こんにちは。
消費税の軽減税率の対象品目を巡って難航していた与党協議が、きょうにも最終決着する見通しです。
自民党が対象品目を生鮮食品に限るべきだと主張し、続けてきたのに対し、公明党は当初から、生鮮食品と加工食品を加えた食品全般とするよう求めていました。
双方が譲らないまま、きょうの合意期限を前に、安倍総理大臣がきのう、自民党の谷垣幹事長に対して、加工食品までじゃないと、公明党が降りないと伝えると、流れは一気に変わり、自民党は菓子と飲料も含む1兆円規模で調整に入ったことが分かりました。
では中継でお伝えします。
現在の状況ですが、自民党はこれまで、こちら、財源3400億円規模の生鮮食品のみを主張してきました。
しかし、総理官邸の意向を受けて、現在は公明党の主張に近い、外食を除く、この1兆円、菓子、飲料を含む食料品全体、この1兆円規模での線引きに調整に入っています。
けさの表情、公明党の山口代表は、きょう中の決着を期待するのに対して、自民党の谷垣幹事長は厳しいものでした。
かなり協議が詰まってきつつあると。
きょう中の決着を目指したいと。
きょう、大筋合意を目指すという方針ですか?
申し上げることはないです。
谷垣幹事長は、午前10時過ぎ、厳しい表情で党本部に入りました。
ある党幹部は、谷垣さんは自分ではできないと思っていることを、実はできるんだと、皆を説得しなきゃいけないのだから、大変だと、その胸中をおもんぱかっています。
実は安倍総理は先週の段階で周辺に対し、財源は税収の上ぶれ分を使えばいいんだ。
これは結局、政治、そして来年7月の参議院選挙の話なんだと述べ、公明党の主張を受け入れるべきだとの考えを示し、公明党側にも総理の意向が伝わっていたことが分かっています。
にもかかわらず、決断しない谷垣氏に対して、安倍総理がきのう、合意するよう事実上、指示したというわけです。
自民党内からは、参議院選挙での公明党からの協力が確実になるとの歓迎する見方がある一方で、ある自民党の幹部は、財政再建計画の放棄だ。
赤字国債に頼らざるをえないだろうとの見方を示し、党内調整や国会での野党からの追及を懸念する声が上がっています。
では、今回の軽減税率の範囲に加工食品が含まれた場合、どのような分類になるのか見ていきますと、まず、マグロの刺身は生鮮食品、刺身の盛り合わせは加工食品ですが、どちらも軽減税率が適用されます。
そしてカットレタスは生鮮食品、ミックスサラダは加工食品、このように分類は違うんですが、両方とも対象に含まれます。
またパン、牛乳、うどん、レトルトカレーなども加工食品で、軽減税率の対象です。
靖国神社の爆発音事件で、逮捕された韓国人の男が、一時、爆発物を置いたことを認める供述をしたことが分かりました。
またトイレに置かれた金属パイプの中身は、硝酸カリウムなどの混合物だったことも分かりました。
きのう、靖国神社への建造物侵入の疑いで逮捕された、韓国人のチョン・チャンハン容疑者は、昨夜の調べに対して、一時、神社のトイレに爆発物を置いたことを認める供述をしましたが、現在は靖国神社に行ったことも含めて、否認に転じているということです。
靖国神社のトイレの天井裏からは、金属パイプ4本が見つかり、警視庁が鑑定を進めていますが、中に詰められていた粉末などは、火薬の原料に使われる硝酸カリウムなどの混合物だったことが新たに分かりました。
警視庁は、この粉末などの爆発によって、床にあった金属パイプが、天井を突き破った可能性もあると見て調べています。
教え子の女性に、司法試験の問題を漏らした罪に問われた、明治大学法科大学院の元教授が、初公判で起訴内容を認め、国家試験の根幹を傷つけ、大変申し訳ないと謝罪しました。
明治大学法科大学院の元教授、青柳幸一被告は、ことし2月から5月にかけて、みずから作成した司法試験の憲法の問題を、教え子だった20代の女性に漏らした、国家公務員法違反の罪に問われています。
きょうの初公判で青柳被告は、小声で間違いありませんと起訴内容を認め、検察側は青柳被告は女性と2013年ごろから交際していたと指摘しました。
また、青柳被告は被告人質問で、国家試験の根幹を傷つけることをしてしまい大変申し訳なく思っています。
大変悔いていますと謝罪し、女性については、元気で明るくて、こんな子が自分の娘だったらいいなと思った。
