木曜ドラマ「青春探偵ハルヤ」第8話★美人教育評論家へ突然の自殺予告 2015.12.10


さらに味を染み込ませる可変圧力に煮崩れしにくい一定圧力と2種類の圧力調理が選べます。
是非家庭料理に「煮込み自慢」を取り入れて下さい。
今日のmonoモノはここまで。
(3人)Seeyou!
(浅木晴也)だから俺はいいって!
(和臣)美羽ちゃんに誘われたからには行かない訳にいかないだろ。
1人で行けよ。
講演会なんて興味ないし。
美羽ちゃんが司会するんだからね〜。
(俊喜)っていうか和臣美羽ちゃんに誘われてたっけ?ああそうだよ。
俺は誘われてなんかねぇよ!所詮俺は晴也君のバーターだよ!だから晴也君が行かなきゃ俺も行けないんだよ!大袈裟だな〜。
それにね講演会の受講証明があれば一般教養の単位が取れるらしいよ。
マジ!?
(和臣)うん。
しょうがねぇな〜。

(富田令子)自分は○○が出来るという思い込みを持っている子どもはそれに関する能力をどんどん発展させていって日々の生活の中で自己表現ができる子どもになっていく訳です。
ですから子どもは褒めて褒めて褒めちぎって自分は出来るという自信を持たせてあげる事が大切なんです。
(スタッフ)先生大人気ですね。
(富田リカ)ありがとうございます。
(能見美羽)え〜先生の考える究極の教育とはズバリ何ですか?そうですね。
子どもの将来を親がきっちり作ってあげる…という事です。
それは子どもの意思よりも親の意思を尊重するという意味ですか?いえいえそれは誤解です。
幼い頃から子どもをリードし親子の夢を融合させていくんです。
そのためには親は自分の子どもがどうなってほしいのか明確なビジョンを持つべきだと考えています。
あ〜なるほどですね…いや私も早く子どもを産みたいです。
あなたいろいろ飛ばしすぎよ。
フフフッ…。
(笑い)その前に素敵な旦那さんを見つけなくちゃね。
見つかるといいんですけど…ウッフフフ…。
(和臣)ほら見ろよ!美羽ちゃん俺の方見てるぞ。
(麻衣)ク〜ッ!なに今のこれみよがしに晴也君に視線送ったりして!
(桃子)晴也君の子ども産もうなんて百万年早いわ!
(葵)晴也の遺伝子はみんなで分け合うモノなんだから。
ちょっとトイレ…。

