明日へ−支えあおう−復興サポート▽命を守るコミュニティーを作ろう岩手大槌町2 2015.12.08


今日本で暮らす65歳以上の高齢者はおよそ3,300万人。
4人に1人と過去最高になっています
家に引きこもりがちな高齢者の孤独死が全国どこの地域でも課題となっています。
特に被災地では仮設住宅から災害公営住宅に移り住んだ人たちの孤独死が心配され見守り活動などその対策が急がれています
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県大町。
死者・行方不明者は1,234人に上り人口のおよそ1割が犠牲になりました
あの日から間もなく5年。
町の中心部ではかさ上げ工事が始まりました。
新しい町の姿が見え始めています
大町にも高齢化の波は押し寄せています。
高齢化率は30%を超えています
孤立や引きこもりそして孤独死を防ぐための対策がここでも必要になっています
こんにちは。
こんにちは。
今住民も参加する地域ぐるみの見守り活動が強く求められています
大町の高齢者をどう見守るか。
2年前この番組で話し合いの場が設けられました。
集まったのは住民や社会福祉協議会NPOそして地元の高校生です。
復興サポーターにはコミュニティ・サポートセンター神戸の中村順子さんを招きました。
中村さんの原点は阪神・淡路大震災です。
震災直後から住民ボランティアのリーダーとして水くみや炊き出しなどに奔走しました。
更に中村さんは地域の高齢者を訪ねて回りました。
そして次々に浮かび上がる課題を解決しようと住民自身が助け合う仕組みづくりを進めてきました
番組では中村さんの取り組みを参考にして孤立を防ぐための具体策を出し合いました
人と人とがつながったり人と人とが支え合う。
ここをどうしていくんだという事をお互いに知恵を出し合いステップアップできたらいいなというふうに思っています。
今住民の暮らしは大きな節目を迎えています。
今年10月には大規模な災害公営住宅が完成しました。
引っ越しも始まっています。
町内のさまざまな地域から151世帯が入居する予定です。
しかし入居者の多くが高齢の1人暮らし。
障害者や母子世帯なども含めて孤立や引きこもりそして孤独死が心配されています
11月中旬どうしたら住民同士がつながり支え合う事ができるのか話し合いの場がもたれました
(一同)こんにちは!
引きこもりや孤独死のない安心して暮らす事のできる地域づくりについてみんなで話し合います

集まったのは大町の住民NPO・社会福祉協議会そして地元の高校生も参加しました
では早速復興サポーターをご紹介しましょう。
前回に続いてコミュニティ・サポートセンター神戸の中村順子さんです。
(拍手)あの大震災から4年半余りがたっています。
町には災害公営住宅が建ち新たなまた生活を始められる方が増えてきていると。
でもその移転の度に人のつながりが途絶えたりかえって不安に覚えたりいうふうな新しい課題も見えてきました。
今日は大災害を乗り越えてきた命。
この命を地域のためにどのように生かしていくのか皆さんとともに知恵を出して考えていく。
そのような時間にしたいいうふうに思っています。
はい。
最初に皆さんがちょっと心配に思っている事とか…。
小さな町ですけれどもやはり知らない方たくさんいらっしゃるからみんなと協力して地域づくりをするのが大変だなって思ってます。
やっぱり高齢者は増えてきてるので支える側も高齢化してるっていうところがあると思うのでいろんな年代が見守りに関われればいいかなと思います。
若者がおばあちゃんや高齢者の方と接する事ができる。
そういう機会が少ないのかもしれないという。
高齢者の人と若者が話し合える場所をつくっていく事が大事だと思います。
はい。
では中村さんに具体的なアドバイスを頂く前に2年前のこの番組での議論を受けてここ大町で始まったさまざまな動きがありますのでまずはそれを見ていく事にいたします。
1人暮らしの高齢者や地域で孤立しがちな人の見守り活動を続けてきたボランティア団体の…
向かったのは仮設住宅に住む男性の家。
1人暮らしのこの男性は震災後孤独からアルコールに依存するようになっていました。
