次は外の花の寒さ対策をしましょうね。
(オープニングテーマ)
(木下哲子)ともお朝御飯出来たよ!
(木下ともお)おはよう。
いただきます。
(木下君子)うわ!何それ?昨日駄菓子屋で買った変装セットさ。
オレだと分かんねえだろ?分かるよ。
服を裏返しに着るのはお前ぐらいだからね。
コラ!あんたの食べなさい。
あ〜あ〜…。
ちゃんと閉めろ!いってきま〜す!足元よく見な。
え?吉本!
(吉本雅人)おう今行く〜。
・うん?・はい。
・もしもし。
え〜とあのさ…。
ああともおか…。
えっ?早くしろよ〜!あ…。
誰だ?・
(市川)オレだよ。
市川だよ。
市川…?いっちゃん?いっちゃんか?・
(市川)今お前んちの近くにいるんだけど…。
え?うんうん!すぐ行くよ!うん?ハァハァハァハァハァ…。
いっちゃ〜ん!久しぶり!元気そうじゃん!オレが前に住んでたとこの親友だ。
こいつはともお。
ここでは一番の友達だ。
ふ〜ん…。
親友はオレ一人だもんな。
ぐっ…!この野郎!うう…。
うう…。
しかしお前ら声そっくりだったんだな。
(ともお市川)フン!後ろ姿なんて見分けつかないくらいだ。
でもいきなりでびっくりしたよ。
久しぶりにまーちゃんに会いたくなってな。
カンちゃんやのりやんも元気だぞ。
みんなも来ればよかったのに。
(市川)そういえばまーちゃんのうちがあったところ今駐車場になっちゃってさ…。
(吉本)え?マジかよ。
心の声
(ともお)「まーちゃん」。
何だか吉本が知らない人みたいだ。
(吉本)オレんち来いよ。
いや…外で遊びたいな。
(吉田由伸)お〜い!うん?よしのぶ〜早く助けてくれ〜!ハァハァ…。
まーちゃんそっち行ったぞ!え?でかした!
(市川)ちょっと待てよ!お前何でろう屋から出てくるんだ。
よしのぶがオレにタッチしたんだからどろけいでは当然のルールだ!どろぼうは一回捕まったら二度とろう屋から出られないに決まってるだろう。
ハァ?大体「どろけい」って何だ?「けいどろ」だろう。
そういやそう言ってたな。
吉本裏切るのかよ?
(カラスの鳴き声)腹減ったなそろそろ帰る。
(由伸)オレも。
じゃあないっちゃんまた遊ぼうぜ。
ああ。
なあいっちゃんあした日曜だしオレんち泊まってけよ。
うん…。
うちから親に電話すりゃ平気だって。
なっ?いや…。
実は…。
(吉本)家出!?そうだったのか…。
何かあったのか?う〜ん…。
何もないからだよ。
え?うちの親はオレに関心がねえんだぜ。
オレ一人っ子なのに信じられないだろう?あ…。
まーちゃん帰った方がいいなんて言わねえよな?言わねえよ。
それなら今日寝る場所探さないとな。
・え〜。
しょうがねえな…。
・もしもし!・
(吉本)あともお!何だお前か。
・
(吉本)家族に聞こえないようにオレの言う事黙って聞けよ。
ああ。
…えっ?オレといっちゃんが?変装すればこっそり交換できるんじゃねえかな。
二人とも似ているし。
・
(ともお)まあできない事もないな。
でもオレどうする?ともおはオレんちに来れば大丈夫だ。
おう平気平気。
多分牛乳買いに行かされるからその時抜けられる。
おうじゃあまたあとでな。
ほらこれつけろよ。
(市川)うん?え〜バレるだろう。
平気だって。
さあ着替えっこしようぜ。
(市川)ああ…うん。
いつもの事だから何も不審がられないって。
本当か?あれがオレんちだから。
(市川)うん…。
じゃああした朝飯食ったら入れ代わろう。
絶対バレないから心配すんな。
ああ…。
うう…。
(吉本)ただいま〜。
(吉本の母)おかえりなさい。
あらともお君。
今日うちに泊まるから。
おじゃまします。
オレ夕食食べたけどまだ食えま…。
夕飯は要らねえって。
そう。
じゃあ木下さんちに電話しなきゃ…。
(吉本)いいいよ。
ちゃんと言ってきた。
フ〜…よし!