(カッターの刃を出す音)
(スタッフ)よしセッティングしとくか!
(スタッフ)はい!今日はお疲れ様でした。
(令子)ああどうもありがとう。
いや〜大盛況でしたね。
うん。
美羽さんのおかげだわ。
いや…。
ウッフフフ…。
(ノック)はい。
(リカ)失礼します。
あっ紹介するわね。
はい。
1人娘のリカです。
セント白百合大学の1年生なの。
初めまして富田リカです。
今日は母が大変お世話になりありがとうございました。
いえこちらこそ。
いやお二人親子って言うより姉妹みたいですね。
ウッフフ…。
おかげさまで理想の娘に育ってくれました!あっそうだ…こないだのね取材のゲラがあがってきたのどう?ああ〜。
(令子)まあまあの出来よね?うわ〜素敵。
いいなぁ〜こんな親子関係憧れちゃいます!
(ノック)
(令子)はい。
(スタッフ)失礼しま〜す!富田先生にお花が届いています。
(令子)ありがとう。
あ〜私の大好きな花だわ。
(ため息)どうかされました?あっ…。
これって…。
(リカ)また来たの?またって…よく来るんですか?最近特に多くて…。
こういう仕事をしてれば批判があるのは当然よ。
でも自らの命を絶つだなんて…どうしたらいいのかしら?あの〜私もしかしたら先生のお力になれるかもしれません。
(和臣)お疲れさまでした〜!でした〜!待って待って!
(俊喜)ちょ〜ちょ…危ねっ!何勝手に営業してんだよ!いや私は晴也君のためを思って。
自分が探偵ごっこしたいだけだろ?ひど〜い。
(静江)まあまあ自殺予告は立派な犯罪よ。
美羽ちゃんが心配するのもしょうがないって!でしょう!?その通り。
ということで美羽ちゃんお疲れ様でした!いや大体…脅迫状の送り主なんてどうやって捜すんだよ?富田先生の講演会に来るお客さんを片っ端から調べるとか?無理無理無理無理!俺そもそも評論家とか苦手だし…。
選り好みしてる場合じゃないでしょ!だからいつまでも経ってもお金たまらないんだよ〜。
ゼッテェ〜やらね〜。
先生が報酬払うって言っても?いくら?100万!100!?
(磯部)よう姉ちゃん!
(令子)ああ〜あっ!俺の静ちゃんの「アラバマ」に…なんか用かい?おっ!おっ!おっ…おお〜っ!フッフフ…やるね〜!飲めるね〜!!静ちゃんもう1本注いでよ!
(静江)やめなさいって!もうあんまり気安くすすめないでよ〜!
(磯部)あっ!?富田先生はね教育評論家なの!子育て法にも定評があるんだからね!子育て法ね〜。
子どもなんてさ言うこと聞かなかったらひっぱたいちゃあいいんだ。
ピッピッピッ!ドン!パカッ!磯部さん!こういう男性いまだに多いんですよね。
愛のムチって言うだろ?愛のムチは単なる暴力です。
肉体的な痛みを与えても問題解決にはまったくなりません。
あなたのような方には分かって頂けないんでしょうけど。
(静江)どうもすいません。
分かってないのはあんただよ。
星野監督だってね…2003年は愛をもって若手を厳しく指導したからこそリーグ優勝出来たんだ!俺はそういう父親になりた〜い!磯部さん!とかいってまだ独身じゃん!ほらやめなさいって!
(磯部)えっ!?独身!貴族が足りねぇよ!俺はその辺の独身と一緒にすんなよ!なにが貴族よ〜。
独身貴族だ!ダァ〜!!ハッハハ〜ハッ!ハッ!
(静江)磯部!退場!!えっ!?審判の言うことが絶対なんだ…ああ〜あぁ…。
あ〜やっと静かになった。
先生。
こっち座って下さい。
俺も俺も…。
ちょっと。
もう…。
改めて紹介します!こちらが私の言っていた頼りになる3人です!ねえ…普通の学生さんにしか見えないんだけど?こう見えても結構やるんですよ!あたしのストーカー事件も解決してくれたんです!そう。
