銀魂「忍の里」 2015.12.09


本能寺の変。
明智光秀の謀反により織田信長は炎に消えた。
のちの神君徳川家康公は畿内にて孤立化し人生最大の窮地に陥ったという。
しかしそんな家康公に加勢し三河まで護りぬいたのが我が伊賀忍。
世にいう神君伊賀越えじゃ。
その功により伊賀忍は家康公に召し抱えられ今も御庭番衆として将軍家をお護りしとるわけじゃ。
全蔵!廊下に立っとれ!
(さっちゃん)先生バカとっくに立ってます。
(全蔵)ったく聞き飽きたぜ。
忠義だなんだ講義は侍どもに任せて俺たちは「ジャンプ」読んで技だけ磨いてりゃいい。
その技も甘いわ!全蔵!貴様の頭は廊下では冷えんようじゃ!三途の川で立っとれ!おもしれえ。
やっぱ忍者は講義より実技だぜ!先生このくだりも飽きました。
(さっちゃん)皮肉なものね。
かつて将軍を護り東へ向かった忍たちが今度は江戸を追われた将軍を護り西へ逆戻りだなんて…。
(薫)将軍ならまだいいわよ。
私たちが護ってるのあれよ。
(銀時)おい〜!何モタモタしてんだ!この店の団子全部持ってこいって言ってんだ!
(新八)将軍を怒らせるでない。
(神楽)あんまりナメてっと全員まとめて打ち首にすっぞ下僕ども!ったく人の上に立つってのも大変だなおい。
おいお茶!こんな使えねえ家来に時給360円も払ってよ。
《土方:もうちょっともらってるわ!》フ〜イライラが止まんねえよ。
参勤交代制でイライラが押し寄せてくるよ。
こんだけ将軍丸出しでねり歩いてんのに一向に敵は罠にかからねえしよ。
《土方:こんな将軍どこの世界にいんだよ!》マジ敵暗殺する気あんの?やる気ないなら余帰っちゃうよ?
(銀時たち)さっさと出てこい暗殺者!将軍はここにいんぞ!いつでもかかってこいや!
(土方)ちょっとやめて!作戦台なしだから!落ちたものよね御庭番衆も。
いや私たちだけじゃないか。
茂茂様は京に逃げ延びたとしてもここまで勢力を失いながら復権なんて望めるのかしら?この道の先に未来はあるのかしら?全蔵もそれを考えて来なかったんじゃない?よく言ってたでしょ?伊賀者はしょせんカネで飼われ主人をコロコロかえてた頃と変わっちゃいないって。
御庭番とてその技を将軍が高く買ってくれただけで主君への忠義なんてもともと持ち合わせちゃいない生き物なんだって。
あいつは…違うわよ。
忠義の心なんて確かに持っちゃいないけどあいつはたぶん…。
猿飛!あっ。
茂茂:御庭番衆の務めは将軍を護ることではない。
将軍の務めを護ることだ。
そして将軍の務めとはその身を賭して民と国を護ることだ。
いつか余が将軍になるときがきたら一緒に戦えるといいな。
(茂茂)この国がために
(舞蔵)あっあぁ…。
うぅしし…。
しげし様…。
(全蔵)わりいな。
あんたが将軍じゃこの国は護れねえよ。
その命をもって将軍の務めを果たしな。
俺は俺の務めを果たす。
ぜ…全蔵。
しっかりここで見たことその目に焼き付けて後世に伝えな。
俺が将軍暗殺の下手人天下の大罪人服部全蔵だ。
その咎未来永劫背負う覚悟はできている。
やれやれ趣味じゃないねえ。
荒い仕事しやがって。
バカなこれは…。
どこから現れた?レーダーには何も映っていなかったはず。
護衛艦はどうした?応答ありません。
やつらいったい何者だ!?グッここれはいったい…。
(警報アラーム)後方の護衛艦が突然発砲を。
いや前方にも謎の艦隊が!まさか裏切り!?バカな。
この作戦は選りすぐりの忠臣しか参加していないは…。
おっお前は…。
ほんとに?ああ。
斥候2人に見回り3人。
いずれも背後から一撃だ。
(薫)御庭番の索敵を逃れて?
(さっちゃん)裏切り者でもいるというの?その可能性が高い。
とにかくこのまま西へ進むのは危険だ。
一度部隊を集め全員の身を改めるべきだ。
(さっちゃん)そんな面倒なことしなくてもここに裏切り者なんていないわよ。
いるのは…。
(2人)えっ?顔を隠して殺気は隠せていないニセモノだけ。
やれやれ。
ようやく罠にかかったと言うべきか。
こちらがかかったと言うべきか。
(さっちゃん)化かし合い。
こっちは将軍に化けた影を用意してたけど向こうは仲間に化けた影を潜り込ませてたみたい。
つまり…敵も忍を使ってる。
(神威)やってるやってる。
すごいね忍ってやつらは。