続いて訪ねたのは…
震災後家に引きこもりがちになってしまった男性のお宅です。
この男性も1人で暮らしています。
越田さんは見守りを通して出会った課題を持つ人を外に誘い出す活動をしています。
向かった先は車で5分走った山あいの場所。
ここに農園を開いてボランティアの仲間6人と芋などの野菜を育てています
春にみんなで植えたさつまいも。
なかなかの出来栄えです
仲間と汗をかきながら集まれる場所をつくる。
それが孤立を防ぐ手だてになると越田さんは考えています
大町の未来を担う子供たちの居場所もつくられています。
放課後子供たちを迎えに行ったのはNPOワーカーズコープの人たちです。
このNPOが行っているのは放課後の子供の居場所づくり。
一軒家を借りて親が迎えに来るまでの間宿題をしたり遊んだりして過ごします
この施設の代表…
震災後隣近所がバラバラになり子供たちを見守る人が少なくなった事からこの取り組みを始めました
10月末ハロウィーンの日です
居場所に通う子供たちが仮装行列をしました。
震災で弱くなってしまった地域のつながりをこうした行事を通して取り戻そうとしています
津波で自宅を流されこの地区に移り住んできた人々のもとも訪ねました

子供たちを新しい住民たちが踊りながら出迎えてくれました
東梅さんたちのNPOでは今みんなが集まれる新しい施設を建てています。
建物は2階建て。
1階は高齢者や障害者が集まれるデイサービス施設をつくります。
2階は子供たちが遊べる居場所。
更に子供と高齢者などが一緒に食事ができるサロンもつくります
あの孤立しない孤独にならないという事を住民同士が支え合って助け合ってやっておられる活動がすごくリアルに見えてきました。
まあでもまだ点でしかすぎないという段階かなと。
これをモデルにしながらもっと広める。
線やら面にしていく。
このためにはどうしたらいいのかという事をここで見てみたいいうふうに思います。
中村さんは地域の活動には大きく2種類あるといいます。
緑は無償のボランティア。
紫は有償のコミュニティー事業です。
あいさつや見守りごみ出しなど近隣の無償の活動を続けていくうち地域の課題やニーズが見えてきます。
例えば1人暮らしの高齢者には弁当の配食サービス。
車がなく買い物に行けない高齢者には移送サービスなどが必要になります。
こうした活動は料金を取って行われ緑で示した無償の活動よりも広域で実施されます。
そのため住民やNPO行政などの連携が重要だといいます
大も震災復興から今日まで特にこの部分が非常にまあ重要視されてきたと思いますね。
無償の活動が一番主流を占めています。
でもどうしたら継続するんだろうか?人の問題お金の問題たちどころにやっぱりそういう壁を感じる。
なのでこれからは有償制度つまりこのサービスを受け取る人からは利用料もらいますよ。
ここの仕組みをこしらえれば継続にもつながります。
それでちょっとした収入にもつながるじゃないのと。
この関係を生むという事が大事かなと思います。
ここからはですね大町内の一つの地域を例にどうしたら住民同士が支え合って引きこもりですとか孤独死を防ぐ事ができるのか話し合っていこうと思います。
まずはどのような課題を抱えてそれを乗り越えようとしているのか見ていこうと思います。
海からおよそ1キロほど内陸に入った…
108世帯が暮らしています。
2年前ここに22戸の戸建ての災害公営住宅が建てられ元からいる住民と新しい住民が一緒に暮らし始めました

月に一度開かれている源水地区の「お茶っこの会」です
もともと源水地区に暮らす住民と公営住宅に移り住んだ住民が交流を進めてきました。
孤立や引きこもりを防ぐためです。
この取り組みを企画したのは源水地区の民生委員…
この会を始めて半年。
さまざまな企画を手探りで考えてきました
海から1キロ離れたこの源水地区にも震災の日津波が押し寄せました。
2メートルを超える津波は住宅の1階部分を突き抜け60軒以上が被害を受けました
(鈴の音)
越田さんの自宅も1階部分が流失。
消防団長だった夫弘さんは救助活動のさなかに亡くなりました
当時役場に勤め被災者の支援に当たっていた越田さん。