でもね…同じ報酬出すんだったらプロの探偵に頼んだ方が…。
ちょちょ…ちょ!100万…マンヒャクだよ。
(携帯の着信音)
(携帯の着信音)ちょっと待って…電話!電話…電話だよ!もしもし?
(浅木楓花)もしもしお兄ちゃん?私。
あっ楓花か…どうした?あのね楓花最近日本舞踊習い始めたの。
また増えたの?和の文化は右脳を育てるんだって。
和の文化は右脳を育てる?
(楓花)富田令子っていう人の本にそう書いてあるの。
楓花も講演会に行ってみたいなぁ…。
ああ…そうなの?でもねチケットが全然取れないの。
ネットオークションで5倍の値段がついてるんだよ!えっ!?…へぇ〜。
そうだ!今度日本舞踊の発表会があるから楓花の着物姿見に来てね!うん。
わかった!頑張れよ。
あなた私の本読んでくださったの?あっいえ…俺じゃなくて妹が。
俺も俺も!まあ〜妹さんが。
嬉しいわ。
ぜひ今度の講演にいらして。
招待させて頂くわ!
(楓花の声)楓花も講演会に行ってみたいなぁ…晴也君の妹さんが先生のファンだなんてこれもきっと何かの縁です!先生。
ぜひ調査の方も彼らにお任せ頂けませんか?あっそうね…お願いしようかしら。
晴也君もいいよね?で例の脅迫状は?これが今日届いた分です。
(和臣)「インチキ教育評論家富田令子へお前のやり方はただの洗脳だ。
これ以上、メディアに出るつもりならお前の目の前で自殺してやる」。
(和臣)怖ぇ〜っ!まだ殺すって言われた方がマシだわ〜。
単なるいたずらなのか本当に思いつめてんのか?これ見極めんの難しいな…。
こんなに気持ちの悪い脅迫を受けたのは初めてです。
新刊の握手会やテレビ出演も控えてるのに…トラブルの芽は早く摘んだ方がね。
キャリアのため…ですか?娘のためよ!…あの子のために私はやらなきゃいけないの!
(令子)こんにちは!どうもありがとうございます。
どうもありがとうございます。
スゲ〜人気だな。
晴也君…引き受けてくれてありがとうね。
別にあの評論家のためじゃないし。
んっ?誰かが本気で死にたいと思ってるならその人を止めてあげないと。
晴也君…。
(令子)どうもありがとうございます。
(川崎)アハハッ…どうもどうも先生おめでとう!あっ…。
まあどうもありがとうございます。
いや〜凄いね。
盛況だね。
あの男誰だ?さあ…。
先生の知り合いみたいだね。
あっ。
「和ちゃん」でお願いします!和ちゃん。
フッ…。
あなたは本当に教育なんかに興味あるの?
(和臣)もちろんです。
富田先生を師と仰ぎ教育学部に転部した暁には女子高の教師になりたいと考えております。
そう…はい!
(和臣)あっ!ありがとうございます!
(令子)ありがとう。
ありがとう。
次の方どうぞ!はい。
(令子)はい。
えっと…あなたお名前は?匿名でお願いします!
(令子)はい。
フッ…。
(俊喜)はぁ〜プレミアプレミア…いくらで売れるかな〜。
和臣君たち何やってんの?あいつら…。
ん?どうしたの?こんにちは。
お預かりいたします。
はいどうもありがとうございました!あの…。
あ…ありがとうございました。
次の方どうぞ!
(花子)だぁっ!離して!やめろって!
(悲鳴)いやっ!
(川崎)なんとかしろ!離せ〜!
(悲鳴)
(花子)死ね〜!死ね死ね〜!誠に申し訳ありませんでした!つきましては改めて握手会をさせていただきますので今日の件についてはどうか公言しないよう何卒よろしくお願い致します!
(川崎)そうだよ!だから局長呼べ!至急だよ至急!報道規制かけろって言ってんだろ。
あんたこの間の講演会にもいたな。
なんでこんなことしたんだよ。
黙っててもどうせすぐバレると思うけどね。
だってあの女があまりにも嘘ばっかり言うから…。
