サンデースポーツ 2015.12.06


J1昇格を懸けた運命の最終決戦。
3位のアビスパ。
引き分け以上で昇格が決まる。
一方、勝つしかない4位セレッソ。
1年でのJ1返り咲きを誓う。
願いをかなえるのはどちらか。
セレッソは前半から、積極的に攻めた。
玉田のコーナーキック。
さらに日本代表、山口がチャンスを作る。
最後は田代。
アビスパの集中した守りを崩せない。
前半は0対0で終える。
後半も勢いはセレッソ。
15分の攻撃。
玉田がシュート。
ワールドカップ2大会出場。
35歳のベテランの先制ゴール。
セレッソがJ1復帰に近づく。
アビスパの井原監督、まだ30分もある。
慌てないようにと、選手たちに指示を送る。
徐々にリズムを取り戻したアビスパ。
再三、相手ゴール前に迫る。
しかし1点が遠い。
残り5分を切ってアビスパの攻撃。
逆サイドから走り込んだ、中村北斗。
思い切って打ったと、今シーズンから古巣に戻ったディフェンダーが同点ゴール。
一転してアビスパがJ1復帰を引き寄せた。
そしてアディショナルタイム。
追い込まれたセレッソは、最後の望みをフリーキックに懸ける。
ゴールキーパーも攻撃に加わった。
思いを込めて。
ヘッド!アビスパ福岡、5年ぶりのJ1復帰。
こんばんは。
サンデースポーツです。
今月のマンスリーキャスターは、サッカー評論家のセルジオ越後さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
しかしJ1復帰を果たしたアビスパ福岡ですけれども、就任1年目の井原正己監督の下、見事につかみましたね。
すごいですね、1年目でね。
いいところで修業して、いい監督の下でコーチやったんですけれども、16位の去年のチームをね、ここまで持ってくるというのは、これはもう井原、おめでとうございます、すばらしいです。
本当、そうですよね。
いやー、1点、相手にリードされたときは、どうなるかと思いましたけど、あの日本代表時代を思い出すような、選手を鼓舞してね。
そうですね、それで顔に出さないんですね。
そこに選手の落ち着きがあったんじゃないかなと思いますよね。
それが勝利を導いたと。
本当におめでとうございます。
さあ、改めて、セルジオさんのプロフィールをご紹介しましょう。
セルジオ越後さんは、18歳でブラジルの名門、コリンチャンスとプロ契約。
右ウイングとして、ブラジル代表候補にも選ばれました。
27歳のときに来日。
そのテクニックで、日本のファンを魅了しました。
名選手だったんですよね。
そうらしいです。
そう聞いております。
引退後は、全国各地でサッカー教室を行ってきました。
その数1000回を超え、延べ60万人以上の少年を指導してきたんです。
これが本当にセルジオさんですか?
かっこいい。
みんな、若いときには、こういう体、してた。
現在は、足や腕を失った人が失う…失った人が行うアンプティサッカーのスーパーバイザーとしても活動しています。
きょうはこのあと、セルジオ越後さんと共に、日本サッカー界の未来をじっくり考えていこうと思います。
視聴者の皆さんからJリーグや日本代表への意見、そしてセルジオさんへの質問など、ツイッターで募集しています。
60字以内でお寄せください。
画面下にこのように、形で紹介させていただきます。
では続いて、昇格を争うもう一つの試合です。
J2とJ3の入れ替え戦。
第1戦はJ3の町田ゼルビアがJ2の大分トリニータに逆転勝ちしました。
来シーズン、どちらがJ2の舞台に立つのか、第2戦です。
絶対勝とうぜ!
J2残留には、勝つしかないトリニータ。
前半9分。
高松のヘディングシュートは、ゴールキーパー正面でした。
さらに34分。
ペナルティーキックを得ます。
ここも高松に託しました。
またしても頼みのベテランが、決めることができません。
ゼルビアは後半、鈴木孝司。
第1戦で2得点のエースが、相手の反則を誘いました。
ペナルティーキックのチャンスに、蹴るのは鈴木。
緊張しなかったと、先制点を奪いました。
終盤、ゼルビアはJ3で最少失点の堅い守り。
トリニータの必死の攻撃を、最後までしのぎました。
ゼルビアは2連勝で、4シーズンぶりのJ2復帰です。
一方のトリニータ。
J1を経験したクラブで初めてのJ3降格となりました。
いやー、こちらもすごい試合になりましたが、最後勝って喜んだのは、相馬監督のゼルビア。
そうですね。
この世代、井原監督に続きね、相馬監督もいい結果を出してね、この若い監督たちらの世代って楽しみですね、Jリーグもね。
さあ、これで今シーズンのJリーグすべての日程が終了しました。
今シーズン、セルジオさんが一番印象に残っているのは、なんでしょうか?
