11時になりました。
ニュースをお伝えします。
熊本の製薬会社、化血研が、人の血液製剤を国の承認とは異なる方法で製造していた問題で、化血研が動物用医薬品も、国が承認したのと異なる方法で製造していたことが、農林水産省の調査で分かりました。
製薬会社の化血研・化学及血清療法研究所が、人の治療に使われる血液製剤を、長年にわたって国の承認とは異なる方法で製造していた問題で、厚生労働省は先週、立ち入り検査を行っています。
農林水産省によりますと、化血研は、家畜などに使われる動物用のワクチンなども、国の承認とは異なる方法で製造していたことが分かったということです。
問題となっているのは、牛や豚の感染症のための動物用ワクチンなど、およそ30種類で、農林水産省によりますと、細菌検査の順序が決められた手順とは異なるなどしていたということです。
農林水産省がことし2月、会社側からの報告を受けて調査を行ったところ、不正を確認したということで、化血研では、手順を変更する手続きを進めていますが、一部の製品は現在も出荷を自粛しているということです。
またすでに出荷された動物用ワクチンなどは、別途、国の検定を受けていることから、安全性には問題はないということです。
農林水産省では今後、立ち入り検査も含めて、詳しく調査をすることにしています。
化血研はNHKの取材に対し、現在、詳しい原因について調査を行っています。
安全性の確認が終わった製品については、順次、出荷をしていきたいと考えていますとコメントしています。
アメリカ政府は、北朝鮮の武器取り引きに関与していたとして、ベトナムやシリアに駐在する北朝鮮の銀行の幹部や、北朝鮮の海運会社に対して制裁を科すと発表しました。
アメリカ財務省は8日、北朝鮮の武器取り引きに関わり、大量破壊兵器を拡散させていたとして、タンチョン商業銀行のベトナムやシリア駐在の幹部ら6人と、北朝鮮の海運会社3社に対して、制裁を科すと発表しました。
財務省は、銀行の幹部ら6人が、アメリカ政府の制裁対象となっている金融機関のために活動したり、同じく制裁対象となっている朝鮮鉱業開発貿易会社の資金を、国外に移したりしたなどとしています。
また、海運会社3社は、制裁の対象となっている別の海運会社に代わり、武器や武器関連部品の運搬に当たっていたとしています。
アメリカ政府は、これらの個人や企業に対して、アメリカにある資産を凍結し、アメリカとの金融取り引きを禁止する制裁を科すと発表しました。
今回の制裁について財務省は、引き続き、北朝鮮の大量破壊兵器拡散のネットワークをあぶり出し、国際的な金融システムから閉め出していくとコメントしています。
またアメリカ国務省は、財務省に合わせ、北朝鮮の軍で弾道ミサイルの発射実験を担当する部隊も、制裁リストに追加すると発表しました。
全国の天気、雲の動きです。
日本列島は高気圧に覆われて晴れています。
また、大陸からの雲が九州に近づいています。
小笠原諸島付近にも前線に伴う雲があります。
2015/12/09(水) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
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