(テーマ音楽)岩手県山田町の漁師…船を守ろうと向かった漁港で津波に流されました。
あの日山崎さんは地元の漁協の事務所で会議に参加していました。
その最中に突然激しい揺れに襲われます。
およそ10キロ離れた自宅に車で戻ります。
その途中津波が来ると思った山崎さん。
自分の船の事が心配になり自宅を通り過ぎ更に500メートル先の小谷鳥漁港に向かいます。
地震発生からおよそ15分後。
漁港に着いた山崎さんは船を津波に流されないようロープで固定しました。
しかし山崎さんは避難せず漁港から200メートルほど離れた場所で海を眺めていました。
当時様子を見に来ていた人は山崎さんのほかに4人いました。
その場にいた全員が「津波が来ても大した事はない」と思っていました。
地震の発生からおよそ30分後。
心配して捜しに来た山崎さんの息子が後ろから大きな叫び声を上げたのに気付きます。
慌てて走りだす山崎さんたち。
しかし間に合いませんでした。
山崎さんは高さ28メートルの高台の上にある電柱の辺りまで流されます。
一緒にいた4人はちりぢりになりました。
その後高台の上で意識を取り戻した山崎さん。
動けなくなっているところを近所の人に救助されました。
ろっ骨を折る大けがをしましたが一命を取り留めました。
平成26年2月。
山崎さんは地元の人たちと一緒に津波が到達した場所に慰霊碑を建てました。
山崎さんは次に大きな揺れが起きたらすぐに高台に逃げる事を心に決めています。
2015/12/09(水) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県山田町 山崎練磨さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県山田町の漁師、山崎練磨さんは、津波から守るため船を岸壁に固定したあとも仲間とともに海の様子を見ていて逃げ遅れてしまった。
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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県山田町の漁師、山崎練磨さんは、津波から守るため船を岸壁に固定したあとも仲間とともに海の様子を見ていて逃げ遅れてしまった。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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