?鰻屋の女将さんまた来店。
またまた持ち込みですか?また1人。
また1人とやってきた。
うどんが見たいんですよね〜。
99%が常連客というこのお店。
もちろんすべて酒代。
なるほど。
そうだね。
せっかくなので誰も頼まないこの店自慢のうどんを作っていただきました。
こちらが伊勢屋の名物油揚げをのせたしのだ。
関東でいうきつねうどんお値段350円。
テーブルの傾きで汁がこぼれそうなのはご愛嬌。
今にも崩れそう。
外はボロボロでも中はご主人とご近所さんの愛情がじんわり染みこんだ名店でした。
続いての客がいない店は茨城と千葉の県境にあります。
なんでも強烈なインパクトのお店だそうですが…。
(スタッフ)何?あれ何?何何あれ?突如目の前に現れた異様な空間。
ちょっと…。
近寄ってみるとロケットのようなものが…。
下町ロケット?いや…。
看板には「修理」の文字。
話を聞くため人の気配はなく電化製品が無造作に置かれている。
よくわからない看板も。
もしかしてただの廃虚なのか?ちょっとお話を聞きたいなと思って。
果たしてここは電気屋なのか?代表の河原田さんに話を聞くと…。
なんともぶっ飛んでいるケネディー電気。
業者などから譲り受けた電化製品を修理し1年間の保証をつけて売っているそうです。
失礼ながらガラクタにしか見えませんが…。
思い切ってアレ言っちゃいましょう。
ありがとうございます。
20日間お客が来ない。
茨城にある怪しいロケットの店。
およそ電気屋とは思えないこの店に客はやってくるのか?定点カメラを設置してレッツ張り込み!客がいない店の朝は早い。
と言って始めたのはお掃除。
それが社長のモット−なんだそう。
たっぷりと時間をかけてお掃除終了。
ケンカするほど仲がいい。
結婚42年目になる…。
(ファンファーレ)朝8時ファンファーレとともに元気よく開店。
しかしなかなか客はやってきません。
と社長思い立ったように外へ。
いったい何を始めるんでしょう?実は野ざらし状態の電化製品は解体して部品を集めるためのものだったのです。
一見ガラクタと思えるものでも社長にとってはお宝。
ちなみにここで販売している1,000点以上の電化製品。
1年以上の保証は自信のあらわれです。
しかしその甲斐もなく客はゼロ。
閉店。
すると…。
センサーが鳴り響いた。
待望のお客か?なんでもロケットに興味を持ち日本一周の帰りに立ち寄ったのだとか。
ありがとうございます。
するとお茶やお菓子を出し…。
なんと食事まで振る舞う大サービス。
もしかしてこれは…。
ご飯を食べさせて商品を買わせる作戦?旅の話を興味深く聞く社長。
気がつけばあっという間に3時間経過。
え〜っ!何も買わせずに帰しちゃうの?結局そのまま送り出しちゃいました。
やけに余裕ですがこれでやっていけるのでしょうか?ちなみにここはお店兼自宅。
でも借地なので家賃を払わないといけません。
なぜか社長がトラクターを運転。
どういうこと?実はここ店の裏にある社長の畑。
季節に合わせて長ねぎや冬瓜などの野菜を栽培しています。
自作の鳥小屋には名古屋コーチンまで。
更に…。
近所の皆さんが米や魚を差し入れしてくれるんだそう。
そんな社長の故郷は福島県会津。
メーカー直営の電気店に勤めていた頃誰も立ち入らないような山村をまわり電化製品の修理をして腕を磨いたそうです。
二十歳のときに独立。
2人の子供が巣立ったあともっと自由なお店をつくりたいと一念発起。
この地にやってきました。
その日…。
長女の征子さんと2人のお孫さんが遊びに来ていました。
2か月ぶりの再会にふだんはコワモテの社長もいいおじいちゃんに。
征子さんはこんな父親のことをどう思っているんでしょう?思春期には破天荒な父親とぶつかりつらい思いをしたこともあったといいます。
しかし娘の大学の学費や下宿代を捻出するため懸命に働く父の後ろ姿を見てきた征子さん。
当時を思い出し涙が…。
小さい頃にはわからなかった父の思い。
今ではしっかりと受け止めているんですね。
張り込み開始から100時間を超えたこの日車が!ついに客か!?ご夫婦らしき2人が商品コーナーへ。
