「韓国側が産廃投棄区域設定」首相に訴え
超党派の国会議員でつくる「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(会長・新藤義孝前総務相)のメンバーが10日、首相官邸で安倍晋三首相と面会した。議連が、日本が主張する排他的経済水域(EEZ)境界線内に韓国が一方的に「産業廃棄物投棄区域」を設定していると指摘し、韓国側に撤廃させるよう要請したのに対し、首相は「即刻対処をする」と応じたという。面会後、新藤氏が記者団に明らかにした。
同議連が3日、海上保安庁海洋情報部を視察した際、韓国側が作製した海図で、島根県竹島周辺の日本のEEZ内に「産業廃棄物投棄区域」が設定されていたことがわかった。議連は、外交ルートを通じて韓国に抗議し、区域の撤廃を求めるとしている。菅義偉官房長官も10日の記者会見で「政府としてもしっかり受け止めて対応していく」と述べた。【前田洋平】