大久保選手の3年連続得点王ってね、これはJリーグの歴史に、一生残るんじゃないかなと。
そうですよね。
ー3年連続は、誰もこの記録破れないと思うんですよ。
本当にすばらしい。
世界的にはなかなか3年連続って聞いたことないですよね。
ないです。
年齢を重ねてさらにどんどんよくなっていく感じもしてますが。
やっぱり、どのチームにいても、点取れるっていうのは、やっぱりいい選手っていうことじゃないかなって思いますね。
4年連続、ぜひ狙ってほしいですね。
来シーズンの楽しみが、また増えました。
さあ、ここからは。
セルジオが斬る!前半戦。
セルジオさんと共に、Jリーグのこれからを考えます。
低めのクロス。
シュートだ!
すばらしい!
サンフレッチェ広島の優勝で幕を閉じたJ1。
しかし。
今シーズンから導入された、2ステージ制とチャンピオンシップは、賛否両論を巻き起こしました。
ここからは、ツイッターでのご意見も紹介していきます。
60字以内でお寄せください。
NHKでも辛口ジャッジをと、セルジオさんにも来ていますので、ぜひお願いしたいと思います。
まずセルジオさん、この2ステージ制はどのようにお考えですか?
僕はね、J2で昇格するために、去年もやったんですね。
それがスリルがあったと。
J1はね、チャンピオンを争うプレーオフはね、これはこのやり方は、ちょっと分かりにくかったなあという感じがするんですね。
せめて昔みたいに、第1ステージと第2ステージのチャンピオンが当たるだけならいいんですけれども、3位まで入ったら、優勝したっていう、今回は全部収まって、1位が優勝して、広島が優勝したんですけれども、もし広島が負けた場合には、広島の選手らの年俸交渉とか、あるいはチームに関した利益がなくなるんですね、そこにね。
獲得してたのに、それが逃げていくという。
Jリーグの興行的なイメージも、いいかもしれないですけども、そのチームのこと考えたら、もし負けた場合は、これは残念だなあということになるんですから、もう少しやっぱり、チーム、サポーターを優先的に考えてね、それでやり方を考えるべきじゃないかなと僕は思いますよね。
ただ一方で、いろんなチームにチャンピオンの可能性、余地が残されて、そして最後の準決勝、決勝、試合自体もドラマチックだったということもあって、非常に盛り上がりましたよね。
そういうよかった面もあったんじゃないですか?
その制度がそうさせるんですけれども、けども1位になったチームが、もし負けるかもしれないという可能性は、それは残しちゃ行けないんじゃないかなと思いますよね。
それはそうですよね。
ただ、この2ステージ制を導入したねらいについて、村井チェアマン、以前、サンデースポーツに出演した際には、シーズン中にヤマ場を増やして、エンターテインメント性を増やすと話してたんですね。
実際、今シーズンの入場者数、18チーム中12チームが増えるという結果を残していて、一定の成果は出てるようにも感じるんですが。
いや、それはね、この制度やったから、お客さんが増えたっていうことになったら、これは困ると思うんですね。
やっぱりJリーグ全体の中に、もっと各試合のお客さんが入るという努力を、チームにしても、Jリーグもやるべきじゃないかなと思いますね。
それは例えば?
もっとすばらしい選手、スター選手、外国から連れてくるとか、レベルアップをするとかね。
いつも海外に脱出するという、あるいはレベルが低くなったら、やっぱりお客さんも少なくなるんですね。
だから全体の中で、レベルを上げるというね、Jリーグのスタートは満員になってましたよ。
今、視聴者の方から、ワールドカップを見据えたうえで、2ステージ制は世界基準からも違うのでは?という意見もあるんですが。
そうですね。
興行的にだけ考えたらね、そういうことをやりだしたら、野球はやるんですけどね、野球の種目とサッカーは、全然別だということを、やっぱり考えなくちゃいけないと思いますよね。
今、お話出たように、リーグ戦とトーナメントのいいとこ取りであるプレーオフって、プロ野球だとクライマックスシリーズがあって、最初少し批判もありましたけれども、しっかり続けていくうちに、今ではみんなが楽しめるようになってますよね。
まあ、向こうはセ・リーグとパ・リーグがあるんですけど、サッカー、一つしかないから、だから、サッカーも分けたらって。
西と東で。
それで最後にそれをやれば、もしかしたら定着するかもしれないですけど。
ただサッカーと野球は根本的に違うということは認識してほしいですね。
入れ替え戦があるんですよ、サッカーは。
じゃあ、今のやり方の中で、もう少し余地があるということ?
