(テーマ音楽)青森県八戸市新湊地区を襲った高さ6メートルを超える津波です。
この地区でせんべい店を営む…津波は来ないと考え仕事を続けていたため避難が遅れてしまいました。
在家さんの自宅兼店舗は港から200メートルの所にあります。
あの日地震が発生した時在家さんはせんべいのこん包作業の真っ最中でした。
しかし在家さんは妻の幸さんと仕事を続けます。
長年この地区に住んでいる近所の住民の言葉が頭にあったからです。
地震からおよそ30分が過ぎた頃在家さんは幸さんに「念のため車だけでも移動しておこう」と言われ高台に向かいます。
その途中海から迫ってくる津波が見えました。
もし道路が渋滞していたら逃げられないと思った在家さん。
空き地に車を止め徒歩で高台にある公園を目指します。
やっとの思いで公園にたどりつくと真っ先に町並みが見渡せる場所に向かいました。
そこから見た景色に在家さんたちは言葉を失います。
在家さんたちは避難してきた100人ほどの人たちとこの公園で4時間過ごしました。
午後7時ごろ自宅に戻ると津波で家や店の中は足の踏み場もないほど散乱していました。
在家さんは店をやめる事も考えたと言います。
しかし周囲の励ましもあり1か月後同じ場所でせんべい作りを再開しました。
「ここには津波は来ない」という言葉を信じた在家さん。
あの日以来どんなに小さな地震でもまず避難する事を心がけるようになりました。
2015/12/08(火) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「青森県八戸市 在家清吾さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。青森県八戸市でせんべい店を営む在家清吾さんは、近所のお年寄りの「津波はここまで来ない」という言葉を信じ、避難が遅れてしまった。
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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。青森県八戸市でせんべい店を営む在家清吾さんは、近所のお年寄りの「津波はここまで来ない」という言葉を信じ、避難が遅れてしまった。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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