(ドアを開ける音)ただいま〜。
あ。
遅かったね。
う…うん。
あんた宿題ないのかい?あ…うんないよ…。
うん?ほんとだろうね?うん…。
じゃあ風呂入ってさっさと寝な。
いや今日はいいよ…。
(哲子)ダメだよ。
フ〜ッ…。
ヒッ!うん。
そのせっけん取って。
え…ああ…。
フ〜。
ハハハ…。
ちゃんと体洗うんだよ。
フ〜…。
ほんとに首から上に関しては一切つっこみなしなんだ…。
(哲子)ともお起きな!心の声
(市川)しまった…!お面を取らなきゃ食べられないじゃないか…!さっさと食べちゃいな。
心の声
(市川)くそ…。
もうどうにでも…なれ!うん?今日はスーパーの大安売りの日だからあんたも手伝うんだよ。
うん。
あんたふとんくらい自分で干しなさいよ。
うん。
(哲子)日曜だからって遊んでばっかじゃダメだからね。
うん。
ほら!ジャムついてる。
へ…?うん。
いっちゃん実はさ昨日あれからいっちゃんの親から電話きてさここに来てる事を言っちゃったんだ。
警察に届けそうだったからさ。
ごめん…。
そっか…。
いやどうせもううちへ帰るからさ。
そうか…。
じゃあいろいろありがとな。
本当にごめんな。
また遊びに来いよ〜!心の声
(市川)しかしあれだけ子供に構うのに別人な事に気が付かないんだもんな…。
どこの家庭だってどこか抜けてるもんだ。
心の声
(市川)オレも親の事もっと大目に見なきゃな。
ただいま〜。
う〜ん…。
あんた…ほんとにともおかい?本物の方に違和感かよ…。
トイレ紙がちょっと安いからってはるばる隣町までお使いかよ。
(店員)ありがとうございました。
福引き…?10枚で1回か。
(福引係)456789…。
あああと1枚足りないね。
(ハスミ)え?あ〜あ…。
うん?はい。
やるよ。
これで10枚そろうだろう?え?いいの?うん。
どうせ10枚たまらないし。
ありがとう!ヘヘヘ…。
じゃあ一緒に引こう!1回どうぞ。
はいどうぞ。
ありがとう。
ハズレでかえって足が出ちゃったようでなんか悪いな。
あら当たったじゃないこれ。
ハズレみたいなアタリだけどな。
私見ず知らずの人に何かもらったの初めてよ。
へ〜。
ハクシュン!あ〜鼻!はいチーン。
私んちで遊ぼう。
テレビゲームあるよ。
ああ行こう行こう。
寒いな…。
冬って何であるんだろうな。
巡ってくるものはしかたないじゃない。
はい。
え?何だよやだよ。
いいじゃん。
「エベレーター」すげえ。
「エレベーター」ね。
ただいま〜。
(ハスミの母)おかえり。
あらお友達?うん。
おじゃまします。
はいどうぞ。
まこちゃんも待ってるわよ。
あ…。
(まこ)ハスミちゃん。
あ…。
ガードガード!ああ…!お母さん買い物行ってくるね。
うん…。
ああくそやられた。
はい交代。
何でまこちゃんいるのよ?え?わあやばい!オレもう帰らないと。
え?まだいいじゃん。
また遊ぼうぜ。
あした来る?私いつもあの公園で遊んでるから。
うんじゃああした来る。
女の友達ってのもなかなかいいな。
同じ学区だったら女と絶対仲良くとかできねえ。
バカにされるし。
お〜い!あっ何で昨日来なかったの?いや〜2組と野球の試合があってさ。
そんなのほっとけばいいじゃない!そういうわけにもいかねえよ。
早くサッカーしようぜ。
じゃあまこちゃんもう帰っていいよ。
え?何で?一緒にやろうぜ。
(まこ)あ…いいよ。
私帰る。
(ハスミ)あ〜あ冬はすぐ日が暮れるから嫌い。
でも巡ってくるものはしょうがないわ。
ともお君とは夏に会いたかった。
夏になっても遊べばいいじゃんか。
そうよね。
じゃあな。
うん。
また来る?もちろん!絶対来てよ!
(ハスミ)えいっ!それで?フンッ!で吉本がサヨナラバントで126日ぶりに2組に勝ってさ〜。
やったね!なんかまるで自分の事のように喜ぶんだな。
うん!だって本当にうれしいもの。
ヘヘ…そっか。
うりゃ!私さ将来Jリーガーになりたいんだ。
女じゃ無理だろ。
そんな事ないよ。
女でも男よりうまければ。
そうかもな。
でもともお君が代わりになってくれたら私それで満足。
オレは大佐になりたいからな。
タイサか…。
国籍不明のサイボーグだぜ。
うっ。
あっ!じゃあお参りに行こう。
え?ともお君が「タイサ」になれますように。
ハスミちゃんがJリーガーになれますように。
…というかハスミちゃんならほんとになれるかもな。
本当?うん!やった!そういえば私今が今年の初詣だ。
来年も一緒に来ようぜ。
ねえ「めぐりっこ」しない?うん?何だ?それ。
こうしてしっかり手をつないで…離しちゃ駄目よ。
目もあけといて。
回るのよ!うん?うわっわわわわわわ!どう?景色が巡って見えない?うんオレたちだけが止まってるみたい。
フフフフフ…。
そしてオレの目が回った!回った。
おもしれえ〜!