明らかに何かを探している。
これは確実にお客だ。
すると人の気配を感じた副社長が…。
これは何か買ってくれるかも。
するととある商品を運び出しました。
調査5日目にして初めてのお買い上げなるか?探していたのは二層式の洗濯機。
ところでまだお金払っていませんよね?実はケネディー電気の商品に値札はありません。
すべて社長の言い値。
果たしてお値段は?オープン・ザ・プライス!ついに売れた!ペット用具の洗濯に二層式の洗濯機を探していたそうです。
畑でとれた野菜までもらい大満足で帰っていきました。
一見破天荒なお店だが自給自足の生活までして…。
捨てられたものに命を吹き込む。
これが社長の職人としてのこだわりなんですね。
流行の発信地そしてひと駅隣の山手線と並んで東京を代表する2つの街をつなぐ明治通りに客がいない店があるという。
言われた場所に言ってみると…。
歩道に面したどこから見てもお店感はしない。
というより渋谷感すらない。
とりあえずこの細長い部分が先ほどの建物のよう。
確かにメチャクチャ薄い。
とりあえず通りを挟んだマンションの許可を得て観察してみると…。
誰かが座って話している様子。
これはもしやお店ではなくしかしここで驚きの事実が。
スタッフが調べてみたところこのあたりの不動産情報を紹介するホームページにこんな記述が。
それじゃこのバスを待っているような方が真実を確かめるため再びこの方に来てもらいました。
それでは早速確かめてもらいましょう。
あっどうもどうも。
こんにちは。
はじめまして。
取材大丈夫ですか?笑顔で迎えてくれたのはまずは気になるその薄さはミキティ一人分。
向かい側は…。
早速掘っ建て小屋…いや自称お店を見せてもらうことに。
なかなか…。
これは?なんとタイヤのチューブや修理に使う工具などがこの薄くて狭いスペースに収納してあります。
驚くことに電話も。
お父さんリリリーって鳴ってる。
もちろん確かに建物脇の電柱からしっかり電話線がつながっていました。
続いてホントだ!たった2坪半の小さいお店ですがもともとここでやられてたんですか?こういうふうにあったんですよ。
なるほど。
もともとは大木さんのお父さんが戦前に始めた自転車屋。
90年の歴史を持ちます。
昔はこんな奥行きがあったんですね。
明治通りが拡張されるまではこのスペースもお店でした。
本当は残った2坪も国に買ってもらいたかったんですが残念ながらダメだったそう。
それじゃあ…。
お店が薄い理由が判明したところで例の質問を。
それでは定点カメラを設置させていただき…。
ご主人がやってきました。
どうやらするとお店にはポストがあります。
なんと新聞が入っていました。
食い入るように新聞を読むご主人。
20分後自転車に乗った男性が現れました。
そのまましゃべり続けてどこかへ行ってしまいました。
どうやら大木さんこの地で90年も自転車屋さんをやっているだけあって知り合いが多いみたい。
野沢菜を樽ごといただいちゃいました。
その後も訪れるのは知り合いばかりで客はまったく現れず。
それもそのはずなんと300m先にちゃんとした普通の自転車屋さんが。
そんなお店に大木サイクルのことを聞いてみると。
ちなみにご主人の店は…。
これじゃあお客来ませんよね。
ご主人ちょっと楽天的すぎ。
もしかして最後まで教えてくれませんでした。
そうこうしているうちにこの日は店じまい。
どうも。
この日も誰も来ず。
待つこと2時間。
しっかりした身なりの男性が…。
ついに待望のお客さんか?どうやら自転車を修理してもらったお礼を言いに来たみたい。
もちろんお礼だけなのでお金にはなりません。
その後も時間だけが過ぎていき…。
うなだれてる。
最終レース終わりですよあれは。
あの構えは。
うなだれてたなぁ。
すると開店前から明らかに自転車に不具合を抱えた感じの男性が…。
これはお客の可能性大。
10時になってご主人がやってきました。
やりました待望のお客さんです!早速作業に取りかかるのかと思いきや向かった先はポスト。
ご主人新聞を取りに行っている場合じゃありませんよ。
急いで急いで!