激務に追われやっと自宅に戻ると悲しみが込み上げてきたといいます
結局役場を退職した越田さん。
しかし再び越田さんは立ち上がります
2年前源水地区に災害公営住宅が建ったのです。
壊滅した中心部などから22世帯が移り住んできました。
新しい住民と元からいた住民をつなげたいと考えた越田さん。
民生委員と行政相談委員を引き受け住民の孤立を防ぐ活動を始めます
しかし大きな壁にぶつかりました。
公営住宅に移った人たちが地域の輪の中に入ってきてくれなかったのです。
ふるさとに残る事ができた源水地区の人々に対してふるさとを根こそぎ奪われ転居を強いられた人々は複雑な思いを抱いていました
元からいる住民と新しい住民をつなぐにはどうしたらいいのか。
越田さんは交流の場を設ける事にしました。
冬には餅つき大会夏にはスイカ割りの会などを開きました。
こうした交流の中で自分も家族を失った事家の一部を流された事を伝えていきました。
お互いの事情を深く知るにつれお互いの優しさが引き出されていきました
わだかまりは次第に消えてゆきました。
入居して1年半今では公営住宅に住む新しい住民も源水地区の一員として暮らしています
しかし今越田さんに再び課題が持ち上がっています。
10月末源水地区に完成した災害公営住宅。
5階建てのこの住宅には151世帯が入居する予定です
これまでの源水地区は108世帯。
新住民の方が多いのです。
新たに移ってくる住民をどう受け入れてゆくのか。
越田さんは考え続けています
いやあの…越田由美子さんの頑張りにもう頭が下がります。
ご自身が夫を亡くされ家もなくされというにもかかわらずやっぱり人の事を思う志の高さが力になってるんだと思うんですけども…。
これからまたね新しい復興住宅の中で入ってこられるとどんどん人数も増えるし次第に次第にやっぱり荷物が大きくなって重くなっていくと。
そういうのをしばらく続けていてバーンアウトした人も実は神戸でもいますね。
燃え尽き症候群。
そうならないうちに早く住民の方々と荷物を分け合うような話し合いの場から始めていくというのがこれからの活動なのかなというふうに見ておりました。
今度は150世帯というねそれはやっぱり22世帯と同じようにはいかないですか?それぐらいの規模になると。
ちょっと難しいですね。
なんか話では結構入る方々っていうのは高齢者の方が多い。
ちょっと限界があるなというような感じしてます。
確かにそうだと思うんですね。
でも同じ町内の人同じ町の人なんですよね。
同じ被災した方々なんですよね。
だから「大変だったねよかったねここへ越せて」。
そういう声がけから人と人とのつながりってできていくんじゃないかなと思うんです。
そういう気持ちで迎え入れれば摩擦も大変な事もちょっと減るかなって考えてます。
どうすれば新たに移り住んでくる住民を地域の輪の中に受け入れる事ができるのか。
そのヒントを得るため次に岩手県外の災害公営住宅の優れた取り組みを見る事にしました
10月中旬越田さんたち大の住民は町役場が主催する視察で宮城県を訪ねました
ここは仙台市の鹿野地区に2年前に完成した災害公営住宅です。
5階建てのマンションが2棟。
源水地区と同じ大規模な災害公営住宅です
この公営住宅の特徴はもともとの住民と新しい住民の交流を入居当初から積極的に進めてきた事です
入居当初住民に手渡された「ウェルカムマップ」です。
歩いて行ける範囲の病院や学校店などの情報が記されています
地図を作ったのは鹿野町内会のマップ班です。
社会福祉協議会の指導を受けながら実際に周辺を歩いて地図を作り上げていきました。
この地図を手渡しで配る事を提案したのは…
新しい住民との対話のきっかけにこのマップを使いました
次のステップとしてもともとの住民と新しい住民が集まるイベントを次々と企画。
交流の中で新しい住民たちの持つ特技や適性を把握しリーダーになれそうな人を見つけていきました
こうした受け入れ側の努力に心を動かされ公営住宅のリーダーを引き受けた人がいます
震災で自宅を失い妻と2人でここに移り住みました。
入居から4か月後松野さんたちは公営住宅の住民たちと世話人会を立ち上げました
雨の中ご苦労さまでございます。