そうですね。
やってもいいんですけども、もう少し練って、サポーターの気持ちも、チームの気持ちも、もっと聞いてからやるべきじゃないかなと思うんですね。
2ステージは楽しみはあるが、どうせならJ2の王者も交ぜたら、エンターテインメント性もさらに増えると思うと、そういうご意見もありました。
そういった意味で、そもそもセルジオさん、今のJリーグ全体を見渡していったときに、どんなふうに見てらっしゃいますか?
やっぱりチーム数がちょっと多いし、レベルが、トップとしたが、まあ、よくJ2から上がってもすぐ落ちるとかね、そういう繰り返し繰り返しやってたら、やっぱりリーグは、層を厚くする、レベルを上げるためにあるんですよね。
それが興行の中でチームを増やす、増やすだけで本当にレベルが上がってるか上がってないかって、もう一回見直すべきじゃないかなと思うんですね。
チームを全国に増やすのはいいんですけれども、1リーグの中に、チーム数が、日本では多すぎるなという感じがします。
ちなみに、こちらにちょっとパターンを用意したんですが、現在のJリーグのチームの数なんですが、J1が18チーム、J2、22チーム、J3が13チーム、全部で53チームでプロリーグ、Jリーグというのが構成されてるんですけども、これ、多すぎると?
多すぎますね。
多すぎますね。
やっぱりJリーグ、始まって12、14、16、18。
増えることによって、総合的に各チームの戦力がダウンしているというふうに、僕は思うんですね。
例えばもう1回、14チームに戻したら、4チーム減ることによって、そこの14に凝縮しますよね。
それに2チームの入れ替え戦を入れたら、もっとスリルが出ますよね。
そしてJ2も14、J3も14ってね。
あとはもし必要だったらJ4を作るとかね、そういう少ない中でスリルを作って、凝縮してやっていくという案もあってもいいじゃないかなと思いますね。
一つのステージ、一つのディビジョンを数を増やすんではなく、減らして、層を増やすということで、一番上の層がレベルの高いものにしていこうと。
絶対なりますよね、
それに関わるかもしれないんですけど、2ステージよりも日程緩和をという意見もあるんですが、チームが減ると日程もこう、ずいぶんきつい日程にはならないのかなと。
それにはやっぱり代表の強化の時間とかね、オリンピック代表とか、そこも全部含めてね、やっぱり、総合的にサッカー界のレベルアップ、最終的に頂点が強くなるためにリーグがあるんだということを、それ、別々に考えないとね、最終的には、日本の代表が強くなるためにリーグをやるんだという、もう一回そういう原点に戻るべきじゃないかなと思いますよね。
確かに開幕当初は10チームで、そのころは海外からもジーコ選手とか、リネカー選手とか本当にトップの選手たちもやって来ましたよね。
ダフ屋さんが出ましたよね。
チケットを売る人たちが。
興行的なものをやらなくても、十分でしたね、やっぱり。
あと意見として、私もたまに思うんですけど、Jリーグはころころシステムが変わりすぎて、よく分からないっていう意見もあるんですが。
まあ、チェアマンが代わることによって、やっぱりなんか新しいことをやりたいんですが、継続的に何をやろうとする、レールに乗ってないという感じがするんですね。
そこにいっぺん居座ったら、何かしなかったらいけないんだけども、歴代チェアマンがやったことの繰り返してやっていくということも、一つの務めかもしれないですね。
現場もファンも、われわれメディアも含めて、みんな、Jリーグ、そして日本のサッカー界がよくなってほしいという気持ちは変わらないと思うんですけども。
いや、もちろんですね。
その改革は、どうやって進めていったらいいでしょうか。
僕はもう少しやっぱり、競争的なものが、やっぱり組織の中で生まれるべきじゃないかなと思うんですね。
組織の中で?