数人潜り込ませただけで蹂躙し放題。
まるで毛じらみだな。
(阿伏兎)何その例え。
(神威)侍以外にもあんなつええやつらがいたなんてオラワクワクすっぞ!
(阿伏兎)ワクワクしないで仲間だからね。
わかってるさ。
今回はシンスケと勝負してんだ。
誰が本物の将軍の首をとるかってさ。
出る幕もねえさ見ろあのガキ。
たしか将軍とやらの妹だったか?あんなビップにもう護衛一人ついてねえ。
本丸もまもなくジエンドさ。
(沖田)姫様見てくだせえ。
あれがホルモンあれがレバーあれが…。
(そよ姫)キャー!やめてください!
(沖田)さて次はハツかミノか。
てや〜!やれやれ土方さんの勘が当たっちまった。
えらいところに潜り込まされたもんだぜ。
光栄だね。
こんな芋侍が本丸を護る最後の忠臣を演じられるなんざ。
敵の首も主の首もこの剣1つで自在ってわけだ。
姫様そんな顔で見ないでくだせえよ。
一応俺仲間ですから。
(敵兵たち)わ〜!あごめん。
傘開いたら飛べると思ったけどやっぱ無理だった。
おいどこのチンピラシータだてめえ。
そんな顔で見ないでよ。
あんたの仲間さ。
(ため息)忍を使い内部から崩したのは見事。
だが貴様らは大きな過ちを犯した!
(高杉)だろうな。
まるで豆腐を切るようだ。
どうやら俺たちゃハズレを引いちまったらしい。
き貴様らには将軍の首は取れんぞ。
(高杉)そんなもんハナから興味はねえよ。
俺たちが狙っていたのは首じゃねえ。
てめえら将軍の手足だよ。
た…高杉。
まさか貴様ら…。
(高杉)ここだけじゃねえ。
各地に散った将軍勢力をすべて。
バカな…。
なぜそんな巨大な兵力が…。
誰だ?貴様らの黒幕はどこにいる!?これからお前が行くところにさ。
よし掃除完了。
これで心置きなく殺り合えるってもんだ。
そっちも早くそれ片づけてよ。
邪魔者がいたんじゃあんたも暴れられないだろ?おい能天気に四六時中傘さしてるやつは宇宙共通イカれてんのかい?あんたも同じだろ?同じバカの目はごまかせないってね。
本当は将軍の首なんてどうでもいいんだろ?血の匂いを嗅ぎつけここにたかってきた人殺しの…目だ。
安心しなよ。
悪党しか斬れないってんなら…。
俺はとびきりの悪党だよ。
なら…当ててみな。
次はここに…。
今度はよ〜く狙え。
外せばてめえのどてっ腹に穴が開くぜ。
宇宙の悪党さんとやら。
地球のおまわりなめんな。
〜《あれは…死体の…》
(そよ姫)沖田さん!沖田さん!姫様!じいや!ご無事でしたか?早くお逃げください!待って沖田さんが爆発に巻き込まれて…。
それに兄上様がまだ。
兄上様はどこにいるの?ご無事なのよね?大丈夫なのよね?なんで何も…。
姫様…。
(沖田)モタモタしてねえでさっさと連れていってもらえる?
(舞蔵)お沖田殿!早く行け。
一人でも手にあまる化け物が10人。
何分時間が稼げるかわからねえぜ。
(阿伏兎)お〜い団長。
だから勝手な真似はやめろっつったろ。
もろい船だな。
せっかくいいところだったのに。
ああいいところだった。
あとちょっとずれてたらはた迷惑なすっとこどっこいともお別れだったんだが。
ちょっと待ってよすぐ片づく。
待たねえ。
こんな船と心中はごめんだ。
それにもう…片づいたさ。
(全蔵)そのへんにしときな。
もう十分だろ。
首なら…。
将軍の首ならここにあるぜ。
〜銀ちゃんこいつら。
さっちゃんさん!斥候部隊がみんなやられてる。
あの技間違いない。
伊賀衆よ。
伊賀衆!?
(さっちゃん)私たち御庭番衆を生んだ源流忍の里の者たち。
じゃあ同胞がこんなことを!?
(さっちゃん)御庭番は家康公に召し抱えられたいわば伊賀流の分派。
でも伊賀に残った彼らに将軍家への忠誠心などないわ。
利益のみを追求し動く傭兵集団よ。
そんな彼らが今度は将軍の首を狩るために動き出した。
いやこれはまるで…。
忍の里そのものが将軍の敵にまわってしまったかのよう。
《さっちゃん:これほどの数をいったい誰が動かしている?そんな真似ができるのは伊賀を仕切る三大上忍…》《さっちゃん:藤林家頭首藤林凱門。
百地家頭首百地乱破。
そして…。
服部家頭首服部全蔵しかいない》
(全蔵)しめえだ。
お前たちの主君はもう死んだ。
お前たちの護るべきものはもうない。
あれは?さすがに仕事が早いねぇ。