理由はなんだよ?理想の子どもに育てたいなら親がある程度子どもの進路を決めるのは当然だって言うんです。
だから知り合いに頼んで息子の働き口を世話したのに余計なことするなって言い出して…。
私が何か言うとすぐキレるようになったんです。
「自分がこんな風になったのは私のせいだ」って。
「頼むから死んでくれ」って!それで手首を切ったのか。
息子さんいくつ?32です!は?大人かよ…。
ダメな息子ほど可愛いって言うもんね…。
富田先生に脅迫状を送ったのはあんたか?え?目の前で自殺してやるって書いただろ。
ハァ?書いてませんけど?あれ送ってないの?脅迫状なんて知りませんよ。
これ見覚えない?
(花子)ありません。
なんで私が富田令子のせいで死ななきゃなんないんですか!?
(泣き声)…だってさ。
(パトカーのサイレン)今日は本当に助かりました。
どうもありがとう。
いえ。
その後あの方どうなりました?警察に連行されました。
そう…。
ご家族は?私の講演に来てたってことはお子さんがいるっていうことよね?息子が1人。
やっぱり…。
って言っても30過ぎのいい大人でしたけど。
私の専門外だわ…。
先生は悪くないですよ。
ちょっといい迷惑ですよね。
でもこれで調査はふりだしってことよね?今後はボディーガードも含めて改めてよろしくお願いします。
お母さん!
(令子)ん?自殺予告の脅迫状が来なくなるまで活動ひかえたほうがいいんじゃないの?
(令子)それは無理よ。
仕事だって軌道に乗って来たのよ。
これから2人でメディアに出る事だって増えていくんだから。
私たちのこと快く思わない人もいると思うし。
リカ。
あなたはなんにも心配することないの。
私の言うとおりにしてれば全部うまくいくんだから。
でも!紹介しますね娘のリカです。
母がお世話になっています。
(令子)さあわかったでしょ。
だったらお部屋行ってなさい。
ごめんなさい…。
失礼します。
失礼ですけどご主人は?あ…あの子が5歳の時に交通事故で…。
そっか…ご苦労なさってるんですね。
それ以来片親ってことがあの子の負い目にならないように必死だったわ。
そんな先生に育てられたからあんなにしっかりとしたお子さんになったんですね。
親の責任って何だと思う?さあ…。
子どもが迷ったとき正しい道を指し示すことよ。
親が子どもの将来を決めた方が今どきの子どもはいい子に育つの。
はぁ…やっぱりダメかな。
何かご用ですか?ん…この犬かわいいなと思ってさ。
何ていうの?リキです。
何歳?もうすぐ15歳のおじいちゃん。
私が5歳の誕生日に父がプレゼントしてくれたんです。
そうなんだ…。
脅迫状の犯人見つけられるでしょうか?う〜んどうかな…。
リカさん心当たりない?先生の仕事仲間とか交友関係とか何でもいいから知ってることあれば教えてほしいんだけど。
そう言えばお母さん最近まで付き合ってた人がいたんです。
え?でも奥さんも子どももいる人だったみたいで。
不倫か…相手は?東都テレビのプロデューサーで川崎さんって言うんですけど。
今でもその人と会うことあるのかな?ええ。
こないだの握手会で花束持ってきたって。
ありがとうございましたどうもどうも…。
先生おめでとうあ〜あの男か…。
来週情報番組の取材でうちにも来るみたいです。
そうなんだ。
あ…私から聞いたって言わないで下さいね。
私何も知らないフリしてるから。
わかった。
お母さんのことよく見てるんだね。
私…プロ娘ですから。
プロ娘?芸能人と付き合う一般人の彼女のことをプロ彼女って言うでしょ?存在をひけらかさずいつかみんなに認めてもらえる日までじっと耐えるっていう…。
母を守ることが私の使命なんです。
どうか母の力になってあげて下さい。
ああ。
よかったねリキ。