ありがとうございます。
世話人会は「フロア長」と呼ばれる人たちで構成されています。
フロア長とは…
仕事は主に…
各階ごとに住民同士のつながりを強める事で孤立する人のいない公営住宅をつくろうとしています
その太白区の鹿野地区の皆さんにもお越し頂いています。
どうぞお入り下さい。
(拍手)越田さんウェルカムマップはどうでした?すごくいいですよね。
ただうちの方ではウェルカムマップをもし作るとしたら何もかくものがないんです。
え?病院もありません店もありません。
そういう状態。
やっぱりその地域の事情に合わせた紹介のものをお持ち頂いたらどうでしょうかというふうな感じですかね。
例えばごみ出しのルールもですねやっぱりその地域によって異なりますのでそういったものでですねかいていったり町内会の行事とかがあったりすると分かりやすいですよね。
そういうチラシを作ってもいいかもしれませんよね。
あのですね私いつもお願いしてるのは…そしてその時に「お変わりありませんか?」ってひと言ね特に1人暮らしの高齢者の場合にはそのひと言が大事ですからっていう事でいつもお願いしてますよね。
なかなかこう何か持っていってもノックしても全然返答がない。
そういう方が結構いるんですよ。
いろいろ悩みまして市の方からね180平米の花壇を借りたんですよ。
花を植えてそしてお茶会をすると。
「ここで花生けてんだな作ってんだな。
帰りにはお茶っこあんだどや」なんてそれが伝わっていって「今度俺も行ってみよう」っていう事で。
自然と出てくるようなそういう雰囲気をつくるって事ですよね。
あのすごく参考になるかと思います。
やはり太白区の場合には社会福祉協議会の方が一生懸命最初に動きかけたと。
やはり行政社会福祉協議会あとは地域の人たちというような形の三者が一体となってやっていくというような部分が必要なのかなという事はすごく感じました。
ほんとに知恵がいっぱい詰まっていてこの見事なサポートぶりもうびっくりしました。
今の太白区の事例では自分ができる事と地域が必要とする事。
2つがしっかりとあったから取り組みがありました。
まずは地域の必要あるいは課題こういったものをしっかりと見る「NEED」と言いますけれどもこの必要とされている事に対して自分ができる事やりたい事を合わしていくというこの重なりの部分ですねここに活動の「芽」があるわけです。
例えば1人で公営住宅に移った。
孤独でしかたがない。
やっぱり一緒に食事したいなと。
そしたらここには会食会だとかそういうふうな地域の活動・事業プログラムが芽生えてきますね。
地域の要望している事と自分たちがやっている事がきちっとかみ合っていくと。
これがマッチするところにほんとに住みやすい大の町の事業・活動が生まれると育っていくという事になると思います。
次に中村さん自身は阪神・淡路大震災のあと地域のニーズに対してどんな事業を立ち上げてきたのか。
その歩みを見ていく事にしました
今から20年前に起きた阪神・淡路大震災。
中村さんが暮らす神戸市東灘区は最も大きな被害を受けた地域の一つです
震災後中村さんは地域のニーズに合わせてさまざまなボランティア活動を立ち上げていきました。
避難所や仮設住宅での…
そうした活動が今ではコミュニティーの事業として地域に受け継がれています
震災当時女性たちがボランティアで始めた炊き出し。
これは今手作り弁当の宅配事業になっています
震災2年後から始めたこのサービス。
今では配達先に高齢者や障害者だけでなく福祉施設も加わりました。
午前中4時間働いて1,000円の有償ボランティア。
1食500円のお弁当が今では年間1万食売れています
避難所で始めた病院への送迎は地域の移送サービスへとつながりました
サービスを使えるのは病院に通うのが難しい人で介護保険を利用している高齢者や障害者に限られています。
希望者は年会費1,000円を払って会員に登録。
料金はタクシーの半額程度を目安としています
家事援助は身近な生活の困り事を住民自身の手で解決する地域のNPO活動に発展しました
この日スタッフは1人暮らしの高齢者の家に向かいました
は〜いおはようございます。
週に5日。
