くらし☆解説「子どものネットトラブル対策」 2015.12.10


生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは。
きょうはこちらのテーマです。
今子どもたちにとってもSNSやLINEなど、インターネットは欠かせないものになっています。
その利用は主にスマートフォンによって行われています。
多くの子どもたちの利用はまた多くのトラブルを生んでいるようです。
担当は中谷日出解説委員です。
子どもたちはどんなトラブルに遭っているんですか?無料通話アプリやSNSなどを通して見知らぬ人と会ってしまって脅迫されたり有害サイトにアクセスして膨大な架空請求をされてしまったり不正なアプリを使うことによって個人情報が漏えい表に出て行ってしまったりさらに過剰な利用いわゆるネットゲームとか無料通話アプリをたくさんやってしまって睡眠不足とか健康被害を起こしているなどなどたくさんトラブルが生まれているんです。
いろんなトラブルがあるわけですけれども、実際にどれぐらいの子どもが携帯電話スマートフォンを使っているんでしょうか。
スマートフォン、携帯電話の使用率、小学生でも自分のスマートフォン家族のスマートフォン携帯電話を足すとほぼみんながSNSを使用することが可能な状態なんです。
SNSを一日3時間以上ってかなりの時間ですよね利用する子どもたち小学生でも10%を超えています。
高校になると30%近くが3時間以上使っているということです。
目も悪くなります。
勉強時間もなくなりますし、親としてはいろいろ気になります。
学校や家庭で、こうやってスマートフォンを利用しましょうというルールはないんでしょうか。
家族などでルールを決めているかという質問をしました。
決めていない小学校でも半数しかいないんです。
こんなに小さな子に持たせていて決めていない人が多いんですね。
高校になるとほとんど自由ですね9割近くが決めていない。
これはちょっと問題ですね。
そこで東京都教育委員会は子どもたちが今の情報社会これからの情報社会生きていくための力をつけるための何かルールを決めたいということでこのようなSNS東京ルール結構いいネーミングだと思っています。
5つの項目です。
一日の利用時間、一日1時間とか終了時間9時以降は使わないとかしっかり決めることがまず大事です。
自宅で使わない日を作ろう僕も1週間に1回休肝日を設けているように子どもたちも使わない日を作ろうじゃないかと。
休スマホ日ですね。
必ずフィルタリングをつけて利用しましょう、フィルタリングというのは子どもたちが有害サイトに接しないように買ったときにフィルタリングをかけると子どもたちが有害サイトにいかないようにできるんです。
フィルタリングに関してはこんなデータがあります被害に遭った、トラブルに遭った子どもたちに聞きました。
フィルタリングを設定していますか?といったら設定している人は5%です。
設定していない人が9割5分、逆に言うと親にフィルタリングの知識があれば、このトラブルを回避できたということになるんです。
4番目、個人情報を載せないようにしよう。
自分の情報、友達の情報いろんな情報、名前や住所をややもするとき安易に載せてしまう子どもたちも結構いるわけです。
それは絶対にしないようにということです。
相手の気持ちを考えて読み返そうインターネット、メールの世界では返信するときは相手の気持ちになって送らないといろんなトラブルが起きますね。
それがSNS東京ルールの5項目です。
これを決めただけですか?これだけだとよくある基本的なルールですね。
SNS東京ルールの肝はさっきの5項目を踏まえて学校のルール家庭のルールを作っていこうということです。
先生の指導の下子どもたちが話し合って作るルール。
大切なことは直接会って話す大事なことですね。
LINEなどのグループを変えるときは今LINEなどでグループを外しといっていじめのきっかけになってしまっていることがあるのでグループを作るときは全員の了解を得て仲間外れが生まれないようにしましょうということを言っています。
子どもどうしがお互い話し合ってお互いルールを理解することが大事ですね。
家庭でも保護者と子どもがしっかり話し合って作るルール先生も保護者も子どもと同等まではいかなくても子どものやっていることを理解できるレベルまでになって子どもと話し合ってルールを作ることが東京SNSのルールの肝です。
家庭でも一日1時間以上使わないということです。
毎週水曜日はスマホの電源を切るネットで知り合った人とは絶対に会わない、これが大事です顔が見えない世界でのコミュニケーションですからややもすると同級生の友達みたいな人かもみたいな感じで幻想が見えてしまうことがあります。
そういうこともしっかりと保護者が伝えないといけません。
親からしたら当然のようなことが含まれていますが意外と子どもはしっかり教えてあげないと分からないことが多いですね。
ルールを作るうえでも保護者や先生がSNSの特性をしっかり知って作ることが大事です。
あえて子どもたちが話し合って作るということがすごく重要だということは分かります。
主体性を高めるためにです。
でも私はこと、小学校においてはこういうことも必要かなと。
あえて私の思いを言わせてください。
SNS中谷さんルールですね。
特性をよく知った先生がルールを作って子どもが守る宣言をしましょうということです。
先生がルールを作るということが違いますね。
いわゆる社会のルールをよく知っている先生が作ることによってより精度の高いルールができるんじゃないかなと、僕の思いです。
特に低学年の場合はまだ分からないから子どもどうしが話し合ってもなんとなくもやもやとした感じで決めてしまう感じがあるんじゃないかなと思います。
家庭でも保護者の皆さんにも頑張っていただいて、特性を学んで子どもとしっかり話し合って合意形成をしてルールを作るそういうことがものすごく大事な時代なんじゃないかな。
子どもたちに話し合ってルールを決めるというより大人がピシッと決めてそれを守らせましょうということですね。
特に小学校低学年の場合はそれが大事かなと思います。
社会のルールのもとにSNSのルールが僕はあると思います。
ですからこういうことが大事かなと思います。
ペアレンタルコントロールということばがあります。
今の時代これがすごく重要です。
保護者によるインターネットの利用の管理・指導非常に大事な時代なんです。
ルールを子どもたちに守らせるには保護者、先生も、学ばなくてはいけないということにつながります。
子どもとしっかりルールについて話し合うことが重要だと思います。
中谷日出解説委員でした。
2015/12/10(木) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「子どものネットトラブル対策」[字]

NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

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【出演】NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

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