服部全蔵。
将軍暗殺計画の要。
伊賀衆を束ねる頭目の1人だ。
こんな烏合の衆率いた覚えはねえよ。
俺一人で済んだ話を派手にやらかしたもんだな。
ヘッたいした自信だな。
ああ…。
検分してくれてかまわねえ。
間違いなく徳川茂茂の首だ。
本当に元主君を殺れたんだろうな。
民と国を護る。
そう言ったのはやつさ。
首一つで無駄なケンカが止められるなら本望だろう。
(沖田)無駄なケンカ?戦いもしねえで何一つ護れなかったやつがぬかすじゃねえか。
全部隊に伝えな。
バカ騒ぎはしめえだ。
それから…。
仕事はスマートにこなすもんだってな。
待ちやがれ!
(阿伏兎)そろそろか…ゆくぞ。
やつは?
(阿伏兎)捨ておけ。
もう戦う理由さえなくした連中だ。
おい…団長?やれやれ…あっちのバカもこっちのバカもまだ殺る気満々の面だ。
地球には弔い合戦ってもんがあること覚えときな悪党。
ああ覚えとくよ…。
おまわりさん。
(さっちゃん)まさかあなたたちがついていたなんて…。
いったい何を企んでいるの。
(百地)忍は黙して任務をこなすもの。
言えるのは将軍を差し出さねばこの童らが死ぬ。
それだけぞよ。
(藤林)百地はっきり申してやればよい。
貴様らがいては立身の邪魔になると。
(百地)藤林黙るぞよ。
やはり知らぬか。
忍の故郷が今どうなっているか。
半年前伊賀の空に砲弾の雨が降った。
里を襲ったのは傘を携えた異装の集団。
従わねば里を焼き払う。
しかし将軍の暗殺に手を貸せば新政府樹立後新しき御庭番衆として雇用すると取り引きをもちかけられた。
そんな安い甘言に乗せられて!?かつての貴様らと同じではないか。
先の伊賀越えでは遅れをとったが今度は我らの番というわけだ。
もう遅かったようじゃ。
服部の小僧が将軍の首をとった。
残念だったの藤林。
またしても服部家に手柄を…。
いや手柄ならまだあるさ。
者ども!こやつらにもう用はない!一兵でも多く討ちとり手柄をあ…。
なっ!?せっかくの指示悪いんだが俺たちゃてめえの命令をきく義理はねえよ。
トシ〜!
(土方)誰がトシだ。
うわっ!
(近藤)違いねえ俺たちをアゴで使えるのは天下で一人だけだ。
き貴様らいつの間に!
(藤林)何をしている!早くやれ!百地貴様も…。
悪いのわしも敵と内通した裏切り者の命令をきく義理はないぞよ。
百地!まさか貴様…。
(百地)頼みごとならすでに請けておったな。
ここはどうぞよこの場にいるいちばん身分の高い者にしきってもらうというのは。
ババカな!まさかき貴様…。
(茂茂)将軍の名の下に命令をくだす。
賊を討て。
しょ将軍かよ〜!
(MC小太郎)ますます盛り上がりを見せる2回戦。
次なる第4試合に登場するのは!2015/12/09(水) 18:00〜18:30
テレビ大阪1
銀魂「忍の里」[字]

『将軍暗殺篇』の第二章です。
つぎつぎに事件が起き、激しさが増していきます。どうぞお見逃しなく。

詳細情報
あらすじ
第36話
「忍の里」
海路を進む一行は宇宙海賊・春雨の待ち伏せを受け、鬼兵隊と夜兎を中心とした部隊を相手に壊滅寸前となった。
危機的な状況を打ち破ったのは、土方の指示を受けてひとり真選組を離れていた沖田。そしてその前には、春雨・第7師団長の神威が立ち塞がる…。
声の出演1
 坂田銀時:杉田智和
 志村新八:阪口大助
 神楽:釘宮理恵
声の出演2
 沖田総悟:鈴村健一
 神威:日野聡 ほか
音楽
【オープニングテーマ】
「Beautiful Days」
 唄:OKAMOTO’S

【エンディングテーマ】
「グロリアスデイズ」
 唄:THREE LIGHTS DOWN KINGS
スタッフ
【原作】空知英秋
(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)

【監修】藤田陽一
【監督】宮脇千鶴
【キャラクターデザイン】竹内進二
【脚本】松原秀
【演出】伊藤達文
製作
 テレビ東京
 電通
 BN Pictures

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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