介護保険でカバーできない食事や着替えなどのサービスを提供しています。
利用者は1時間当たり1,000円を支払いスタッフはそのうちの700円を受け取ります。
残りの300円はNPOが受け取る仕組みです
いえいえいえいいえ。
でもねよかったですお元気で。
やっぱり震災から無償の活動で広まったものばかりですけどもやはり地域の中で必要とする人が生まれてきたわけですね。
「もっとこの事業続けてちょうだいよ」というところから全ての事業がコミュニティー事業として成長してきました。
前々から言っているように今の大の活動はこの無償の地域のつながりづくりに非常に重点が置かれてる。
これはもう復興の段階では当然な事ですけどもここからほんとに住民が必要としてしかも住民がこの活動・事業があればもっとこの町がすてきになっていくというふうな活動をこのコミュニティー事業のベースの有償のところに持っていくという事ですね。
そして自分が生かされる自分の居場所があるそして自分の役割があると。
利用する相手もそして地域の大の皆さんがみんなが喜び合えるというここを軸に考えるとそんなに外れる事はないと思います。
いずれにしても皆さんの中にしか答えがありません。
自分たちが主体になってどこまでやれるのかという事を話し合い計画していくという事が大事です。

(笑い声)
最後にどうすれば住民同士がつながりを深め支え合いの事業を立ち上げていく事ができるのかグループに分かれて話し合います
(2人)へえ〜!あったね。
書いて書いて!そうそうそうそう。
そうだよね。
心の中で。
いい!じゃあそれ書こう。
(拍手)
グループごとに発表します
Aチームのテーマとしては「安心して暮らせる町づくり」というのをテーマに考えてやりました。
…という要望が出ました。
近隣住民の方では…B班の方はですねまずお互いに助け合う気持ちで接するっていう事がすごく大事じゃないかと。
そういった事が声がけや挨拶見守りとかっていうところでつながってくる。
更に生活支援で出てたのがやっぱり買い物の代行とか移送のサービスとかサロンやカフェっていうそういった事はできるよねっていう。
あとやっぱ若い人向けにやっぱり何かスマートフォンとかフェイスブックとか使ったそういった情報がもっとあるといいよねっていう事が出ていました。
「いつまでも頼っていると復興が進まない!!『前進』」というスローガンです。
公営住宅としては…テーマは「心つながるやさしさあふれる守りたいふるさと」です。
(拍手)まず最後にまとめになったこの皆さん方の町のビジョン・テーマこの言葉感動しましたですね。
「安心して暮らせる町づくり」。
更に「いつまでも頼っていると復興が進まない!前進だ」。
どんな町だ?「心つながるやさしさあふれる守りたいふるさと」っていう言葉が出てきました。
本当にここの3つのテーマで皆さん方のありたい町のビジョンがしっかり出たと思います。
誰それにやってほしいじゃなくて自分たちができる事をしっかり明確に出された。
自分はその中でこれをやるんだというところの役割ですね。
皆さんがしっかりと見つけられた。
命を守るのはコミュニティーだという事。
人と人がつながったり人と人が支え合う。
これを実行に移すのが今後であるというふうな事だと思います。
感想を伺いたいと思うんですね。
「いつまでも頼っていると復興が進まない。
前進」。
これの気持ちを町民の人たちが持っていけば必ず大はほんとに前進するのじゃないのかなと一つのきっかけになるのかなというかそんな感じがしました。
自分のできる事っていうのが分かってるようで分かってなかったので実際に書いて自分にもできる事があるっていう事を知って自分のできる事を生かしてこれから町のためにいつまでも頼らないで自分たちが中心になって前進していきたいと強く思いました。
高校生たちがすごくこの震災のあと成長しててしっかりしててすごく感動しました。
でも高齢者も高校生に負けないように頑張っていかなきゃいけないなと思ってますはい。
私には好きな言葉があります。
「私たちどんなに困難でも花を咲かせる」という言葉です。
先輩たちから受け取ったバトンを渡したいと思います。
頑張りますよ!