(リカ)眠くなっちゃったかな…。
晴也君とリカちゃんってなかなかいい感じだったよね。
言っとくけど私だってプロ彼女の素質あるんだからね。
聞いてたのかよ。
晴也君いつもそうやって抜け駆けするんだよな〜。
ただ話してただけだよ。
晴也君ってああいう可憐で従順な子がタイプなんだ。
別に。
派手で詮索好きな子よりはマシだけど。
ちょっと!どういう意味!?
(令子)教育における親と子先生と生徒……についてご意見をお書き下さい。
よし。
お母さん!リカ。
どうしたの。
あのねお母さん…。
仕事を控えろっていう話ならさっきもう済んだはずよ。
違うの…。
あ〜そうだ来週の金曜日民事党の議員さんと会食があるの。
リカも一緒に来なさい。
え…来週の金曜は…。
いいわね?はい。
小さい頃に受けた感動や印象っていうのはとっても大きいんですね。
リカはどうだった?初めてピアノを弾けた時はとても嬉しかったことを覚えてますね。
その感動を親子一緒に共有することが…。
もういいだろ。
あとなストロー短いんだよお前ちゃんとしろ。
(ディレクター)あすいません。
(令子)はいどうもありがとうございます。
(ディレクター)はいOKです!ありがとうございます。
どうもありがとうございました。
あとで広報用のスチールだけ頂きます。
フルーツ撤収して。
いやよかったよ〜。
(司会者)ありがとうございます。
相手のさ言葉を引き出すにはやっぱりピカイチだね。
あいついかにもプロデューサーって感じだよな。
腹減ったわ。
うまっ。
(プロデューサー)君いい体してるね。
今度さうちの大食い選手権出てみない?新たなスター探してるんだよ。
ホントですか?詳しい話しようよ。
ちょっとこっちこっち…。
マジっすか?はいOK!お疲れさまでした!・ありがとうございました・ありがとうございました。
(川崎)リカちゃんありがとう。
令子さんちょっといい?なあ…俺とのこと考え直してくれた?その話は済んだはずよ。
握手会の襲撃事件俺が報道規制かけなかったら今頃どうなってたと思う?それは感謝してるわ。
だったら少しは君も態度を改めてもらわないと。
どうして…。
今朝局に届いた。
あ〜心配するな。
俺のとこでとめてある。
でもこれを上が見ればテレビ出演はパーだな。
他局にも情報が漏れてメディア出演は絶望的だ。
私を脅す気?まさか。
俺は令子と今まで通り仕事もプライベートもウィンウィンでやっていきたいんだよ。
ん…理想の親子か?さすが令子だな。
自分のキャリアのためだったら使えるものは全て利用する。
娘さえも。
利用してきたのはあなたの方でしょ?ホホ…つまり俺たちは共犯ってことだ。
今までもいやこれからも。
駆け出しだったお前を支えてきたのはこの俺じゃないか。
お前にはまだ俺が必要なはずだ。
やめてよ!頼む!もう一度考え直してくれないか。
俺にはお前がいないとダメなんだよ。
な…このままじゃ共倒れだって!プロデューサーってのはみんなああなのかね?今まで送られてきた自殺予告の脅迫状全部あのオッサンだったりして。
あ!ちょ…。
あ…。
(和臣)噂をすれば…。
いや違うって。
そんな事ないから!あのさ突然なんだけどさ今夜会えないかな?あ〜いや君だけでいいんだよ。
うん。
あの〜ちょっと相談事があってね…。
うん。
うん。
じゃあのちほど。
はぁ〜…チッ!もしかして先生…。
行くぞ。