司法試験に落ちて泣いているのを見て、なんとかしてあげたいと感じたと話しました。
検察側は懲役1年を求刑し、裁判は即日結審しました。
判決は今月24日に言い渡されます。
北朝鮮からマツタケおよそ3000キロを不正に輸入したとされる、朝鮮総連の議長の次男らに対して、京都地方裁判所は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
朝鮮総連のトップ、ホ・ジョンマン議長の次男、ホ・ジョンド被告ら2人は、政府の経済制裁で輸入が禁じられている北朝鮮からマツタケおよそ3000キロを、中国産と偽って輸入した外為法違反などの罪に問われていました。
ホ・ジョンド被告は裁判で、日本に輸出されるとは知らなかったと無罪を主張していました。
判決で京都地方裁判所の和田真裁判長は、北朝鮮で買い付けをする段階の契約書で、日本への輸入はすでに決められていたと指摘し、ホ・ジョンド被告が担当したマツタケの品質や、市場価格の調査は日本への輸入が目的で、そのことを知らされていなかったとは考えられないと、ホ・ジョンド被告に懲役1年8か月、執行猶予4年を言い渡しました。
小型無人機ドローンを規制する法律が、きょうから施行されます。
ドローンの規制はことし4月、総理官邸の屋上に落下するなど、トラブルが相次いだことを受けたものです。
きょう施行される改正航空法では、重さ200グラム以上のドローンを対象に、東京23区などの人や住宅が密集する地域や、高さ150メートル以上の空域、空港周辺などの飛行について、国の許可がない限り禁止され、原則、夜間の飛行は認められなくなります。
違反した場合は、50万円以下の罰金が科されます。
一方で政府は、山間部などを対象に、ドローンを使った荷物の配送を、3年以内に実現させる目標を掲げていて、アメリカの通販大手、アマゾン社が、ドローンを使った宅配の構想を発表するなど、ドローンの活用が現実味を帯びてきています。
地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP21で、温室効果ガス削減の新たな枠組みの合意に向けた議長案が示されました。
この議長案のポイントについて、現地から加藤記者の報告です。
こちらが、その議長案なんですが、各国の対立が続いている点については、このように複数の選択肢が残されていて、合意にはまだ時間がかかることが分かります。
まず温室効果ガスの削減目標ですが提出は義務化されている一方で、目標の達成を求めるかについては結論が出ていません。
また、各国は5年ごとに行われる世界全体の検証を受けて、改めて削減目標を提出することになっていますが、目標の見直しには、途上国などが反発しています。
一方、途上国への資金支援については、先進国に義務があるとしたのに加え、ほかの国も自主的に支援ができるとして、中国やインドなどの新興国が支援する側でもあることを初めて示しました。
主要な論点については、かなり、まだ選択肢が残されているので、むしろ本格的な交渉はこれからだと思います。
交渉関係者は、議長案は、途上国に配慮したものが多く、最終日の11日に合意するのは難しいのではとしていて、会期が延長される可能性が高まっています。
火垂るの墓が代表作として知られる、直木賞作家の野坂昭如さんが、昨夜亡くなりました。
85歳でした。
野坂昭如さんはきのう、東京・杉並区の自宅で、容体が悪くなり、病院に搬送され、午後10時半ごろ、心不全で亡くなりました。
85歳でした。
げたはいて、からんころん、この辺をよく散歩してましたけどね。
1930年、神奈川県鎌倉市に生まれた野坂さんは、1963年、おもちゃのチャチャチャで、日本レコード大賞の作詞賞を受賞し、1967年には、自身の体験を記した火垂るの墓で直木賞を受賞しました。
民主党はきょう、両院議員総会を開いて、維新の党との統一会派の結成について了承しましたが、出席した議員からは、新党の結成を求める声が相次ぎました。
やっぱり新党だと思いますよ。
野党勢力結集して、数多くして、政権奪還、ぜひしていただきたいと。
両院議員総会では、維新の党との統一会派結成を了承する一方で、新党の結成を求める意見が相次ぎました。
安易にみずからの党を否定してしまって、それで国民に目先を変えたから信頼されるということではないと。
