「ワンポイント介護」の時間です。
認知症の方の介護で大切な事は何か症状に応じた介護のポイントを紹介してまいります。
アドバイスを頂くのは介護福祉士の和田行男さんです。
こんにちは。
こんにちは。
今回は認知症の方についつらくあたってしまうというご家族の問題なんですけれども。
そうですねつらくあたってしまう気持ちそのものは分からなくはないですけど認知症で一番困っているのは何と言ってもご本人だし本当につらい思いをしていらっしゃると思うんでそこをまずは踏み外さないでそこからいろんな事を考えていくっていう事が大事だと思います。
ではこちらをご覧下さい。
認知症の母と暮らしています。
以前と比べて認知症がかなり進行しているようでどうしたらいいのか困っています
由紀子ごはんまだ?さっき食べたばかりでしょう?そうだっけ?由紀子ごはんまだ?え〜さっき食べたでしょ!もう。
えっ食べたっけ?ねえごはんまだ?もう〜さっき食べたでしょ!さっきも言ったし!何回言わせるの!もういい加減にしてよ!さっき食べました!そんなに怒らなくたっていいじゃないか…。
はあ〜。
またやっちゃった…。
怒っちゃダメと理解はしているのですがどうしてもイライラしてしまっていつも自己嫌悪です
介護でイライラしてしまって自分を責めて後で反省するという方いらっしゃいますよね。
多いですね。
頭では理解してるんですけどもつい…っていう言葉をよく聞くんですね。
僕はその方々にはいや頭で分かっていないからそうなるんです。
つまり分かっていたらならない分かっていないからなるっていう事だと思うんですよ。
認知症だと分かってるけどついってよく家族の方言われますけども本当のところで理解していないという…。
僕のアドバイスとしてはお母さんと認知症を区分けして考える事が大事だと思うんですね。
っていうのはお母さんに困ってる訳じゃなくてお母さんにくっついた認知症に苦しんでる訳ですよね。
だからこの認知症の事をよく知らなあかんし認知症とつきあったり闘ったりしてるとくたびれるから周りの人たちと手を組んでその中にはお医者さんもいれば看護師さんもいれば僕みたいな介護職もいれば相談相手もいればそういう人たちとネットワークを作ってこのくっついた認知症に向かっていくといいますかそういう事が大事だと思うんですよ。
まずは自分だけで抱えない事が大事だと思うんですね。
同じ認知症という状態の方を家族に持っている方たちの集まり例えば認知症の人の家族の会のようなそういう所に参加するだとか…。
専門家に相談するとか同じように介護してる仲間と話をし合うだけで何か心が安らぐ…。
ご家族の方はそう言われますね。
ご家族の方にアドバイスしてるのは腹が立っていいんだときつくあたってもいいんだとそれは家族なんだから…。
ご家族はやっぱりよりよいぐらいでいいんだっていうふうに思う事がとても大事な事じゃないかなと思うんです。
一生懸命やり過ぎるとどうしても閉塞状況っていいますか…。
そういう意味では昔からいわれてる…真ん中にちょぼ入れて良い・加減っていうのがすごく介護の中では大事かなと思います。
完璧ベストを目指さなくていい訳ですか。
そうですね。
ベターよりベターをしっかり探していくっていう事じゃないですかね?認知症の家族につらくあたってしまう。
今回のポイントは…え!?何これ?2015/12/08(火) 15:25〜15:30
NHKEテレ1大阪
楽ラクワンポイント介護「認知症(5)つらくあたってしまう」[字]
認知症の家族の介護についてアドバイスする「認知症ワンポイント介護」の5回目は「つらくあたってしまう」一番困っているのは本人と心得て、完璧でなくてもよりよい介護を
詳細情報
番組内容
認知症の家族の介護についてアドバイスする「認知症ワンポイント介護」の5回目は、認知症の家族につい「つらくあたってしまう」。「一番困っているのは本人」とよく心得て、完璧でなくてもよりよい介護を目指しましょう。講師は認知症ケアの第一人者の介護士・和田行男さん。
出演者
【講師】介護士・大起エンゼルヘルプ取締役…和田行男,【リポーター】小谷あゆみ,【出演】長谷川耕子,長谷川紀子
ジャンル :
福祉 – 高齢者
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – その他
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