例えば、チェアマンになるためには、どうすればいいとかね、自分もなりたいなら、どうすればいいとかね。
やっぱり今の人事って、たぶん、チェアマンも、どうしてチェアマンになったかって、答えにくいんじゃないかなって思うんですね。
そういうところが会社と一緒でね、いろんな所の組織と一緒で、やっぱり選挙がある、株主総会があるみたいな、これ、みんなが上が争うことによって、下まで、よさがつながってくるんですけども。
どうもね、分かりにくいんですね。
その構造がね。
そこも少し、あってもいいなっていうように求めたいですね、僕はね。
透明性を、より高くすることで、その中で競争をあおって、よくしていくと。
そうですね、だからチェアマンになるために、どうすればいいかって、答えがどうなるんですかね?
Jリーグについては話も尽きないと思うんですけれど、番組の後半では、セルジオが斬る!日本代表について考えていきます。
引き続きツイッターで意見を募集していますので、ぜひお寄せください。
バドミントンの全日本総合選手権。
21歳の桃田賢斗は、初優勝を狙います。
相手の佐々木には、去年、決勝で敗れました。
序盤、リードされても、落ち着いていました。
桃田がきた!
相手の動きを見極めて攻撃し、第1ゲームを奪います。
第2ゲームに入り、桃田のプレーが、さらに研ぎ澄まされていきます。
よく返している、桃田。
チャンスになって、決めた!
終盤は相手を圧倒しました。
桃田は初優勝。
来年のオリンピックへ、高い目標を掲げました。
女子ダブルス、世界ランキング1位の高橋礼華と、松友美佐紀のペアが、実力を示しました。
松友の正確なショット。
あっと、この角度。
高橋は強烈なスマッシュ。
互いに持ち味を発揮して、2年ぶりの日本一です。
桃田選手にしても、あるいは世界ランキング1位の高橋・松友ペアにしても、期待される人たちがセルジオさん、ちゃんとオリンピックに向けて結果出しました。
世界一はね、絶対メダルだっていう期待はやっぱり大きいですね。
そうですね。
楽しみといえば、来年のオリンピックは、リオデジャネイロでの開催。
セルジオさんの出身地、ブラジルでの開催ですけど。
夢みたいですね。
南米で初めて、ブラジルで初めてですから、やったことないもの、ブラジルでやったら、どうなるんだっていうね、わくわくしますよね。
今までとちょっと変わったオリンピックになるかもしれないですね。
また雰囲気が違う?
やっぱりラテンですからね。
明るい感じになるんですか?
なると思います。
楽しみですね。
さあ、では続いては、オリンピック、その代表選考を兼ねた、福岡国際マラソンなんですが、公務員のランナーとして知られる川内優輝選手が出場しました。
川内はオリンピックを狙う走りをすると意気込んでいました。
序盤は先頭グループでレースを引っ張ります。
しかし、11キロ過ぎ。
左足のふくらはぎがしびれるアクシデント。
ここでレースが終わったと、脱落しました。
検討したのは、佐々木悟。
秋田県出身の30歳です。
今までになく、余裕を持って走ることができたと、元世界記録保持者のマカウら、アフリカ勢に食らいつきます。
35キロ過ぎのペースアップにはついていけませんでしたが、最後まで粘りました。
日本選手最高の3位でフィニッシュ。
しかし、2時間8分台のタイムには、満足していませんでした。
川内は、粘りの走りを見せましたが、8位でした。
川内選手、悔しそうでしたね。
セルジオさんは、どのように感じましたか?