(拍手)
この日町の集会所に源水地区に暮らす人々が集まっていました
南部せんべいも用意してみました。
越田由美子さんが企画した防災勉強会です。
元から暮らしてきた住民と新しい住民。
みんなが関心を持つ集まりを開いて孤立や引きこもりそして孤独死のない地域をつくろうとしています
大町に今命を守るコミュニティーが生まれようとしています
大町の地域で孤立する人をなくし支えあえる事業を行っていこうという取り組み。
住民ニーズをしっかり見つめよりよいサポートを目指そうと幅広い世代が熱心に話し合う姿が印象的でした。
さて「復興サポート」ではさまざまな地域の課題解決のため全国から専門家を被災地に招いて話し合いの場を設けてきました。
そうした知恵やアイデアをより多くの方に見て頂きたいとNHKでは新たなインターネットの動画サイト「NHK地域づくりアーカイブス」を開設しました。
ここでは「復興サポート」だけではなくさまざまな番組から地域づくりの事例を集めています。
「農林水産・食」「環境・エネルギー」などジャンル別にまとめられています。
インターネット上で無料で見る事ができます。
どんな動画が見られるのか1つ紹介しましょう。
生きのよさそうな魚が並んでいますね。
地域の主産業である漁業の再生に取り組む山口県の事例です。
「山口県萩市の大島です。
萩の港からフェリーで30分の離島です」。
60人の漁師が集まる船団の代表坪内知佳さん。
坪内さんたちは独自の販売ルートを開拓して売り上げを伸ばしてきました。
顧客は全国120の料理店などです。
船から取れた魚の最新情報が入るとすぐに顧客にメールして売り先を確保していきます。
魚は鮮度を落とさないよう船の上で箱詰めされ宅配便で直接届けられます。
こうした工夫から魚の単価は2倍近くになり売り上げも伸びています。
今では「この島で漁業をしたい」と全国から移住してくる若者も相次いでいます。
でこの他にも地域が抱えるさまざまな課題を解決するにあたって参考となる事例も見る事ができます。
「この男性がごみを増やしたのは母親を亡くしてから」。
大阪府豊中市では行政社会福祉協議会そして地域に暮らす住民が連携して本人の気持ちに寄り添う形で解決を進めています。
増え続ける空き家。
徳島県神山町では最新のオフィスに空き家をリフォーム。
IT企業が次々に進出しています。
この「NHK地域づくりアーカイブス」は地域の住民の皆さんをはじめとしまして行政NPOまた教育現場などで幅広くご利用頂けます。
このようにスマートフォンでも見る事ができるんです。
是非ご利用下さい。
では被災した地域で暮らす方々の今の思い。
岩手県陸前高田市の皆さんの今の思いです。
私は広田湾漁協の職員です。
広田湾は震災の翌年からわかめの水揚げが始まりその後はほたて貝かきの養殖いかだの設置に取り組み今年から震災前と同じくらいまで生産量が戻りました。
陸前高田市で自動車学校を経営しています。
壊滅したこのエリアをどうしたらいいかという事を考えて若手の起業家を育成するプロジェクトを展開しております。
2021年までに500人の雇用創出を目標にしております。
私たちは関東圏出身の移住者などで構成されるNPO法人SETです。
震災を機に陸前高田市広田町と出会い引っ越してきました。
この町に是非訪れて下さい。
せ〜の!
(一同)待ってま〜す!
(実況森田アナ)1分半が経過した。
さあ4点目が入ったがおっと!すぐに返して2015/12/08(火) 02:00〜02:50
NHK総合1・神戸
明日へ−支えあおう−復興サポート▽命を守るコミュニティーを作ろう岩手大槌町2[字][再]

一人暮らしの高齢者などの孤独死やひきこもりなどを防ぐため、住民のつながりを作り、安心して暮らせる地域を作っていくにはどうすればいいのか。住民と支援者が話しあう。

詳細情報
番組内容
孤独死やひきこもりなどを防ぐ、住民のつながり作りがテーマ。津波と火災で住民の1割が犠牲になった大槌町では、仮設住宅から災害公営住宅への入居が始まっているが、入居者の多くが一人暮らしの高齢者。見守りや移送サービス、家事支援などで安心して暮らせる地域を作るにはどうすればいいのか。阪神淡路大震災後に神戸で数々のコミュニティー事業を立ち上げ、住民が支えあう地域づくりを成功させた中村順子さんを迎えて話しあう
出演者
【出演】中村順子,【キャスター】内多勝康

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
情報/ワイドショー – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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