(スタッフ)何回くらいいらっしゃってる…。
最後はブレーキの点検。
きめ細かい仕事をしてますね。
久しぶりのお客に大木さんも嬉しそう。
それから1時間後。
自転車を押してきた男性は…。
やりました。
またもやお客さんです。
それにしても近くに安い自転車屋があるのにどうしてここに来たんですか?このお店では簡単な調整や空気入れなら料金はいただきません。
更に修理だけではなくチェーンやブレーキなどの点検も無料でしてくれるんだとか。
そんな大木さんに会いにご主人やりましたね。
毎日このくらい来てくれればいいなというのはありますよね。
何億とあったそれでも奥さんも子供もいない大木さん。
昔からの友人の憩いのためにお店を続けていくそうです。
いや〜すばらしいですね。
やっぱり分解してまた修理出してとか…。
洗濯機なんて今売ってませんから。
どこもかしこもなぜ言い値なんですかね。
同業として…。
まだまだ勉強だと。
上回ってるじゃないですか。
続いては大都会その住宅街で見つけた客がいない店。
向かってみると…。
しばらく待つもののところが午後2時。
すると通りすがりの男性に何やら…。
どうやらこのおばあさんが店の人らしい。
午後2時ようやく開店。
果たしてどんな店なのか?ショーウインドーにはしかしシャッターは開いたのにお店の中は真っ暗。
ここで番組スタッフがお店へ突入。
こんにちは。
こんにちはすみません。
こちらが大正ですか?大正12年生まれ。
現在92歳のおちゃめな雪香さんは昭和21年に開店したこの店をご主人と2人で切り盛りしていました。
ご主人が亡くなったあともおよそ半世紀に亘りひとりでお店を守り続けてきたといいます。
店内は…。
更にNゲージと呼ばれる鉄道模型は年代物が多く掘り出し物がありそう。
では…。
1週間客が来ない。
92歳の女将が営むプラモデル店。
定点カメラをセットし…。
開店から1時間。
客の入る気配はありません。
おばあちゃんはというと暗闇のなかにひっそりと佇んでいます。
1日の営業時間は4時間半。
このまま客は来ませんでした。
そういえばお母さんが…。
閉めるときは棒を使って自分でできます。
おばあちゃんお疲れさま。
この日もまた通りすがりの方にシャッターを開けてもらい営業開始。
おばあちゃんは相変わらず闇の中。
すると…。
電気がついた!客か?お客が来た!でもなぜか商品も見ずに腰かけちゃいましたよ。
今いくつでしたっけ?大正…。
何やらひたすら世間話。
買うの買わないのどっち?新宿にあるイトウ模型にやってきた男性。
彼はいったい…。
20年ほど前まで近所に住んでいた曽野さん。
プラモデル作りが趣味でこの店に足しげく通っていたとのこと。
おばあちゃんはこういったお客さんのため月に1度自ら問屋に足を運んでいるんだそう。
まあ別に全然…。
この日はプラモデル3つとパテ合計8,200円をお買い上げ。
これで大丈夫です。
よかったね雪香おばあちゃん。
男の子が言うシロクニ北海道とはC62形という蒸気機関車のこと。
どうやらお目当ては鉄道模型のようです。
この日買ったSLのお値段は12,500円。
おばあちゃんやったね!聞けばこちらのお父さん…。
この近所で育ったという高橋さん。
20年ぶりに店の前を通ったところまだ営業しているのを見かけお子さんと久しぶりにやってきたのです。
こんな貴重なものが手に入るのもイトウ模型ならでは。
早速SLを走らせるということなので見せてもらうことに。
パパに買ってもらったシロクニ北海道の初走行です。
そしてこちらはお父さんが9歳のときに初めてイトウ模型で買ってもらったブルートレイン。
今でも立派に走ります。
ひとりでシャッターを開けられずお店は赤字続き。
それでもイトウ模型はおばあちゃんのステキな笑顔に惹かれてお客さんが集まる名店でした。
商人の街大阪。