選考会兼ねてるものっていうのは、普通よりね、いろんなこと考えるし、プレッシャーがかかると思うんですね。
たぶん、足のけいれんもその一部があったんじゃないかなと思うんですね。
メンタルからね。
ありますね。
この男子マラソンのオリンピックの代表枠なんですが、最大で3名です。
そして、残る選考レースというのは、来年2月の東京マラソン、そして、3月のびわ湖毎日マラソンということで、3つのレースから、タイムや内容をもとに総合的に判断して決まるんですね。
楽しみにしましょう。
続いては柔道の国際大会、グランドスラム東京です。
オリンピックの代表選考でも重要な大会、最終日のきょうは、男子100キロを超えるクラスに注目です。
代表争いを引っ張る七戸龍27歳。
世界選手権で2年連続の銀メダル。
得意の大内刈りは、王者、リネールを脅かす威力を秘めます。
七戸を追う23歳の原沢久喜。
得意技は、切れ味鋭い内股です。
4月の全日本選手権では、決勝で七戸を倒し優勝。
初のオリンピック出場を目指します。
実績のある七戸。
初戦から切れ味のよい技を連発し、勝ち上がります。
一方の原沢。
こちらも危なげありません。
2人が決勝で対決しました。
互いに有利な形に持ち込もうと、激しい組み手争いが続きます。
指導が重なり、どちらも技のポイントがないまま、試合は延長へもつれます。
ここで原沢が勝負に出ます。
七戸に消極的だとして指導が出て、原沢が優勝。
代表争いが激しくなります。
国際大会の100キロを超えるクラスで、日本人どうしのレベルの高い争いがあるっていうのは、楽しみですね。
柔道の花ですからね、100キロはね。
日本代表男子の井上康生監督は、原沢は少し硬さが見えたが、確実に結果を出した。
海外の試合で結果を出し、七戸との直接対決にも連勝した。
いわば並んだと。
ここから原沢と七戸の戦いが始まると話していました。
まだ、ここから来年の夏までですか、大変ですね、選手も。
ひりひりしますね。
そして、きのうのトゥモローソングで紹介した男子100キロ級の羽賀龍之介選手。
世界チャンピオンが力を示しました。
羽賀は、準決勝がヤマ場でした。
世界ランキングで上の相手との対戦です。
強敵を得意の内股で豪快に投げて一本勝ち。
決勝でもしっかり勝ち、初のオリンピック代表が見えてきました。
女子の78キロを超えるクラスは、22歳の稲森奈見。
決勝の相手は、ロンドンオリンピックの金メダリストです。
開始早々、抑え込まれた稲森。
9秒で、なんとか逃れます。
攻めるしかないと、積極的に前に出ました。
中盤に内股で技あり。
そのまま抑え込んで一本勝ちし、代表争いで存在をアピールしました。
羽賀選手の内股、すごかったんですけれど、彼の柔道には、特にひときわ、観客の声援も大きかったように感じました。
どうですか?セルジオさん。
男前ですしね、やはり強いですね。
やっぱりオリンピック狙うときに、みんなの目標が違いますよね。
顔に出てますよね。
出てます。
強くてかっこいい。
そして男子90キロ級では、世界選手権銅メダルのベイカー茉秋選手が2年ぶりに2回目の優勝を果たして、男子はきょうの3階級すべてを制しました。
では今週の動きです。
テコンドーのグランプリファイナル。
ことしの世界選手権を制した濱田真由選手が登場します。
これは杉浦さんも取材しましたもんね。
そうなんです。
濱田選手、世界ランキング現在3位なんですが、大会後に発表されるランキングで6位以内に入れば、オリンピック出場が決まりますので、もう、みんなで応援しましょう。
そして、体操の豊田国際に、内村航平選手や白井健三選手など、トップ選手が出場します。
以上、ロード・トゥ・リオでした。
次はゴルフです。
石川遼選手、先週は最終ラウンドで逆転負けしました。
今週のシーズン最終戦も、単独トップで最終ラウンドに臨みました。
石川は3打差をつけてスタート。
いいショットを打つ精神状態を心がけたと、集中力を高めました。
14番パー4の第2打。
1メートルに寄せて、このホール、バーディー。
リードを広げます。
さらに17番パー5。
会心のショットで、第2打でグリーンに乗せ、難なくバーディーとします。
そして最終18番、大観衆が見守る中で、ウイニングパット。
石川は、今シーズンの国内ツアーで、日本選手唯一の2勝目。
大声援を励みに、アメリカツアーに戻ります。
次は、先週行われたNHK杯。
1年の休養を経て、競技に戻ってきた浅田真央選手は、納得のいく演技ができませんでした。
上位6人が集うグランプリファイナルが、今週末に迫る中、今、彼女は自分自身の滑りを、どのように見つめているのでしょうか。
3位に終わったNHK杯。
特にミスが目立ったのが、ジャンプでした。
冒頭のトリプルアクセル。
その後のジャンプでも、ミスが重なりました。
見えてきた課題があります。
試合前の練習。
ジャンプを一本一本、単発で跳んだときは、高い成功率を誇っていました。
しかし、音楽をかけてプログラム全体を通して滑ると、不安定になっていたのです。
本番さながらに滑る、この通し練習の精度を上げないと、試合で安定した演技をすることはできません。
休養明けのシーズン。
滑り込む量が十分ではなかったと、浅田選手は分析しています。
25歳、ベテランと呼ばれるようになった浅田選手。
通し練習は、スケーターにとって、最もきつい練習ともいわれますが、グランプリファイナルへ、浅田選手は集中して取り組む決意です。
浅田選手が出場するグランプリファイナル女子シングルは、日本時間の12日に行われます。
続いては、セルジオが斬る!後半戦。
テーマは日本大表です。
ことし3月に就任したハリルホジッチ監督。
迎えたワールドカップアジア2次予選。
シュート!打てども打てども入らない。
日本は、世界ランキングで下位の相手に対して、苦戦を繰り返しています。
さあ、後半戦は日本代表についてですが、セルジオさん、ちょっと厳しい意見が多いようですね。
そうですね、なんか行き詰ってるっていう、勢いに乗らないっていう感じが受けますよね、誰でもね。
こちら、ちょっとご覧いただきたいのは、ことしから始まったワールドカップ2次予選の戦績なんですが。
初戦のシンガポール戦で引き分けを挟んで、そのあとが連勝、5勝1分けという成績。
セルジオさん、この結果、どう見たらいいでしょう?