(和臣)晴也君どうする?様子見るか…。
晴也君…。
やっぱ行くか。

(川崎)今令子に番組を降りられたら俺は終わりなんだ。
他の局よりうちを優先してくれるようリカちゃんの方からお母さんに説得してくれないかな。
このままだとプロデューサーをクビになっちまうんだよ。
そんなこと言われても私困ります!リカちゃんの為でもあるんだよ。
な?頼む。
(和臣)川崎どこだよ〜。
もう一回外見よう。
あ…。
リカちゃん…。

(何かが落ちる音)川崎さん!川崎さん!俊喜救急車!それから警察も!
(俊喜)OK!
(和臣)晴也君これって…。

(救急車のサイレン)
(和臣)晴也君…。
川崎さん意識不明の重体。
警察は事故か自殺の線で動いてるらしいよ。
そっか…。
リカちゃんと何があったんだろ。
(携帯の着信音)もしもし。
(令子)浅木君急いでうちに来て。
(激しいノック)
(令子)リカ!出てらっしゃい。
(激しいノック)リカ!出てきて!あの子…帰ってきてからずっと様子が変なの。
テレビ局から連絡があって川崎さんが転落したって話をした途端閉じこもってしまって。
(激しいノック)リカ!先生ちょっと。
え…。
実はリカさんと川崎さん直前に会っていたようなんです。
え!?やっぱり知らなかったんですね。
じゃあ川崎さんの事故にリカが関わってるってこと?それはまだ何とも…。
あと現場に例の自殺予告の脅迫状が落ちてました。
つまり送り主は川崎さんだったってこと?まさかあの人本気で自殺するつもりで…。
一体どういうこと?川崎さんの意識が戻らなければ真相は闇の中です。
マスコミに騒がれたらおしまいだわ。
今まで積み上げてきたものが一気に崩れ落ちてしまう。
はぁ…。
ああこの子ならよく覚えてますよ。
人より動物が好きだって言ってました。
そうなんですか。
動物の親はどんな子どもも無償で愛するけど人間の親は言うことを聞く子どもしか愛さないって。
いやもうそんなこと言うから驚いちゃってね。
彼女はここで何してたんですか。
入学希望者向けの見学会に参加してたんです。
あぁそういえば彼女忘れ物してましてね。
あ…お知り合いなら渡して頂いてもいいですか?
(携帯の着信音)もしもし。
あ晴也君?あのねさっき富田先生が大学に来て晴也君あてに預かったものがあるの。
預かったもの?これなんだけど。
お金?いくら入ってるの?100万。
う〜わ!川崎さんが自殺未遂してから例の脅迫状がこなくなったからって。
調査終了ってことか。
口止め料って言ってた。
富田先生芸能事務所に入ったんだって。
こんなときに?これどうする?
(和臣)いいじゃないの。
有り難く頂戴しようぜ。
(俊喜)だよな?この金は受け取れない。
えっ?えっ?リカさんまだ部屋に引きこもってんだろ。
そんなの何の解決したことにもならない。
この金は返す。
そう言うと思った。
どういう御用でしょうか?報酬なら約束の金額をお渡ししたはずですけど。
この金は受け取れません。
リカさんは?部屋にいますけど。
失礼します。
ちょっとちょっとあなた!ちょっと!なあいつまでそうやってるつもりだよ?川崎さんのこと自分のせいだと思ってるのか?
(令子)どうしてリカのせいなのよ!?何よこれ?これはリカさんの夢です。
君がリキとベランダにいた時このパンフが見えたんだ。
その学校にも行ってきたよ。
何度も見学に行ったんだってな。
受付の人がリカさんのことよく覚えてたよ。
動物の親はどんな子どもでも無償で愛するけど人間の親は言うことを聞く子どもしか愛さないって。
俺も親が思うような理想の息子には育たなかった。
だから君の気持ち何となくわかるよ。
君はお母さんの敷いたレールの上を走ることに嫌気がさしてしまった。
だからってあんな脅迫状を送るのはちょっと違うんじゃないかな。
何をバカなことを!ねえ帰って。
そんなことで自分の夢が叶うと思ったのか?そんなことでお母さんが本当の自分に気づいてくれると思ったのか?あなたさっきから何言ってるの!専門学校から君の落とし物預かってきたよ。
その中にあの講演会の時の花束の送り状があった。
(令子)これは…。
自殺予告の脅迫状全部君だったんだろ!
(リカ)やめて…。
あの夜川崎さんと何話したんだ?あの脅迫状は自分の仕業であるってこと川崎さんに告白したんじゃないのか?
(リカ)やめて。
リカ…嘘でしょ!?これ以上自分たちを利用するつもりなら脅迫状を世間に公表して理想の親子像をぶち壊してやるとでも脅したのか!?
(リカ)もうやめて!!リカ!リカ!
(リカ)川崎さんまだ意識戻ってないの?ああ。
(リカ)いっそのこと…死んじゃえばよかったのにね。
何てこと言うの!お母さんだって本当はそう思ってるんでしょ?不倫がバレたら自分のキャリアに響くもんね。
どうせなら私に命令すればよかったのに…殺してって!リカ…。
だって…だって私はお母さんの言いなりだから。
言いなりって…全部あなたのためじゃないの!あなたは私の言うことさえ聞いてれば幸せになれるの。