これに対して岡田代表は、どうしたら国民の皆さんに信頼される受け皿になりうるかということを共に考えていきたいと述べ、当面の執行部の方針に理解を求めました。
福島第一原発のダクトと呼ばれる、地下トンネルにたまった汚染水の放射性物質の濃度が、1年前と比べておよそ4000倍になっていることが分かりました。
東京電力は今月3日、福島第一原発のダクトと呼ばれる地下トンネルの汚染水を採取して分析をしました。
その結果、汚染水からは、1リットル当たり48万2000ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
また、ベータ線を出す放射性物質の濃度は、50万ベクレルでした。
これは1年前の調査と比べて、およそ4000倍となっています。
東京電力では、外部への流出はないとしていますが、原因が分からず、今後、調査を進めることにしています。
続いてワールドトピックス。
断崖絶壁に張り付いているたるのようなもの、一体なんでしょうか。
命綱をくくりつけて崖を登る人たちが目指しているのは、断崖絶壁に宙づりになっているホテルなんです。
ペルーのクスコにあるこのホテルは、全面ガラス張りで、ベッドにトイレ、ソーラー発電の照明も完備。
満天の星と地上400メートルからの絶景は、苦労して登る価値ありです。
チェックアウト後は、ワイヤーを使って一気に下山するアトラクションもあって、最後まで滞在を楽しめるそうです。
一方、こちら、駐機場に止まるジャンボ機。
機体は白く塗り直されていて、あるはずの航空会社のロゴなどは消されています。
この3機は、マレーシアのクアラルンプール国際空港に、1年以上放置されていると見られていて、空港の運営会社は地元紙に広告を出して、このジャンボな忘れ物の持ち主を探しているんですが、今月21日までに名乗り出てこなければ、売却するか処分するとしています。
経営再建中のシャープの液晶事業について、本体から切り離したうえで政府系投資ファンドの「産業革新機構」が支援する方向で調整が行われていることがわかりました。
シャープは主力の液晶事業の不振などにより、中間決算で836億円の赤字になりました。
関係者によりますと、経営再建に向けてシャープの液晶事業を本体から切り離したうえで、政府系投資ファンドの「産業革新機構」が支援する方向で調整していることがわかりました。
切り離した液晶事業は産業革新機構が出資する液晶大手の「ジャパンディスプレイ」と統合する案などが浮上しているということです。
シャープの支援を巡っては台湾のホンハイ精密工業が関心を示していますが、「産業革新機構」が支援することで液晶技術の海外流出を防ぐ狙いがあるとみられます。
神戸市の久元喜造市長は市が雇用する非正規職員の賃金を来年度から3パーセント程度引き上げる方針を表明しました。
神戸市の久元市長はきのうの会見でこう述べ、非正規雇用の職員について、来年4月から3パーセント程度の賃上げを実施する方針を示しました。
対象となるのは、任期付きの短時間勤務の職員や、保育士を中心とするパート職員などおよそ2600人で、神戸市の職員全体の15%にあたります。
神戸市は、「今回の賃上げは政府の方針に沿ったもの」としていて、年間およそ9000万円の財源を確保する予定です。
和歌山県新宮市の酒蔵では、来年に向けての新酒の仕込みがピークをむかえています。
こちらの酒蔵では熊野川の水と地元でとれた米を使って酒造りを行っています。
杜氏たちが米を手でもんで作った麹を巨大なタンクにいれて、発酵させます。
そして温度が均一になるように長い櫂を使って丁寧にかき混ぜ仕上げていきます。
酒造りでは室温や湿度を一定に保つ必要がありますがことしは天候の変化が激しく苦労したということです。
来年の春までにおよそ75000本が出荷されます。
徳島県那賀町では、正月などに生け花として飾られる、「オモト」の出荷が行われています。
「オモト」は「万年、青い」と書き、一年中緑の葉をつけていることから、縁起がいいとされています。
今年は10月に雨が降らなかった影響で、収穫量が去年の8割に留まったということですが、全国へ75万枚の出荷が見込まれています。
2015/12/10(木) 11:30〜11:55
関西テレビ1
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