2次予選には、全部圧勝するのは、当たり前で、ほかのグループでもそれが起きてるし、ちょっとね、つまずいてるところが、ちょっとみんなが満足してないところじゃないかなと思うんですね。
やっぱりブラジルのワールドカップは、いい結果でなかった。
これのやり直しの中で、アギーレ監督が来た、それでもいろいろ問題があって、ハリル監督に代わった。
みんな大きな期待を持ってるところに、スタートからちょっとつまずいたっていうのは、僕はイメージ的には、僕はよくないんじゃないかなと思うんですね。
そのハリル監督の監督としての力量っていうのはどういう?
分からないんですね。
結構、重いという感じですね、仕切るとか、上の目線で選手を見るから、ジェスチャーも激しいしね、それもたぶん、選手のすごく圧力になってるんじゃないかなという感じがしますよね。
そうですか。
選手にとっては、圧力になってる?
そうですね、4年間、例えば、この監督とずっとつきあうというのは、簡単じゃないなっていう僕は感じますね。
その中で、最終的な目標は日本がワールドカップで結果を残すっていうことなんですけれども。
ここまでの中で、日本代表。
VTRにもあった20歳の南野選手、実は10月に招集されたんですけど、出場2試合で、いずれも残り5分を切ってからの投入だったんですよね。
呼んだ意味と、インタビューでかなり絶賛して、使うかなと思ったら、ほとんど使ってないですね。
だから、僕は試合に使う、使わないじゃなくて、選手選考したときに、そこに理念があるべきと思うんですね。
理念?
はい。
なんのために呼んだかということですね。
そこに正しいか、正しくないかということ、そこに交代メンバーとして、どうするかというのは、総合的なあれですよね、選手を選ぶときに、僕から見れば、いろんな問題があると。
似てる選手ばっかり選ぶんですね。
だから、個性が混ざらないという感じ、だから交代しても交代しても、あんまり内容が変わらない。
切り札だったり、流れを変える役割になってないということですか。
なってないですね。
だからヒーローが出てこないんですよね、これ以上ね。
意見では、まだメンバーを固定せずに、どんどん新しい選手を使ってほしいとかですね、来ていますけれど、こちらの意見、ワールドカップに出ることが当たり前のようになっているけど、その上の壁を越えるためには何が必要ですかと。
もうワールドカップにずっと出てるから、もう一回、出るだけの目標が変わらないかぎり、やっぱり、ベスト4まで行く、あるいは予選突破するっていうのはね、これが一番近い目標であるし、また、ワールドカップに行くんだというね、監督が代わったらね、それが新しい目標になって、ずっとマンネリ化してるんですね、それね。
やっぱりもう少し、上に行くんだっていう、そういう準備も、選手の起用のしかたとか、そういう相手の質のレベルの高いところと、もっと試合やるとかね、そういうことをもっともっと見たいですね。
実際、日本代表が強くならないのは、あらゆる面で継続性がないからっていう意見も来ています。
そうですね。
あんまりにもね、試合、海外組が増えたことによって、すごいねじれてるように感じますね。
ねじれですか?
