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インドネシア初の地下鉄 日本の技術で建設進む
12月10日 22時13分

日本の技術と円借款で建設が進められている、インドネシアで初めてとなる地下鉄のトンネル工事の様子がメディアに公開され、日本としては高い技術力をアピールし、さらなる受注につなげたい考えです。
インドネシアで初めてとなる首都ジャカルタの地下鉄は、総工費が1400億円余りで、日本の円借款を利用して日本と地元の建設会社による共同企業体がおととしから建設を進めています。
工事ではジャカルタの中心部と南部を結ぶ全長15キロ余りの路線を整備する計画で、10日、およそ6キロにわたってトンネルを掘削する様子がメディアに公開されました。
今回は円筒型の掘削機で地中を掘り進めながら、掘削機の内部でトンネルの壁を組み立てる「シールド工法」が採用されており、地盤の崩落を防ぐためには、掘削機の先端部分の圧力を微妙に調整する高い技術が求められるとあって、日本人の技術者がモニターを見ながら慎重に作業を行っていました。
ジャカルタでは、経済成長に伴って交通渋滞が深刻さを増すなか、その解消には地下鉄が切り札になると期待されていて、建設に当たっている共同企業体は2018年の完成を目指しています。
インドネシアのインフラ整備を巡っては、中国が高速鉄道を受注するなど力を入れていて、日本としても地下鉄の建設を通じて高い技術力をアピールすることで、さらなる受注につなげたい考えです。

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