あっもうお昼か。
なんだかおなかすいてきましたね。
(局長)・「今日のお昼はカップめ〜ん」ヘヘヘ…。
あっ局長また何か食べてる!あっうん…。
これは今日のテーマに関係するカップめんだ。
おお。
ラーメンつけめんぼくイケメン!このぼくにぴったりのテーマですね。
ブブ〜!カップめんは工業製品。
ということで今日のテーマは「工業製品」だ。
ではさっそく局長クイズ!次の中で…パックの…さあどれだ?「工業」っていうなら「機械」ですよね。
…ってことはパソコン?もしかしてカップめんが工業製品ってことは…。
パックの牛にゅう!正かいはすべて工業製品でした。
(2人)え〜!今日はわたしたちの……について調べてCMにまとめてほしい。
ミツキ君。
(ミツキ)はい。
工業とは例えばこの鉄をふくんだ鉄鉱石のような原料を機械や人の手で加工してフォークやスプーンみたいな人の役に立つものにする産業のことよ。
これを見て。
工業製品にはたくさんの種類があります。
例えば原料となるゴムを板のようにのばしてはり合わせるなど加工をすると長ぐつの出来上がり。
また植物の綿花を糸のように加工して機械などでおっていくとTシャツやタオルなどが作られます。
これらもすべて工業製品です。
へえ〜。
ぼくたちの身の回りにはたくさんの工業製品がありそうですね。
早くどうやって作られてるのか調べてみたいです。
熱心で感心だ。
ではみんなが毎日お世話になってるこれで調べてきてくれ。
キラッとよろしくね!えっトイレ!?
ぼくが向かったのは愛知県常滑市。
愛知県の海ぞいにある人口およそ6万の町です。
常滑市はおよそ1,000年前から続く焼き物の町。
焼き物の原料になる土がとれたことからお茶わんなどの食器や土管などがたくさん作られてきたそうです
うわ〜すごい。
さっそくトイレの工場にやって来ました
おはようございます。
おはようございます。
若山キラトです。
よろしくお願いします。
どうも。
工場で働いて40年の伊藤幸洋さんに案内してもらいます。
この工場ではトイレの便器をひとつきでおよそ8万こせいぞうしています。
実は便器もお茶わんなどの焼き物と同じように作られるんだって。
その方法は土からできる原料を型に流しこんで便器の形を作り…
まずは便器の原料を見せてもらうことに
(伊藤)これがもとの原料です。
へえ〜すごい。
ドロドロしてる。
原料には日本や外国から集めた石ねん土すななどおよそ20種類を合わせています。
これらをくだいて水を加えてまぜたものが便器の原料。
泥しょうといいます
これをせっこうでできた型に流して固めると便器の形がたん生しました
ベテランのしょく人さんが仕上げの作業をしています
ベテランのおねえさんです。
こんにちは。
型から出した便器の表面にはちょっとしたでこぼこや小さなきずがあります
そこで目のあらいスポンジから細かいスポンジまで3種類のスポンジを使い分けてじょじょに表面をなめらかにしていきます。
すべすべですね
いや〜知らなかった。
ありがとうございます。
工場にはさらにくふうが。
天じょう近くを見てみると…
あそこにあるきりとかせんぷうきはなんのためにあるんですか?
(伊藤)そして温度を部屋中均一にかくはんするための重要な役わりがせんぷうきと。
焼き物である便器は乾燥させる時と焼く時にこのように少しずつちぢみます。
それを見こしてすべてを同じ大きさに仕上げるのがうでの見せどころです。
この工場では部屋の温度やしっけをげんみつに管理しています。
決まった形大きさの工業製品を作るためです
そして2日間乾燥させたあといよいよかまで焼きます
この間…すごい真っ赤っか。
焼く時の温度はなんと1,200度。
およそ1日かけて焼き上げ便器の完成です
トイレというのはですねきたない所そしてくさい所。
今の作り方に合った方式で工場でいっしょうけんめい取り組んでおります。
トイレ一つ作るにもたくさんのくふうがつまってるんだなあ。
それだけじゃないんです。
ほかにも新しい製品を考え出す人たちの取材もしてきました。
昔洋式トイレができたばかりのころは1回20リットル近くの水を使っていたそうです。
2リットルのペットボトル10本にもなります
でも少ない水ではなかなかきれいによごれが流せません。
これをかい決しようとしているのが新しいトイレを考え出す開発たん当伊奈嵩正さんたちです。
少しの水できれいに流すそのひみつは便器の形にあるらしい
ここを見てください。
はい。
こっちの形とこっちの形。
ん?右と左で形がちがう!そう。
この形にすることで水のいきおいが強くなってうずまきのように流れるのできれいにあらい流すことができるんです。
使う水はたったの4リットル。
本当にきれいに流れるのかうんちに見立てたボールでためしてみます
おっ…おお!
無事いきおいよく流れました。
このトイレができるまで何こためしに作ったかというと…
およそ100本ぐらいは試作でいろいろ作りました。
え〜!100本…。
伊奈さんたちは全体の形や水が流れる角度を何度も変えて1年半も開発を続けたそうです
新しい工業製品が生まれるかげにはたくさんの苦労があるんだな。
そうなんです。
こうした人たちのおかげでぼくたちは便利なくらしができてるんだなって思いました。
なるほど。
CMのイメージがわいてきたぞ〜。
どれどれ?
ぼくたちの身の回りには工業製品がいっぱい!それを生み出すために多くのくふうと努力があった。
みんなの力で生まれた工業製品でかいてきなくらし
ジャパン!工業製品一つ調べるだけでもたくさんのことがわかったようだねえ。
はい。
ところで局長そのかたからさげているものはなんですか?これ知らないの?わたしがわかいころに出た初期のけい帯電話。
えっでかっ!あっこのけい帯からね…。
はい。
こういうけい帯。
ねっ。
そしてスマホに変わるまで30年近くにわたって改良が続けられてきたんだね。
自分の町の工業や自分の好きな工業製品を調べてみるのもおもしろそうですね。
そうだね。
あっちょっとごめんね。
はいはい…。
あれ?局長待ってください。
2015/12/09(水) 15:30〜15:40
NHKEテレ1大阪
未来広告ジャパン!「くらしをささえる工業製品」[解][字]
「日本の国土と産業」を学ぶ小学5年社会科番組。日本の未来を考える「ジャパン広告社」の取材現場やCM制作を通して、日本の産業や自然環境、社会のなりたちを探る。
詳細情報
番組内容
舞台は、日本の未来を考える広告を手がける「ジャパン広告社」。その取材の過程での発見や、取材結果をCMの形にまとめていく様子から、日本社会が特徴的な自然環境やさまざまな人々の活動によって形づくられていることを知っていく。今回のテーマは「工業製品」。わたしたちの身のまわりではさまざまな工業製品が便利な暮らしを支えてくれている。工業製品はどのように作られ、改良されているのか、その舞台裏を見る。
出演者
【出演】狩野英孝,若山耀人,遠藤三貴,芋洗坂係長,【語り】濱中博久
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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