向こうがいいか、こっちがいいかって、時々ね、向こうで試合に出てない選手も選んでね、国内で出てる選手選ばないっていうね。
あとはベテランは、選ばないとかね。
なんか最終的に、どういうチーム作りで、いつまでやりたいか、どうしたいかっていうことが、はっきりね、伝わってこないですね。
それが混乱している、一つの原因じゃないかなと思うんですね。
そのあたりのことを、ちょっとセルジオさん、ずっと責任、誰が責任を持つのかという話をよくされてますけど。
その責任に関して、セルジオさん、ことしの代表戦で、気になるシーンがあったということなんで、こちらをご覧ください。
こちらなんですが、試合中のベンチ、そこにいるのは、霜田技術委員長。
霜田さん、技術委員長という立場は、強化の責任者、強化部門のトップですよね。
で、これが気になったというのは、どういうことなんでしょう?
責任者っていうのは、いざとなったら監督を代えなくてはいけないという立場ですね。
それを決定しなくてはいけない。
同じ土台に座ったらね、一つは、仲間意識が出てできなくなると同時に、もしかしたら、圧力がかかってしまうんですね、監督に。
監督に?
例えば僕がその責任者で、そこに座ったら監督がすごい気になるんですよね。
自分の上司がそこに来てるんだから、だからやっぱり、そこでやっぱりそれぞれの立場を明確にして、もう少し判定するのに、もう少し厳しさが現場にあるっていうのは、今ないんですね。
強化委員長もスタッフの、ハリル監督のスタッフになってる、どっちが上司か分からないところが、それ、微妙の選手たちにも伝わってくるんですね、やっぱり。
やっぱり会社も上と下がはっきりしないかぎりは、社員にはそれが伝わってこないということじゃないかなと思うんですね。
今後のスケジュールを確認したいんですけど、日本代表、今後は、1月に、リオデジャネイロのオリンピックの最終予選、さらにワールドカップの予選も続くという形で、来年は日本代表にとって、非常に正念場の試合が続くわけですけれども、そういう中で、今おっしゃったようなところも含めて、どういうことが必要になってくるんでしょうか?
僕はね、まず2次予選、まだ2しあいのこってるから最終予選、来年の後半ですよ。
1月にオリンピック予選ですよ。
話題はそこに持ってかなくちゃね、それでその世代が輝くことによって、レベルアップしてくれるということ。
けども、全然、オリンピックの代表、なんか蚊帳の外みたいになってるところが、それは、将来の日本の代表のサッカーが、すごく心配ですね。
われわれも盛り上げたいという思いはあるんですけれども、なかなか国際大会もないですし、五輪世代の試合がそもそもあまりないんですよね。
あんまりにもないからね、僕も知らないし、誰か知ってますかね。
オリンピック代表のベストメンバーはどのチームかって、誰も知らない。
ありますよね。
この時点ですよ。
12月ですよ。
視聴者の方からも、目先に向き過ぎて、若手の育成ができていない気がするという不安の声も上がっています。
そういう意味では、育成面でも。
もちろん、下をもう少し、目線を置くことによって、下から押し上げてくるんですね。
上ばっかりにしたら、あしたがないんですよ。
そのあたりの競争的なものが、今、僕は欠けてると思いますね。
最後にお聞きしたいんですが、セルジオさん、メディアを通じて、厳しい意見をずっと発信し続けていますが、そこにはどんな思いがあって、発信しているんでしょうか。
僕はプロであるし、プロになったら、大勢がそれで生活してるということ。
そしてプロはね、勝つことが基本であって、それを求めるのは当たり前のことと思うんですね。
自分自身も勝つことによって、自分の生活がよくなると同時に、大勢の仲間、そこに働いているわれわれのメディアは、勝たなかったら、仕事にならないんですよ。
だからそういうプロ意識は選手だけじゃなくて、みんながプロであるんだという意識を持たなかったら、結果は出ないということですね。
それは私たちメディアも、一人一人が持ち上げるんじゃなくて、厳しいときは厳しく、しっかり。
そうなんです。
だからずっと勝つために、選手らにしても、組織にしても、僕らがその仕事をしてるんだっていう自覚を持つ。
褒めるだけではね、負けても褒めるだけではない、貢献してないということを、自覚持ってほしいと思いますね。
われわれも厳しいときには厳しく。
すべては日本のサッカーがよくなるために?