これまでだってそうだったでしょ!お母さん間違ったこと言ったことがある!?もう…もううんざりなの!!おい!いや!いって!うっ…。
晴也君大丈夫?リカさん!来ないで!来たら本当に死ぬから!本当はずっと苦しかったんだろ?いい子演じんのに飽き飽きしてたんだろ?だったら素直にそう言えばよかったじゃねぇか。
あの脅迫状は君からのSOSだったんだろ?ああでもしなきゃ気付いてくれないと思った。
でもあの人は最後まで本当の私を見ようとはしなかった!甘えてんじゃねえよ!君が理想の娘を演じ切ってたからお母さんはあんな風になっちまったんじゃねえのか?リカ!リカ…お願いだからお願いだからこっちに戻ってきて。
お母さんもっとあなたにふさわしい道探したげるから。
それがダメなんだっつうの!あんたが娘にしてきたことは全部押し付けなんだよ!押し付け?あんたが正しいと思ったことがリカさんにとって正しいとは限らねえんだよ!じゃあ子どもが間違った道に進もうっていうのをあなたやすやすと見過ごせって言うの!?間違ったっていいじゃねえか!その間違いを全力で受け止めてやるのが親ってもんじゃねえのか!もっともっと自分の娘信じてやれよ!リカ…。
いや…。
リカ…。
もうダメ…。
あっ!リカ…。
いや…。
リカ…。
もうダメ…。
あっ!うっ!リカ!うっ!リカ!リカちゃん!頑張って!リカリカ!リカ!命を粗末にするんじゃないの!お母さん…。
お母さん…。
(リカの泣き声)かして。
ありがとう。
あ痛っ!ごめん。
ごめんごめんごめん…。
あ〜おいしかった。
はい薫ちゃん。
(薫)は〜い。
ありがとう。
(和臣)俊喜ほらご飯粒。
(俊喜)うまい。
いやぁ本当人騒がせだよな川崎のオッサン。
カミさんからの電話にビビって足元滑らせて転落しただけなんだってさ。
(携帯の着信音)何はともあれ意識が戻ってよかったじゃないの。
(携帯の着信音)あもしもし楓花?うんお兄ちゃんだけど。
あのなもし習い事が多すぎるなら思い切ってお母さんに…。
えっ?好きでやってる?あそう。
ならいいんだけど。
これから塾?わかった。
じゃあまたな。
お呼びじゃなかったねお兄ちゃん。
(笑い)
(リカ)こんにちは。
(和臣)あっリカちゃん!皆さんこの度はご迷惑をおかけして本当にすみませんでした。
私大学卒業したら就職せずにトリマーの専門学校に行くことになったんです。
そのことを伝えたくて。
お母さん許してくれたんだ。
はい。
いっぱいケンカもしたけど私たちやっと本当の親子になれたような気がします。
よかったな。
晴也さんのおかげです。
ありがとう晴也さん。
俺は…別に…。
じゃあ私はこれで失礼します。
ばいば〜い。
(ドアの開く音)あ〜あ照れちゃって。
フン!あはは〜わかった!トリマーね。
オマリーみたいな助っ人外国人のことだろ!?トリマーっていうのは犬の美容師さんのことよ。
犬!?犬の助っ人外国…。
そういえば報酬の100万円貰いそびれちゃいましたね。
フッフッフ…薫ちゃん。
僕たちがそんな簡単に諦めると思うかね?ぐあ〜っ!
(司会者)おっと!大食い怪獣が追い上げてきた〜!ダメだ…。
あらここでペースダウン。
俊喜!頑張れ!大食いのプロになるんだろ!優勝したら100万だぞ!100万!うっ!苦しい…。
(和臣)情けないなお前は…頑張れよ!おかわり!おかわり!おかわり!さあ!こちらがただいまトップの3人娘でございま〜す!すごい!すごい勢い!100万円は私たちのものよ!晴也君待っててね!晴也君の未来のために私頑張るからね!
(3人)よっしゃ〜!ウーワォ!!嘘だろ…。
ぐわぁ…。
俊喜100万だぞ!いけ!いけいけ俊喜!負けんな!頑張れ!まだ食える!いけ俊喜〜!2015/12/10(木) 10:30〜11:30
読売テレビ1
木曜ドラマ「青春探偵ハルヤ」第8話★美人教育評論家へ突然の自殺予告[再][字]

主人公・浅木晴也(玉森裕太)は大学2年生。毎回、“大人の悪”に巻き込まれながら仲間と複雑な事件を解決する青春痛快ミステリー!

詳細情報
出演者
玉森裕太(Kis−My−Ft2)
新川優愛
高田翔(ジャニーズJr.)

柳ゆり菜
阿見201
池田沙絵美
小槙まこ
伊倉愛美
篠川桃音

宇梶剛士
高島礼子

【ゲスト】
いしのようこ
小林麗菜
デビット伊東
宮田早苗
岡田圭右(ますだおかだ)ほか
番組内容
【第8話】
カリスマ教育評論家の富田令子(いしのようこ)のもとに、「これ以上メディアに出るなら、お前の目の前で自殺してやる」という脅迫状が届く。浅木晴也(玉森裕太)や能見美羽(新川優愛)らは犯人探しに乗り出すが……
おしらせ
※2015年12月3日の再放送です。

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
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