(笑い声)パパの仕事で引っ越しばかりでさ。
へぇ〜。
この町に来たのも去年の秋からなのよ。
もうしないんだろう?え?何を?引っ越し。
うん…。
あ…。
おっ!あ…。
ハスミちゃん待ってたんだ。
ちょうどよかった。
オレたちこれからゲームするんだ。
まこちゃんも一緒に…。
ダメ!ともお君と2人でゲームするんだから。
おい何でだよ。
いいじゃないか!何でまこちゃんにばっか優しくするのよ。
ハスミちゃんこそ何で仲間外れにするんだよ。
オレ帰る!チェッああいうところやなやつ。
うん?のろしだ。
クッキー焦げた!
(坂上)ふ〜ん…。
でメロスは怒ったわけね。
でもその女の子の気持ち分からないでもないよ。
大事な人は自分で独り占めにして他は何でも二人で共有したがるものよ。
昔の私たちに似てるかも。
(坂上)
中学の時今より学校行けなくて友達も青戸だけでね…。
だから青戸が他の子と仲良くしてるのを見ると腹が立ってね…。
その子の根も葉もない悪口を青戸に吹き込んでさ…
あっ…!あっ…。
(青戸)私の頬もたたきなよ。
(坂上)そんな…できないよ。
ふっ!うっ!うっ…。
ほら見なさい。
あんたがさっさとビンタしてれば私はここまで深手を負う事はなかったのに…。
(坂上)
青戸は私と同じ痛みを分かち合う事で揺るがぬ友情を証明してみせたかったんだと思うの
そのハスミちゃんって子は私でもあり青戸でもあるのよね。
心の声
(ともお)よく分からないけどとにかく時にはビンタも必要って事か…。
ハスミちゃん…!オレもあとでちゃんと殴らせるから歯を…。
私さ…実はあした引っ越すんだ…。
え?あした昼1時の新幹線で…。
ねえついてきてくれる?む無理だよ…。
家族とか友達いるし。
いいじゃないそんなの!ねっ私んちの養子になればいいよ。
パパとママにも頼むから。
ね?ね?た…たった1日でそんな決断させるなよ…!よし…!母さん…。
は?養子?バカも休み休み言いな。
やはり無理なものは無理だ…。
どうすりゃいいんだ…。
(吉本)と〜も〜お〜く〜ん!ハッ!そうだ!
(まこ)ハスミちゃ〜ん!まこちゃん!ハァハァハァ…。
間に合った…!これラムネ飲んでためた私の宝物半分あげる。
(ハスミ)いいの?うん!
(ハスミ)ありがとう。
え?あ…。
それもらってくれる?あ…。
うん!大事にする。
(吉本)何なんだよ急に!
(菊川みつお)新幹線を見送るなんて。
いいからいいから!
(根津ユキオ)よくねえよ!切符代あとで返せよ!分かってるって!
(由伸)オレ腹減った!
(鎌倉景子)本当にアイスおごってよ。
より子の分も!
(葉山より子)え?私は…。
おごる!おごる!
(アナウンス)「停車中の列車はめざめ583号博多行きです。
発車までご乗車になって…」。
(窓をたたく音)うん?ともお君!昨日のあれ親に頼んだんだけどダメだった。
ごめん!ううんいいの当然よ。
Dialo2015/12/10(木) 12:30〜12:55
NHKEテレ1大阪
アニメ 団地ともお・選「関心の的だなともお/巡りゆくともお」[字]
関心の的だなともお/巡りゆくともお
詳細情報
番組内容
▽『関心の的だなともお』…吉本の旧友・市川が団地を訪ねてきた。声も姿もともおにそっくりの市川は、家出してきたのだという。吉本は市川を助けるため、ともおと市川の入れ替わりを提案。調子よく同意して市川に変装セットを渡すともおだが…。▽『巡りゆくともお』…隣町までおつかいに行かされたともおは、そこで福引券が足りず困っている少女・ハスミに出会う。意気投合した二人は、翌日も公園で遊ぶ約束をする。
出演者
【声】三瓶由布子,坂本千夏,牧野由依,田村睦心,武田華,生天目仁美,藤村歩,一杉佳澄,アサコ,植竹香菜,能登麻美子,金田アキ,加藤英美里,早見沙織,利根健太朗
原作・脚本
【原作】小田扉,【脚本】山田隆司
監督・演出
【監督】渡辺歩
音楽
【音楽】長谷川智樹
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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