ブラジルのワールドカップで1試合勝つことによって、僕にも仕事、もう一つ増えたんですよ。
なるほど。
そういうことも含めてですか。
ありがとうございます。
またどんどん辛口、ご意見、お聞かせください。
では次は海外サッカー、こちらでも日本の選手たちです。
ドイツ1部リーグで日本代表の攻撃を引っ張るこの2人、ゴールを決めることはできたんでしょうか。
ドルトムントの香川は、後半から今シーズン初めての途中出場。
アディショナルタイムに同点に追いつかれてしまいます。
それでも、先発を外れた悔しさをぶつけると気合いが入っていました。
終了間際。
ゴール前で合わせました。
香川の今シーズン4点目でチームの勝利に貢献です。
マインツの武藤は、前の試合でゴールを挙げています。
前半のチャンスは僅かに届きません。
後半はゴールキーパーと1対1に。
武藤はチャンスを生かせず、2試合連続ゴールはなりませんでした。
今シーズン、香川選手が4得点、武藤選手は7得点と、お2人とも好調ですけど。
毎週、こういういいニュース、見たいですね。
代表でのゴールも見たいですね。
もちろんそうです。
さあ、続いては?ポルトガル語で。
スキーノルディック複合。
ソチオリンピック銀メダリストの渡部暁斗が、ワールドカップの初戦に臨みました。
ジャンプは、不利な追い風が吹いていました。
8位となります。
そして10キロのクロスカントリー。
トップと24秒差から巻き返しを狙います。
アップダウンの多い厳しいコースをものともせず、順位を上げていきます。
渡部は、調子のよさを証明できたと2位。
日本のエースが、初の総合優勝に向けて好発進です。
ラグビー。
明治大は優勝が懸かった最終戦。
前半27分、鮮やかな攻撃を見せます。
ウイング、なりた。
抜ける。
明治、大きなチャンス。
フルバックのたむら、取った。
…のトライ!
10点リードで折り返します。
後半は懸命のディフェンス。
反撃をしのぎました。
明治大は通算成績で帝京大と並んで、対抗戦3年ぶりの優勝です。
アマチュア相撲の日本一を決める全日本選手権。
決勝は、モンゴル出身で日大3年のトゥルボルドと、社会人の黒川の対戦です。
トゥルボルドが、外国出身で初のアマチュア横綱に輝きました。
90周年を迎えた、東京六大学野球連盟。
OBや現役選手、およそ1500人が出席した祝賀会で、立教大出身の長嶋茂雄さんが、野球への思いを語りました。
ラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機が、五郎丸選手のキックなどで得点を重ね、開幕4連勝。
首位を守りました。
バレーボールプレミアリーグ男子は、豊田合成がフルセットで敗れ、開幕からの連勝が9で止まりました。
女子は久光製薬が、東レに代わって首位に立ちました。
バスケットボール男子のNBLは、リンク栃木が競り勝ち、首位を守りました。
男子プロバスケットボールのbjリーグ、京都が、ウエスタン・カンファレンスの首位に立ちました。
バスケットボール女子のダブルリーグ、新潟は開幕から18連敗です。
ということでセルジオさん、マンスリーキャスター、いかがでしたか?
いやー、こんなに種目が、日曜日にやってるって、驚きですね。
楽しかったです。
こちらこそ、楽しかったです。
さあ、では次回のサタデースポーツですが、ラグビー、体操、フィギュアスケートと盛りだくさんでお伝えしますし、サッカー日本代表の香川真司選手の単独インタビューもお伝えします。
サンデースポーツの目玉は、ヤクルトの山田選手と、ソフトバンクの柳田選手の豪華トリプルスリー対談です。
そしてセルジオさんとは、地域とスポーツの在り方について、考えます。
ちなみにきょうのツイッターでですね、セルジオさんは、監督やらないんですかという声が。
いや、僕はたまに、サンデースポーツに出たほうがいいと思います。
今週も始まりました。
「DokiDoki!ワールドTV」。
2015/12/06(日) 21:50〜22:40
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ[字]

J1昇格プレーオフ!福岡×C大阪▽12月はセルジオ越後!サッカー界を斬る!▽リオへ熱戦!マラソン川内&柔道重量級▽浅田真央ファイナルへの決意▽J2J3入れ替え戦

詳細情報
番組内容
▽つかめJ1昇格!福岡×C大阪 ▽リオへ熱戦マラソン川内&柔道重量級 ▽真央ファイナルへ決意 【ゲスト】セルジオ越後,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【ゲスト】セルジオ越後,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之

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スポーツ – スポーツニュース
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ニュース/報道 – 定時・総合

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