ここに全然客が来ない店があるという。
それが古くからの住宅街が広がる下町福島区海老江にあるこちらの店。
すみませんこんにちは。
いいですか?オッケー?ありがとうございます。
すみません。
オッケーだって。
芸能人みたいな方。
どうもこんにちは。
貸本屋ってことは?そう実はここただの本屋ではなく扱っている本は漫画本のみ。
1冊50円から借りることができます。
戦後まだ高価だった漫画を読むことができる貸本サービスは大阪を中心に発展。
今は亡きご主人と一緒に当時まだ20代だった千枝子おばあちゃんは看板娘として店を切り盛りしていたそう。
しかし今は利便性のある私たちはね果たしてこのお店にお客はやってくるのか?開店はちょっと遅めの午後2時。
店の奥でお客さんを待つ千枝子おばあちゃん。
挨拶ですね。
でしょ?すると…。
う〜んお店の前に自転車を止める女性が。
ついにお客さんか?手元には漫画本お客さんだ!本を返しにきたこちらの女性。
おばあちゃん10円サービスです。
しかしその後お客は現れず…。
頑張れ千枝子おばあちゃん。
開店早々手元を見ると…。
いったい何をするの?実はこれ本の補強を行っているんです。
配達されてくる新刊に糸を通し接着剤を使い本のカバーへ透明なビニールを貼りつける。
いつまでも美しい本を読んでもらいたい。
どんな本が流行っているかは周りの人たちが教えてくれるそう。
ちなみに新しい本を入荷するために月5万円はかかるんですって。
こんにちは。
昨日来たお客さんがまたご来店。
するとまたお客さんが来た。
更に…。
その後続々とお客さんが!いったいどうして!?貸本屋さんにその理由を知るためうどん屋の調査を終えたスギちゃんが再びお店へ。
日曜日は定休日。
そのため1泊2日の料金で2泊借りられるお得な土曜日を狙って常連さんがやってくるんです。
この日来たお客さんは全部で12人。
おばあちゃんにとって嬉しい日となりました。
なぜ客のいないお店を続けるのか?私言ってるのはねこの帳面はお客さんが勝手に書いていったらいいねんや。
お金もここに置いていったらいいねんよ。
そうしよう思ってる。
2015/12/06(日) 19:54〜21:48
テレビ大阪1
日曜ビッグ「客のいない店2〜客いないのに潰れない…気になる店をのぞいて見た」[字]

客が来るまでガチ張り込み…22日ぶりに客が来た!▽渋谷の薄すぎる自転車屋▽なぜ、今?横浜のワープロ専門店▽ロケット立ち並ぶ怪しい電気店▽10円単位で貸本を営む女将ほか

詳細情報
番組内容
客がいるのを見た事がない気になる店に徹底密着!好評企画の第2弾!!
お客が入っているのを見たことが無いのに、なぜか潰れない…そんな気になる店にガチンコ取材!定点カメラを設置し、張り込み取材をしてみたら…客がいない名店の衝撃の秘密が明らかに!
つづき
▼浅草・何屋さんかわからない…入りづら過ぎる店
▼下町・今にも崩れそうな超ボロボロのうどん店
▼横浜・過去の遺物!誰が買うの!?ワープロの専門店
▼渋谷・薄すぎる…39センチしかない自転車店
▼地元では有名!?ロケットだらけの怪しい電気店
つづき2
▼10円単位で貸本を営む名物女将の店
▼画廊が潰れない秘密

果たして取材中に客はくるのか?
潰れない理由はいったい何なのか?
出演者
【スタジオ出演】
博多華丸・大吉、若林史江
【リポーター】
安藤美姫、スギちゃん、とにかく明るい安村、ねば〜る君
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/sun/

ジャンル :
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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